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採用のことを悩む日が来るなんて。

みなさまこんばんは!

突然ですが、結のはじまりは初めて、「正社員」さんを募集することになりました。このご時世に、人を雇う体力あるんかい!?とツッコミが入って当然のこととは思うのですが、いくつかの幸運と、周囲の方々のご支援のおかげで、今年の5月までに1名、そして遅くとも年内にもう1名を採用することになりそうです。まだ、正式には決定していないのですが、たぶんそんな感じになります。経緯は追って詳しくご説明させてください。

移住促進の意味合いもあり、福島県内からではなくて、首都圏からの募集になりそうで・・・。わざわざこの町に、正社員として働きに来てくださる方を募集するために、いったい何から考えたらいいんだろう?

今日は、この数日の「地域世帯kitchen」のお話からは大きく脱線しますが、「採用」についての悩みを吐露させていただければと思います。

なんで悩むかというと

「これからの採用のことを考えたいんだけどさ、」と千乃ちゃんに相談したところ、「かおりさんはこれから長期的に会社をどうしたいんですか?そこから考えないと。」と、ものすごく真っ当な返答が。

「た、たしかに・・・!」

新しい事業が始まる。だから人が必要。そんな短絡的なことしか考えていなかったので、千乃ちゃんから言われて初めて、自分視点でしか採用のことを考えていなかったことを反省しました。

また、こうも言われました。「かおりさんは、良い意味で頑固ですよね( 笑)。それに、"諦めたくない"って言葉をよく使ってるなと思います。かおりさんがこだわりたくて諦めたくない仕事を、全部これまでのようにやってたら、これからやろうとしている事業を人に任せることってできるんですかね?」

「た、たしかに・・・!!汗」

千乃ちゃんの言う通りです!自分がこだわりたいものを、ぜんぶ自分の拳の中でギュッと掴んで離さないのが私です。でもだとしたら、そんな私と一緒に働く未来の正社員さんは楽しいだろうか?いや、さぞやり辛いだろう!

会社のための従業員か。従業員のための会社か。

頑固さに定評のある私ですから(汗)、心の奥底では、したたかにこうも思っているんです。

「自分のやりたいことをやるために会社をやっているのに、従業員のために変わらなきゃいけないんだろうか?」

嫌なヤツ!!本当に自分で嫌になりますけど、これが本音なんです。取り繕っていてもしょうがないので、まずはこの本音を自分で認めるところから、悩み始めることにしました。

その人と何を共有するか。

人を採用することになったのは、現在計画中の「食堂つき下宿」というプロジェクトの、食堂部門を担う人と、下宿部門を担う人が必要だからなんです。このプロジェクトには、当然ながら私の楢葉への想いがギュギュギュッと詰まってるわけで、それを同じように大切に想ってくれる人が、この世に居るのだろうか?

また、結のはじまりの経営目的は、

「"結"の現代的あり方」の研究と実現

です。事業を通じて、研究し続けたいんだと思うんです。「"結"の現代的あり方」ってどんなものだろうかと。上記の「食堂付き下宿」も、「地域世帯kitchen」も、飲食店としての「結のはじまり」も、シェアハウスも、もしかしたら私にとっては"研究所"なのかもしれません。これらを同じように研究したいと想ってくれる人が、この世に居るのだろうか?

ギュッと掴んでいる拳を、少し緩めて開いてみる。そう考えてみると、わたしが最初に悩むべきは、

未来の正社員さんと何を共有するのか?

ということなのかな、と思えてきました。

今までずっと一緒に働いてくれている、市川さんは、私と何を共有してくれているのだろう。わざわざ東京から楢葉まで来てインターンになってくれた千乃ちゃんは、私と何を共有してくれているのだろう。二人と話すことで、見つけられそうな気がしてきました。

答えのない文章になってしまいましたが、今日はこの辺で。また考えが深まったら、聞いてください。



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