続:フリーランスという働き方を選んだ理由
前回は私の思いという観点からフリーランスを選んだお話をしました。
今回は制度的な観点から会社員とフリーランスを比較して考えたことや、どのように仕事を得ていこうと考えているかについて書いていきます。
社会保険制度で比較した
社会保険って会社員だと給与から天引きされるのであまり意識しないですよね。労務をしていた私でも存在が当たり前になりすぎていました。
今回お金周りのことを勉強するにあたって下記の本で勉強しました。分かりやすく漫画で説明されているのでオススメです。
社会保険とは、病気や出産、失業、老後などに対して備える公的な保険です。まず会社員だったら手続きは会社がしますがフリーランスだったら自分で手続きをしなければならないのでめんどくさいです。さらに、今までは会社が保険料を半分負担してくれていたけど今後は全額負担。あいたたた。
本記事では私が注目した制度だけをピックアップしますので参考程度に読んでいただければ幸いです。
◆健康保険
会社員の場合は各企業が所属している健康保険組合の健康保険に加入しますが、フリーランスは国民健康保険に加入することになります。調べてみると国民健康保険は健康保険よりサポートが少ないんですよね…。ここが一番の悩みポイントでした。
・出産手当金がない
これから子どもが欲しいというタイミングなので出産・育児周りのお金はシビアです。健康保険であれば出産で働けない期間、給料の2/3が支給されますがフリーランスは働かないと収入0です。出産直後は交通事故にあった並にボロボロになると聞いたので働くのはほぼ不可能でしょう。出産育児一時金(40万4千円/1人)のみの支給です。
・健康診断は自腹
健康診断の費用は会社が出してくれていたので金額は気にしていなかったのですが、今まで通りのプランで検査しようとすると1万円弱かかります。年1回でも地味に痛い出費です。もちろん予約は自分でしなければならないです。あとインフルエンザ予防接種の補助券も貰えません。
※健康保険の任意継続
脱サラの場合は条件をクリアした場合に今加入している健康保険に最長2年は継続して加入することができます。場合によっては国民健康保険よりも任意継続の方が保険料が安くなる場合もあるみたいですが、めんどくさくて手続しませんでした…。
◆労働保険
労働保険は雇用保険と労災保険があります。フリーランスは雇用されるのではないので労働保険がないです。普段から恩恵がある保険ではないのですが、いざとなった時にあったら助かるなという保険です。
・育児休業給付金がない
育児休業中に給料の50~67%手当てがあるのは大きいですね。そもそもフリーランスには育児休業という概念すらない。保育園入るまでに子育てしながらお仕事って出来るのでしょうか?不安です。
・失業給付金がもらえない
開業すると失業保険がもらえません。次を決めずに退職した方は失業保険の手続きをしながら次のお仕事を探しますが、フリーランスはお仕事は自分次第なので頑張るしかないです。不安です。
・お仕事中事故しても給付金がもらえない
会社員だと通勤中に事故したら給付金がもらえるのですが、フリーランスはもらえません。今まで事故したことはないのですが、少し心配です。
フリーランスのメリットを考えた
社会保険を比較すると今までいかに会社に守ってもらえていたかが身に染みてわかりました。社会保険があることが一番の福利厚生だと感じます。
条件がそろえば週3日働けば社会保険に入ることができるので派遣社員求人を見たりしたのですが、地方×週3日×人事業務の案件は見つからず。
簡単な作業系の案件は数件あったのですが、社会保険のために週3日も私の時間を使っていいものだろうかと思いやめました。
フリーランスのメリットは何と言っても自由です。働く場所も、誰と何するかも、自分次第です。その他のメリットは今のところ見つかりませんが(笑)、働きながら見つけていきます。
「自分で決める」ということがモチベーションに繋がります。今の私には「自分で決める」ことがやりたいことに一番近付ける手段だと思いました。
働き方は手段
私の場合「希望の働き方」からではなく「ありたい姿」から逆算して働き方を検討しました。特別自分にすごいスキルがあると思っていませんし、フリーランスになりたかった訳でもないです。
正社員、契約社員、派遣社員、業務委託…
働き方はいろいろあるのですが、自分の状況によってチャレンジできる人とそうでない人がいると思います。私の場合は、最悪お仕事なかったら扶養に入ろ!という逃げ道もあるのでチャレンジすることができました。
そんな壁を感じずに、ありたい姿に合わせて手軽に選択できるような働き方をみんなで考えていきたいですね!
参考になる事例があればnoteで紹介していきます。
それでは次回もお楽しみに~!
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