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不登校について

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小4から不登校で公務員になった私の体験談のほか、徒然に考えたことをまとめています
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#親子

小4から不登校で公務員になった話①「いい子」のエネルギー切れ

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしている…のですが今回は、私自身が不登校だった時のことを振り返って綴っていきたいと思います。 私が不登校になったのは20年以上も前の話ですが、当時の私が感じた孤独感や将来への不安感は、いま学校との距離感に悩んでいる人たちとそう変わらないのではないかと考えています。 少しでも多くの人に届いてほしいので、やや検索を意識したタイトルになって

不登校当事者だからできる事があります~アンケートのお願い~

多様な学びプロジェクトさんが「当事者実態ニーズ全国調査」を実施中です。 対象は、不登校の子ども、その保護者、元不登校経験者。 ↓アンケート回答ページ↓ 当事者が求める支援策を実現するために前回の記事でご紹介したとおり、文部科学省は不登校急増に対して支援を広げていく方針です。 ↓前回記事 ただ、せっかくの支援が的外れなら、もったいないですよね。 子どもが休養すべきフェーズなのに学習支援をしてしまい、逆効果になるという恐れすらあります。 ではどうすればいいのか、当事者の声を

不登校の保護者同士で大いに盛り上がった1時間

2023年7月30日に「不登校の先にあるものオンラインサロン」さんが主催するYouTube座談会に出演させていただきました。 不登校をテーマにした座談会今回は、不登校は不幸じゃないガイドの さとさん、ゆかりん、みょんさん、あやこさんと私の5人による座談会。 スライドに沿った説明は最小限で、その時感じたことをそのまま深堀しよう、ということになりました。 本番直前の和やかな雰囲気からそのまま配信を開始。 リアルタイムで最大42人の方が視聴してくださり、アーカイブの視聴回数はす

不登校の親は「孤立」で苦しむ-土橋優平さん 年間300件の相談から見えたこと-後編

不登校新聞さんのyoutubeチャンネル公開された動画の紹介記事、後編です。 ↓前編はこちら↓ ↓動画本編はこちら↓ 親が笑顔が子どもに連鎖するフリースクールを運営しながら、保護者からの相談窓口「お母さんのほけんしつ」を開設した土橋優平さん。 たくさんの子どもと接する中で、元気になるのが早い子どもの共通点が見えてきました。 その子たちの親は「学校に行くかどうかより、子どもが笑顔であればいい」と考え、笑顔が多かったのです。 親が笑顔なら子どもは安心する、これは様々な講座

不登校の親は「孤立」で苦しむ-土橋優平さん 年間300件の相談から見えたこと-前編

不登校新聞さんのyoutubeチャンネルで「保護者の辛さの原因と解消法」について紹介された動画がとてもよかったので紹介します。 ↓動画本編はこちら↓ 不登校の子どもに関する情報に触れても消えない不安感不登校についてちょっと調べると、子どもの心境やどう寄り添えばいいのかという情報がたくさん見つかります。 それらに触れた瞬間は気持ちが楽になるけれど、実際に家に籠っている我が子を目にすると、やっぱり不安とイライラがわいてくる。 そんな方が多いのではないでしょうか。 他人事のよう

不登校の子どもの心の動き③

私は小4から不登校になり、通信制高校を経て公務員になってます。 当時の心の動きを改めて振り返るシリーズ、ラストです。 前回はこちら 高校卒業後の進路と向き合う10代をジャズダンス漬けで過ごしていた私ですが、「普通の大人」になれるんだろうかという不安は常に抱えていました。 そうして、高校生最後の年になり、いよいよ卒業後の進路と向き合うことになります。 まずは、進学するか・就職するかですが、これまで親の庇護下で学生生活を謳歌させてもっていたので、進学はせず経済的自立を目指そう

不登校の子どもの心の動き②

私は小4から不登校になり、通信制高校を経て公務員になりました。 今回はそんな私自身の心の動きを振り返ってみます。 前回はこちら 中学生 ジャズダンスに没頭小学校4年生から不登校になり、漫画やゲームに没頭することでエネルギーを充電していた私ですが、小学校6年生の頃ジャズダンスに出会います。 きっかけは、母の趣味に付いていっただけなのですが、音に合わせて体を動かす楽しさに魅了され、徐々にレッスンの回数が増えていきました。 ジャズダンスの先生が「学校通っていなくて日中時間があ

不登校の子どもの心の動き①

私は小4から不登校になり、通信制高校を経て公務員になりました。 今回はそんな私自身の心の動きを振り返ってみます。 低学年 学校生活に過剰適応私は、両親と年の離れた姉に囲まれ、末っ子ポジションを満喫する反面、「外ではキチンとしなければ」という意識が強い子どもでした。 そのため、学校で求められる「みんな仲良く元気よく」を絶対に守らねばならないと思い、ずーっと背伸びをしつづけることになります。 先生方から見れば、しっかり者で友達も多く、言うこともよく聞く生徒に見えていたことでし

不登校を受け止めた父と のびのび育った娘の講演会を開催します

これまでnoteで「私が自分の道を選んで来れたのは、両親が不登校という選択を認めて信頼と愛情を注いでくれたおかげ」と発信をしてきました。 父も不登校を理解するまで苦しんだこれだけ聞くと私の両親は、最初から理解のある稀有な親、と映るかもしれませんがそういうわけでもありません。 私が4~5歳の頃、私よりも10歳年上の姉が不登校になりました。 当時、両親は随分と悩み揺れて、親子で苦しい時期があったそうです。 それでも両親は、少しずつ不登校についての情報を集めて学ぶ中で「学校に行

不登校の私を心配しなかった父

私の父 野村俊幸は、不登校になった私を丸ごと受け止めてくれたと、前回の記事で書きましたが、もう少し具体的なエピソードをご紹介します。 (前回はこちら↓) 不登校を受け止めた父と のびのび育った娘の講演会を開催します 父の親バカエピソード小学校低学年、父のカレー作りを手伝うべく、もたもたとジャガイモの皮むきをしていると 「いやー、結さんに手伝ってもらえると本当に助かるわー」 ※注 と言いながら、私の3倍のスピードで作業を進めています。 小4~小5 不登校初期、それまでで消耗

学校以外の子どもの居場所「川崎市子ども夢パーク」のお話を聞きました②

2022年9月25日にオンラインで行われた講演会、「子どもたちがありのままでいられる時間と居場所 映画『ゆめパのじかん』の裏側」を視聴した感想の第2弾です。 (前回はこちら 学校以外の子どもの居場所「川崎市子ども夢パーク」のお話を聞きました①) 自分のモノサシを疑うプレーパークのスタッフに求められるのは、自分のモノサシを疑うという姿勢。 学校に行かない=他の人と違うことをして迷惑をかけている というモノサシを目の前の子どもに当てはめてしまったら、対等な交流が出来なくなってし

不登校の先にあるもの~不登校当事者400人を取材している 石井さんのお話~

1998年から不登校当事者の声を届け続けている不登校新聞。 代表を務める石井志昴さんは、20年間の活動を通じて400人を超える不登校当事者とお話をされ、その人生に触れています。 そんな石井さんのオンライン講演会を聞いてたくさんの気づきがあったのでシェアします。 行きしぶり段階の対応で必要なのは「生返事」子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、親はどう対応すればよいのでしょうか。 不登校関連の本では、まずは子どもの気持ちの寄り添い「わかったよ、ゆっくり休もう」と言いましょ

たくさんの人に読んでもらえるということ~フォロワー500人達成したので人気記事をまとめます~

2023年3月、フォロワー500人となりました。 不登校で悩む保護者にそっと寄り添えるような発信をしたいと思い2021年6月から初めてたこのnote。 少なくとも500人には何らかの形でお役に立てたのかなーと思えるので、とても嬉しいです。 スキが多い記事をまとめます初めて2年近く経つこのnote、記事数が増えてきたので、最近たどり着いてくださった方は、何から読んだらいいかわからないということになっている気がします。 と言う訳で、「ダッシュボード」という機能を使い、スキの