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病棟での人間関係が辛くて辞めたくなったら転職もいいけど、こんな方法もあります!!

看護師の皆様、心と体は元気でしょうか。看護の世界はとても独特ですから、人間関係に疲れている方(特に周りにたくさん気を遣っている新人看護師さんたち!)がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

以前私が所属していた部署の副師長は看護師が退職する理由No.1が人間関係であると話していました。実際に回りのスタッフから辞めたいという話を聞いた際に理由を尋ねると、人間関係に疲れたという回答が最も多いです。

今回は様々な事情で病院を辞めたくてもやめられない方や転職まではちょっとなぁという方に向けた記事を書いてみました。


職場の人間関係を改善する方法(少しでも働きやすい環境を作る方法)とは……?

①病院側の本心

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どの病院においても看護師は慢性的に人手不足であると言われています。そのため、病院側としては少しでも人材を確保しておきたいです。スタッフが離職の申し出をした際、病院側の努力で食い止められるような離職であれば、最大限の努力に努めるでしょう。また、病院側としては特に新人看護師の離職は避けたいと考えています。皆様もご存じの通り、新人看護師が3年以内に離職してしまうということは病院側にとって不利に働きます。病院側は新人看護師(大抵3年目まで)の離職率を集計し、就職説明会などでそのデータを提示します。過去数年間を遡って、離職率がゼロであれば、その事実が病院の強みの一つであるということになります。誰も離職率の高い病院なんて行きたくありませんよね。離職率というものは求職者側においてとても重要視されます。病院側もそこをよく理解しているため、離職率を上げないよう最大限の努力に努めています。

実際に、離職率ゼロの病院はすごく努力されています。私がかつて勤めていた病院も数年前までは離職率ゼロと就職説明会でデータを提示していました。(私がその病院に就職を決めた要因の一つも離職率ゼロであったからです!)

以下で私がこれまで見てきた(経験してきた)離職率ゼロの裏側をお伝えしていきます。そこに人間関係を改善するヒントが隠されています。


②まずは人間関係に悩んだら師長に相談しましょう!

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見出しに「まずは人間関係に悩んだら師長に相談しましょう!」と記載しましたが、相談しづらい師長であれば話は別です(笑)

例えば、嫌なことを言ってくる・やってくる先輩がいたとしましょう。その場合、具体的に先輩からどのようなことをされているのか、それにより今自分がどのような気持ちになっているのかをしっかりと伝えることが大切です。特に重要なのは、悩ましい人間関係の影響により、今自分が離職したいと考える程に追い詰められているという事実を伝えることです。師長はその相談を受け、悩みの種である人間関係を改善すれば離職を食い止められると考えるはずです。


③実際に私が退職したいと考えた際にとった行動と結果+@Yuiの同期看護師の体験談

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以下は私が看護師1年目の頃の話です。怖い先輩に夜勤の間、ずっと罵倒され、病棟で大泣きしながら「もう月曜日から来ーへんもん!」とプリセプターに泣きついたことがあります(笑)見るに見かねたプリセプターが師長に相談し、しばらくはその先輩と夜勤で同じ勤務にならないようにシフトを考慮してくれました。また私の同期の看護師も先輩との人間関係に悩まされており、(彼女の場合はほぼイジメに近い状態で、周囲のスタッフも引いているレベルだった)私のアドバイスのもと、涙ながらに師長に相談しました。日々先輩から浴びせられる罵声に私の同期の看護師は心が病んでいました。「もう無理です。病院に足が向きません。」と出勤が困難な状況であることを伝えました。すると、その先輩は新しい年になると病院の付属の施設への異動が決まりました。実際にその先輩は評判が悪い方で、様々なスタッフからクレームがあったということも手伝っての結果だったとは思いますが。

このようにスタッフを一人でも辞めさせないよう、人員配置の考慮やシフトの変更などにより、それぞれの人間関係の悩みに配慮してくれるケースが多いです。ですので、まずは一度師長に相談してみることをオススメします。(新人さんの場合は先にプリセプターに相談しても良いです。)


④今回の記事を通して私が皆様に一番伝えたいこと

今回私が皆様に一番お伝えしたいことは「辛いことは我慢せずに吐き出した方が良い」ということです。声にしないとわからないこともあります。あなたの苦しみを声にすることで、手を差し伸べてくれる人がきっといるはずです。もしも手を差し伸べてくれる人が誰一人としていないというのならば、転職も考慮した方がよいかもしれません。


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