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実習中の看護学生さん必見!!適切な報告のタイミングとは?タイミングを間違えると怒られてしまう!?

皆様、こんにちは。

今回は看護学生さんに向けた記事です。実習担当ナースや学生さんの報告担当のナースが怖い人だったら憂鬱な気分になりますよね。

報告に行く際、足取りが重くなりませんか?(笑)

私自身も学生時代に、怖い実習担当ナースあるいは怖い報告担当ナースに当たった際、報告に行くのがとても億劫でした。最悪の場合、話しかけるタイミングが悪いとイライラとした態度を向けられることもあります。

実習先で看護師に話しかけるタイミングに迷うことはありませんか?(特に威圧的で怖い看護師に対して)かつては私も迷うことがありました。話しかけるタイミングを間違えると叱責を受けるケースもあります。今回は実習先で看護師に話しかける適切なタイミングについてお伝えしたいと思います。


①こんなタイミングで話しかけると怒られてしまう!?あなたは大丈夫?

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以下事例。

かつて私が勤務していた病院に看護学生さんが実習に来た際の出来事です。私のチームの患者様を受け持つことになった看護学生さんたち。1日の行動計画を私に報告しようと声をかけてくれました。

その時はちょうどタイミングが悪く、私は患者様の点滴や内服薬を後輩とダブルチェックしていました。私は「まだあまり実習に慣れていないのかな?」と思っていると、実習指導担当ナースが怖い顔をしながらこちらに詰め寄り、「状況見ようか?今何してはるの?今話しかけるときか?」と学生さんたちに厳しく指導しました。

そして、その実習指導担当ナースは「ダブルチェックの最中にごめんね~。」と怖かった表情から一変し、私たちに笑顔で声をかけてきました。私は心の中で恐怖を感じながら「あちゃ~!学生さんたち、やってしまったな…。」と思いました。


②上記事例で、何故学生さんたちが厳しい指導を受けたのか考察してみよう!

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看護師はいつも忙しそうにしているため、どのタイミングで報告しに行けばよいのか迷いますよね。上記に挙げた事例においても、きっと学生さんたちは迷っていたのだと思います。

そこで、一つ念頭に置いておくべきことは以下の通りです。

病棟看護師は複数の患者様を受け持っています。複数の患者様の様々なケアや医療処置、またそれらの準備やICの同席などの多岐に渡る業務をこなさなければいけません。その中で学生さんたちの報告を聞く時間というのは優先順位としてはかなり低いです。

上記事例において、実習指導担当ナースが厳しく指導した理由は薬のダブルチェックがとても重要な業務だからです。薬の確認はとても大事です。薬関係で間違いが起こると非常に怖いです。(投与方法や投与量、正しい患者様に投与できているのかなど)当然ながら、間違いが起こると患者様に不利益が生じます。大事な薬のチェックを中断させたことによりインシデントまたはアクシデントに繋がる可能性があります。インシデントやアクシデントが起こる原因として「途中で作業を中断してしまう要因があった」ということが挙げられる場合が多々あるので、上記事例のように薬のダブルチェックの際に看護師に話しかけるのはNGです。


③どのタイミングで報告するのが適切なのか

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原則として、ベストなタイミングは看護師がパソコンに向き合っている時ではないでしょうか。パソコンを操作している時は情報の確認、入力操作、記録などを行っている場合が多いです。このようなタイミングであれば比較的、耳を傾けやすい状況です。もっと厳密に言うと、看護師が手を止めている時が一番良いのですが、なかなか手を止めている場面は見かけないと思います。上記のタイミングで話しかけると怒られることはほぼないと思います。


④まとめ

看護師に話しかけるタイミングは難しいですが、報告は大事なことなのでしっかりと行いましょう。実習において報告は最も苦痛な時間かもしれませんが、臨床に出てからも大切なことですので、学生のうちから報告実施のタイミングや相手に伝わりやすい報告の仕方を覚えておく方が良いでしょう。

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