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テイルズオブジアビタ(邦題 九龍幻境)デラックス-前篇-

~ロールプレイの意味を知るRPG~


【あらすじ】

-あららあらの多い料理店山彦軒-

ガラージュ玉ひとつ 切り落とされた
追いかけてもう一つ おおコーチだ
一人分の血だまりに タヒヒトだけ残っている
検死が始まった時 嫌でもタヒヒトは場所を取る
奪われない様に 

タヒヒトを守り続けている


 
汚さずに保ってきた手でも 血まみれにあら誰が来たようだ

人権派弁護士「ドンドン!ドンドン!ドア開けろ!お前w著作権法20条1項違反でタイホだにゃん!いい子ならあららあらの多いあらすじを一から書き直せ!」
筆者夜神「え!?わぁった、わぁった書き直せばいいだろうもう面倒くせー」
人権派弁護士「あらいい子だにゃん。」
 
テイルズオブジアビタデラックス(邦題 九十九龍幻境)とは香港九龍城で起きた「バラ色タヒ保険」の保険金支払をめぐる遺産争いがきっかけで起きた首切り事件で殺された被害者ジアビタ・ピアゴの波万丈の人生タビジを描いた物語であらせられる。

 

【後編はテイルズオブジアビタ(邦題 九龍幻境)【後篇】|ユーリ|あさぶい競馬場つかまねことも文学か🎈 (note.com)へどうぞ】

 

 

 

【九龍幻境 前篇】

~ロールプレイの意味を知るRPG~

 

 

(※この物語はファック!ションであり、実在の人物・団体とは大いに関係あります。)
 
猫小説か 夜神 域

 

 

 

 

 


 

 今は昔、2023年2月31日、香港九龍城区の大埔竜鱗村で凶悪犯罪が発生した。

 住友生命の「バラ色人生のタビジ」の保険金支払をめぐる遺産争いがきっかけで人間関係が巡り巡って巡っちゃった結果、もつれ合う赤い糸に絡まれた運命の歯車がキシキシと不協和音を鳴らしながら盛大に爆死し、方向音痴となってしまった歯車の破片たちは秒速29万9792.458 kmのスピードで高速回転しながら九龍城の津々浦々に飛び散っでしまった。

 

 おやまあ、バラバラに四散した魂のかけらが自宅警備員をも兼任している運命の守り人に直撃し、無惨にも首が吹っ飛んでちまった。

 無惨にも吹っ飛んでちまった生首は、主人公の仲間になりたそうに、こちらを見ながら地べたでゴロゴロと転がっているが、丁重断られたので勝手にどっか行っちゃった。

 

 斯くして音無し歯車に轢かれた運命の守り人は、予告なしにいきなり首が切られ、タビジ保険金殺人事件の最初の被害者となったが、もちろん解雇予告手当は一銭も支払われていないという。

 

 そして音無し車に轢かれた二人目の被害者は、本作の主人公―28歳の人気モデル兼インスタグラムのインフルエンサー、蔡光翔(ジアビタ・ピアゴ)である。

 

 ちな昔々、バラバラに散した歯のかけらを探求すべく奈落の旅に出た猫夜叉という妖怪が存在し、ご飯テロの実行犯として香港の九龍城区警察に逮捕されたらしいが、その動機は不明でいまだ意味不明な供述をしているという。

 

 

 

 

 

 

 

 

事件の背景

 

 二人目の被害者、香港の人気モデルであるジアビタ・ピアゴ(1994年6月31日- 2023年2月31日)は外国人難民の子供として生まれ、香港で育ったゲイ能人で、弟が1人いるという。

 

 しかし、父親の身元や出自は不明。音無し車の馭者であるデュラハン様から聞きつけた情報によると、ジアビタ・ピアゴは2012年にソーシャルメディアのアカウントを開設し、開設当初はハイブランドバッグや宝飾品の紹介動画を投稿しているソーシャルインフルエンサーだったが、2016年以降、ファッションイベントにも顔を出すようになり、やがてファッション・ゲイ能界の著名人と知り合いになり、社交界デビューを果たした。

 

 あらら、読者諸君―そうですわよ、お前wらがお察しの通り、ジアビタ・ピアゴはLGBT美人で、時には日傘男子となり、時には男装麗人となり、性自認が現れたり消えたりして変幻自在に変わる性別不明・住所不定のトランスフォーマーだ。

 

 そして性別がはてなの兄に対し、弟のジアビタ・ビアンカは派手な衣装が大好きなごく普通の男娘であり、イケメン捕まったとき以外、性自認が変わること基本ないという。ちなこのビアンカくん、「たったひとつの性別を見抜く、見た目は男娘、頭脳も男娘、その名は名探偵コナゾ!!」が口癖らしい。

 

 また、ジアビタ・ピアゴはファッション誌の表紙を飾ることもあり、最近では2023年2月13日(事件発生の33分前)にフランスの『ROLAND' S OFFICIEL』誌のモナコもっこり版で登場し、もちまると一緒に表紙を飾り、もっこりしているもちまるのムスコが注目を集めているという。

 

 このジアビタ・ピアゴには2度の同性婚歴があり、元夫は今回の事件に関与したサトシ容疑者、現夫は「王朝茶楼」という香港飲茶レストランチェーンの創業者―王茶楼の息子であるクリス

 

 彼は18歳の時にサトシ容疑者と同性結婚し、2人の子供を養子として迎え、サトシ容疑者とは3年間、一緒に暮らしていたが、性格の不一致で離婚した。離婚後、養子の親権は元夫とその家族に移行したにも関わらず、彼は引き続きサトシとその家族の家計を支え、元大叔父のゴンを専属運転手として雇い、これまでニート兼ホストの元夫に貢ぎ続けてきた。

 

 2016年12月9日、彼はサトシ容疑者と別れ、クリスと結婚した。お二人は結婚後、同じく2人の子供を養子として迎えたが、結婚届を出していない事実婚であった。一人っ子じゃ可愛そうだからというジアビタ・ピアゴの強い想いで、クリスの反対を押し切って2人の養子を迎えたという。

 ご兄弟の長男は歌舞伎町の草食系ホストイフリートくん、次男はアイドルグループHeyYouJUMP山田涼介似病弱男子フェニックスくんといい、長男のイフリートくんはほかのホストの能力を吸収しながら歌舞伎町ナンバーワンホストという前人未到の地位に上り詰め、次男フェニックスくんは病弱男子だったため、回復魔法や秘奥義使ったあと、必ず激しく咳き込むという。

 

 クリスとの事実婚でサトシ、クリス、ジアビタピアゴ3人が夜な夜な夜で不思議の館にて複雑にからみ合い、量子の重ね合わせ状態になり、時には0となり時には1となり-ZERO-♪猫とイッチ猫が重ね合わせたシュレディンガーの猫状態になっちまったのである。

 

 ちなみにクリスくんは対バイオテロ・夜食テロ・外食テロ特殊部隊BSAAに在籍している。
 BSAAとは、回転寿司などにマンゴー味スプレーを噴射したDQNを片手間仕事で地獄送りできる精鋭部隊で、クリスは設立当初から在籍している創立メンバー11人の中の1人で、日傘社の中ではBSAA 7-11という派閥に所属しているらしい。

 

 警察の捜査情報によると、サトシ容疑者は被害者のジアビタピアゴに寄生している無職転生無色天生のホストであり、窃盗と詐欺の前科もあるとのことである。2013年から2015年にかけて、麻雀会館 キムラッスカ皇国や梅田地下ダンジョン 非想非非想天99階など様々な場所にて、7人の被害者から24点の宝飾品と、7万3千ギタンと、合計7-11=-4の金塊を盗んだという。

 

 そして警察によればサトシ容疑者は2014年から2015年にかけ、携帯電話の出会い系アプリを利用し4人のゲイ男子と知り合い、「おら珍しいポケカ持ってるよぉ」と詐称し、自分が所持している珍宝、世の中で3枚しか存在していない神のカードー「ポケモンの玉」と「蓬莱玉の枝」、「つばくらめの子安貝」ゲイ男子に売り付け、総額約500万香港ドルを巻き上げたという。

 

 さらに、サトシ容疑者は金銭的なトラブルを抱えていた過去もあり、2015年にはファーストリパブリックバンクとトミンファーストバンクから借りた10万ドル、2016年には別の債権者から借りた157万6,000ドルの借金を踏み倒し、その結果銀河最高裁判所で訴えられた。

 

 

 

 

 

 読者のみんなさん!お分かりいただけただろうか。借金踏み倒し事件なら銀河最高裁判所で裁判を行う必要がなく、サトシ容疑者は債務不履行で訴えられたのではなく、同性婚で銀河憲法違反じゃないかと訴えられたから銀河最高裁判所に出廷しないといけないのだ。

 

 訴えられたサトシ容疑者はすっかりお金持ちになったので、満員電車がおっかないと空飛ぶ銀河タクシーに乗り込み、直行直帰で銀河最高裁判所に出頭した。当日の公判で原告側と被告側の間で激しい法廷闘争が繰り広げられたが、尺が足りないので全カット
 そして銀河最高裁判所第一小法廷裁判長ケイ・アーセナル氏によれば、銀河憲法第四十二条では、

 

 『婚姻は、両星の合意のみに基いて成立し、星と星が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。』

 

 

 と定められ、つまり現行銀河憲法の下では、星と星、星と星という同婚姻の成立を認めることは想定されていないが、それ以上でもそれ以下でもないという。

 

 その上で、第一小法廷裁判長のケイ・アーセナル氏によれば、法定主義に基づき、明確に規定されていないものであれば、何やってもいいよぉと言い、サトシ容疑者の無罪を言い渡したが、わざわざ空飛ぶ銀河タクシーで893光年外の自宅から来た無職ニート兼無職ホストのサトシ容疑者はもうすっかり疲れたので、歌舞伎町の勤務先の店長に草ッターのDMで休みを取り、さっさと帰宅した。

 

 

 

 無罪放免となったサトシ容疑者は高額な銀河タクシー代で金欠となり、昨今の卵の価格高騰に目をつけ、美辞麗句でBSAAの7-11に所属するクリスを騙し、卵ビジネスに2百万ドルを出資させた。しかしながら、結局、3百万ドル以上の損を出してしまったため、クリスが持っているM92Fやイサカ M37などの国有財産をすべて売り払い、店を畳んだ。

 

 店が潰れ、ニート神殿で黙り込みながら無職転生・無色天生勇者に転職したサトシ容疑者は駅前商店町で猫を連れ、ミルク愛すラテを片手に猫とじゃれ合いながらふらふらとゆっくり歩いていたため、交通渋滞の原因になり、不審者として通報され、警察に再逮捕された。

 

 

 

 

 九龍城区警察のリークによると、この逮捕された元夫サトシ容疑者の父ーアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵こそ、この住友バラ色人生タビジ保険金殺人事件と名探偵コナゾの背後にいる黒幕である可能性が高いという。

 

 アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は元々警察官で、旺角警察署に配属され、刑事部長にまで上り詰め、香港警察永年勤続章と第一功労章を授与されたこともあるという。また、エリザベス2世女王陛下から公爵の称号が与えられたので、コロナ対策として自宅から出掛けた時はいつもカボチャの馬車に乗っているらしい。

 

 そして2005年、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は暴行事件の捜査を担当した際、この事件の被害者の公式ツイッターアカウントを不正入手し、複数回にわたりその被害者女性を自宅に誘い込み、暴行したという。その後、被害者女性が最寄りの警察署に通報したため、事件が発覚し、アッシュらは警察に逮捕されたが、刑事事件として訴追されないという条件と引き換えに、無理やり退職させられた。

 

 実はこのアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵、借りる時と返す時の態度が豹変する多重債務人格者である。

 

 アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵かれこれ12,000年間借金に頼って生きてきたため、日本国政府以上に多重債務に圧迫され、自転車操業状態になってしまった。アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵はその多重債務プレッシャーに耐えられず、一年後、仕事で旅に出て、汝水のほとりに宿った時、ついに発狂してしまい、多重債務人格者になっちまったのでござる。

 

 とある夜半、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は急に顔色を変えて寝床から起き上がり、霜降り肉欲しそうにこちらを見てて、何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下に飛び降りて、いきなり暗闇の中へと駆け出し、人格者になっちまったという。

 

 気品の高い人格者になっちまったアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵はかけがえのない、個性豊かな一人ひとりの人格が輝けるまちづくりを目指したいので、多重債務人格者たるご主人様を呼ぶときは、「様」という敬称を付けるのではなく、必ず「ら」を付けて呼ぶように命じたという。

 

 アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵邸の使用人たちは最初、戸惑っていたが、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は元刑事部長だし、公爵に逆らうとお仕置きとしてむりやり桂枝茯苓丸が食べさせられるので、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵の奇想天外のご命令に従うしかなかったのである。

 

 

 

 

殺人現場

 

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 2023年2月21日、被害者のジアビタ・ピアゴはビクトリア山(標高4073m) 寓所の自宅を出て、ゴン(元大叔父)のに乗り、サトシと一緒にアツアツアチチチラペチーノを食いながら、何年も一緒に暮らしてきたムスコを迎えに行った。

 

 車獅子山(標高1700m)トンネルの入り口を通過するとき、さとしがいきなり道端から飛び出し、強引にクルマを止め、無理やりクルマに乗り込み、二人目の被害者のジアビタ・ピアゴと口論になり、ジアビタ・ピアゴはサトシくんの猫パンチグローブで重傷を負い、血まみれになった。

 その高級外車(カルマ)も血塗られた盾ならぬ、血塗られた外車になり、査定価格が大暴落してしまった。

 サトシは涙を流しながら「おらがやったのじゃないドッペルゲンガーだぁーっ!」と弁明しているが、精神鑑定担当の医者の説明によれば、これはもう一人の自分を見た幻覚ではないかという。

 

 だがしかし、もしかしたらもしかするとアッシュらの秘奥儀 暗黒猫籠陣の影分身である可能性も否定できず、本当に本当に幻覚だったのかは定かではないという。

 

 監視カメラの映像には、7人乗りのカルマ(車両が香港ナンバー)を運転するアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵とその家族が、大埔竜鱗村の殺人現場に到着する様子が映っていた。その映像によると、アッシュ・フォンデュ・ファブリーズ公爵親子3人が血眼となってジアビタ・ピアゴを殺害しようとしたが、ジアビタ・ピアゴの返り討ちに遭い、3人中の1人はあっけなく脂肪し、もう1人は必殺仕事人としてのブライドを捨て僕のソーセージを食えと喚き散らしたあげく、一目散に逃げ帰った。

 

 ところが、金欠で何としても保険金をむしり取らないといかんと思ったアッシュらは、欲しがりません勝つまではと、ジアビタ・ピアゴの猫パンチ攻撃を見事に耐え、ヒラリーと身を交わしながら自分自身の身体に潜めている底力ならぬ、ウコンの力を呼び醒まし、ヒラリーと7人の分身に化け、秘奥儀 暗黒猫籠陣を繰り出し、猫パンチニャン×ニャン7連撃でジアビタ・ピアゴをボコボコに殴り、半殺しにしてもうた。

 




 香港の人口密度が高いので、人里離れた僻地は存在していない。そのため、うっかり人を殺めてしまったら速やかに死体の処理を行わないといけない。

 

 

 

 

 

 アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵はこのジアビタ死体と重ね合わせ一緒に寝ながら小一時間考え抜いた結果、いきなりバブル時代で流行ってたパラパラを踊り出し、案外とドラゴンに効かないドラゴンキラーでジアビタ死体を真二つに切断したが、半殺しにされたジアビタ死体はまだ半分も生きているので、激しく抵抗しそのせいでドラゴンキラーが半壊し、ゴンキラーになってもうた。

 

 その後、アッシュら兄弟は腹減ったので殺人現場を離れ、その代わりにゴン(元大叔父)が戻り、音無し馬車に轢かれた死体を用心深く監視し、ドラゴンキラーを半壊に追い込んだ手強い死体の再起を防いだ。

 

 しばらくすると夜が明け、ゴン(元大叔父)がようやく安心し、半壊してもうたゴンキラーで自分の身体を細かく切断し、鍋に投げ込んだ。その上で、ニンジンや桜咲くサクサクチラペチーノなどの野菜を投入し、夜10時まで帰れまテン野菜墓タージュの調理を続けたあげく、帰らぬタビビトとなった。

 翌日、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は自分のカボチャ猫馬車に乗り込み、寝台特急北斗星号の速さで殺害現場に戻ったが、タビビトゴン(元大叔父)の姿はどこも見当たらないので、現場の野菜墓タージュと半壊してもうたゴンキラーを回収し、自宅で鍋パーティーを開催した。

 

 監視カメラの映像では、ゴン(元大叔父)が半壊してもうたゴンキラーで自分の身体を細かく切断し、鍋に投げ込んだ様子が映っており、徹夜で野菜墓タージュを調理しているうちに寝落ちしてしまい、知らず知らず敵のザマみろマヌーサラリラリラリホーがかかってしまい、幻覚が見えたと思われる。

 

 

 

 

 音無し馬車に轢かれた二人目の被害者ジアビタ・ピアゴが失踪した夜、ジアビタ家族は警察に通報し、そしてこの事件は九龍城警察署の西九龍城区重大犯罪課に回され、追跡調査が行われることとなった。警察が発表した行方不明者情報によると、二人目の被害者のジアビタ・ピアゴは当日、白石角科學園区科進路で行方不明となり、2023年2月30日午後、警察は白石角科學園区科進路から11キロも離れた大埔竜鱗村の村営住宅で被害者のジアビタ死体を発見したという。

 

 言うまでもないが、大埔鉄板焼きは香港と台湾で展開しているB級グルメ鉄板焼きのチェーンレストランで、庶民の味方としても親しまれている。香港で店を構えている料理評論家によれば、この大埔竜鱗村の村営住宅こそ大埔鉄板焼き発祥の地であるという。

 

 

 

 

 警察によればジアビタ死体は無惨な姿で発見され、素でドラゴンに効かないドラゴンキラーで切断されたもので、また、音無し馬車ではなく音無しアークドラゴンに轢かれたものと思われ、銀河指名手配犯鬼辻斬無惨の犯行ではないかとも断定された。

 

 警察は、さらに村営住宅地下1階の冷蔵庫の中から死体の一部を発見したが、なんと!警察が冷蔵庫を開けると、白湯で煮えたぎった死体はクラーゴンみたいにクネクネうねうねと絶妙な動きで動き出し、仲間になりたそうにこちらを見ている

 だがしかし、あんまりにも怖いので、仲間にならないかという永眠の誘いに対し、現場の刑事たちは丁重に断ったという。

 

 竜鱗村の村民によると、2023年2月21日の夜、被害者は7人乗りの爆音馬車から降り、アッシュらを追って村営住宅に入ったという。翌朝未明、村営住宅内で断続的にサッカーボールを叩く音が聞こえ、サッカーボールが窓に当たったり、地面に落ちたりしているような物音も聞こえた。

 

 さらに別の村人によれば、村営住宅の近くでサッカーボールがクロスバーやゴールポストに当たったり、水面に落ちたりしているような物音と、女性の叫び声が1時間ほど続き、誰かが広東語で「かかってこい」と言い放ち、男同士が激しくぶつかり合う物音も聞こえた。

 

 よく知らんけど、たぶんアマチュアの半グレグループがイングランド名門クラブアーセナルFCとサッカーの親善試合でもやっているのかなと思った村人たちは怖すぎで身動きが取れず、飼い猫と一緒に布団の中に潜り込み、誰も警察を呼んでいないという。

 

 警察によれば、村営住宅のその物件は、事件前夜まで数ヶ月間空き家になっていたが、ナンバープレートが香港の7人乗り爆音馬車が初めて目撃された日とほぼほぼ同時期に入居したものであるという。

 

 問題の村営住宅の裏にある大埔鉄板焼き竜鱗村前村長の劉隆霖さんの自宅監視カメラには、2月31日午後3時頃、現場から立ち去る7人乗りの爆音クルマの姿が映っていたものの、爆音マフラーのせいでその監視カメラのレンズにひび割れが生じ、唯一無二の目撃者である前村長がひび割れで出来た背弧リフトに吸い込まれ、カメラレンズの中に閉じ込められたので、捜査は難航しているという。

 

 

 

 

 

事件捜査

 バラバラ死体が発見されると、警察はその村営住宅から大量の証拠品を持ち出し、事件に関係する7人乗りの爆音妖狐クルマを押収した。爆音妖狐クルマは暴れまくり、押収に手間が掛かったが、ベテランの美人警部がバギムーチョ瞬き爆音妖狐クルマを眠らせ、執務時間外に押収したという。もちろんだが、残業代は一銭も支払われていない。

 

 警察によれば、この7人乗りの爆音妖狐クルマはなぜか青い日傘と7-11のロゴマークがついているカフェオレを持っており、主にヨーロッパで活動しているゾンビ・外食テロ掃討特殊部隊BS NEXCOが所有している爆音妖狐である可能性が高いという。

 

 2023年2月25日未明、警察は竜鱗村で記者らの質問に対し、執務時間外にもかかわらず、その場で事件の説明を行った。もう一度言いますけど、残業代は支払われていない。

 

 

 

 

 西九龍城刑事課の警視正ジャック・オッタンタチンコミーレによると、2023年2月22日に行方不明者の通報を受けた後、警察は事件の捜査に乗り出し、2月24日未明、九龍城区において、被害者の元夫であるサトシ容疑者の家族らー事件当日に被害者を迎えに行った元叔父のゴン、元夫の父アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵(元刑事部長)、屋根裏部屋で暮らしてたアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵の側室―スザンヌ・フォンデュ・ファブリーズ公妃など男女3人を逮捕したが、被害者の元夫サトシは逃亡中であるという。

 

 その後、警察が3人を取り調べたところ、何者かが警察の捜査を撹乱しようと、被害者の元夫サトシが走行中の通勤区間急行から飛び降りたという虚偽の情報を流していたが、実は通勤区間急行ではなく区間通勤急行だったであることが判明し、こりゃもう紛れもないフェイクニュースだぁーっと結論づけられた。警察は捜査の結果、殺人現場は大埔鉄板焼き竜鱗村営住宅であると断定し、その物件は犯行当月から元夫の父アッシュら(元刑事部長)が借りていたものであった。

 

 2月24日、警察は捜索令状を持ってその村営住宅に押し入り、冷蔵庫の中から、友達になりたそうにこちらを見ている死者の両足を発見したが、頭、胴体、手は見当たらず、また、人体組織が混入したと思われるコンソメスープが、2つの中華鍋の中で発見された。そのほか、肉挽き器、チェーンソー、ウインドブレーカー、手袋、イーロン・マスク、天空の剣など死体の切断に使われたとみられる調理器具もあった。だがしかし、肝心なネコ缶は見つかっていない。この事故物件の中は、テーブルやソファーが数個あるだけで、ベッドはなく、壁や窓には帆布がかけられていて、古びた家具はまばらに配置されている。

 

 警察は初歩的な調査結果に基づき、犯行の動機は遺産争いではないかと思われ、元夫の父アッシュら(元刑事部長)はスシローの大ファンだったといい、醤油少年外食テロから逃れられるように食生活の改善に全力を尽くし日々精進してきた結果、つい発狂しそうになり残虐な犯行に及んだという。

 

 調査情報によると、被害者は2019年7月、ビクトリア・ヒルズのヤドカリスラムダンクにある低層マンションを住宅ローンなしで7280万香港ドルで購入し、節税のために元夫の父アッシュら(元刑事部長)に贈与したという。筆者の夜神くんは書いているうちに捜索と捜査の違いがだんだん分からなくなったので、調査という新しい単語を投入し、誤魔化ししようとした。

 

 ジアビタ・ピアゴはその後、この物件を6300万~6700万香港ドル(=約500万~1000万ドルの含み損)で売却し、元夫の父アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵(元刑事部長)一家に、約1000万香港ドルで買ってあげた屯門の新しいアパートに引っ越してほしいとお願いしたのだが、元夫の父アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵(元刑事部長)は「オイラ(Oyraa)はヤドカリじゃねぇ」と強く反発し、ジアビタ・ピアゴと激しい口論になり、「煉獄の炎よ吾が猫パンチに」と叫びながら、包帯で無造作に巻かれた右手の猫パンチでジアビタ・ピアゴの顔面を容赦なく炙り焼いた。

 

 西九龍城刑事課の警視正ジャック・オッタンタチンコミーレによれば、被害者は現在の夫と結婚届を出しておらず、遺言もない以上、理論上、彼の遺産は元夫とそのムスコのどちらかが相続すると思われる。その上で、現在の夫(事実婚)と、一緒にチラペチーノを食いながら暮らしてきたムスコたちのどちらかにも相続権があったとしても、少なくとも遺産の半分を、元夫の父アッシュら(元刑事部長)とスザンヌ公妃一家が受け取ることとなり、このために元夫の父アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵(元刑事部長)一家が真犯人である可能性(反対仮説)が十分に高いと思われる。

 

 反対仮説の根拠となる間接事実を踏まえた反対仮説の成立可能性を具体的に検討し、結論として被疑者以外の第三者の関与、すなわち真犯人の存在が疑われることはないと判断。即ち、証拠から認定した間接事実を総合して被疑者の犯人性を認定しているが、個々の間接事実について犯人性を推認させる力の強弱の程度を丁寧に検討・説示し、総合評価の場面においても、全ての間接事実と矛盾しない反対仮説につながる事情の蓋然性について具体的に検討した結果、結論として「このようなことが起こった可能性があるとは到底考えられない」と、警察がその場で説明した。

 

 筆者夜神「えっと、つまり…どういうことだってばよ(困惑)?」

 

 

 

 

 警察は当初、サトシ容疑者の母親のスザンヌ公妃はムスコが人殺しであることを知っていたが、犯行には加わってなかったと考えていた。だがしかし、実はスザンヌ公妃も犯行に加わったという新たな証拠が見つかり、スザンヌ公妃はファイヤーボール使える魔法使いが大嫌いだったという情報を入手したのだ。そのため、警察によれば、さらなるリサーチで真相究明を進めていく必要があるという。また、警察は、大埔鉄板焼き竜鱗村の村営住宅が殺人事件の第一現場であるかどうかをリサーチしたが、まだ十分なエビデンスは見つかっていない。西九龍城刑事課警視正ジャック・オッタンタチンコミーレはさらなるコミットメントコミットした。

 

 西九龍城刑事課警視正 ジャック・オッタンタチンコミーレ探偵 夜神域御一行様は竜鱗村の村営住宅が殺人事件の第一現場であるかどうかをさらに究明すべく、真夜中の殺人事件現場に訪れたが、なぜか事故物件となってもうた殺人事件現場のドアが固く閉ざされた。真っ暗闇の廊下の電気を点けると、なんと「成約済みにつき関係者以外立入禁止」とボールペンで乱雑に書かれているビラがドアに貼り付けられていた。

 

 ジャック・オッタンタチンコミーレと迷探偵夜神域御一行様は、「へぇ~こんな事故物件でも気にせず買う人いるね」と首を傾げながらそのドアをこじ開けようと、小一時間悪戦苦闘していたが、ドアは固く閉ざされたまま、開く気配全くなし。お2人が手をこまねいてて「海賊王にオレがナル!フィ」というマンガのキャラクターが印刷されたカフェオレを飲み干し、身につけている高級感溢れるブランド腕時計ルミノールマリーナクアランタで只今の時間を確認しながらカルマに乗り込み、早退しようとエンジンを掛けたところ、どこからともなく「ドアが開きますドアが開きますご注意ください」という車内放送が犬の遠吠えとともに聞こえてきた。

 

 真夜中の村営住宅なので、辺り一帯は静まり返ったが、響き渡る車内放送で鬼魅魍魎だけでなく牛鬼蛇神非驢非馬から飛猫飛犬まで何もかもすべて深い眠りから起きてしまった。

 

 ドアに貼り付けられた特殊清掃済みという張り紙が車内放送と鉄道オタクのあおりを受け、強風に煽られ、どっかに行っちゃった。

 

 すると、さっきまで固く閉ざされた特殊清掃済みのドアが嘘みたいに半開きになり、幽霊が大嫌いなお2人はちょっぴり小便ちびったが、殺人事件現場を入念にサーチしないと仕事をサボる税金泥棒になりかねないので、渋い顔で深呼吸しながら渋い引き戸を開け、サボテンの花を食いながらしぶしぶ事故物件となってちまった渋谷駅に入ったのである。

 

 どこか隙間風が吹く渋谷駅に入ってみると、部屋中は真っ暗闇で電気が点いていない。懐中電灯で照らしたら、なぜかJR西日本新快速の車両が2両編成で部屋中に設置され、姫路行というLED電光掲示板まであった。音無しアークドラゴンに轢かれた被害者の死体は、前回の捜査で白い布に包まれ、科捜研の女により回収されたはずだが、どういうわけか白い布をかぶった人間らしき物体がその新快速の座席に座ってた。

 

 西九龍城刑事課警視正ジャック・オッタンタチンコミーレと迷探偵夜神域の2人は、「今日はついてねぇ」と喚き散らしながら恐る恐る電気の点いてない部屋でテントを張り、今までの冒険を記録しようとしたが、部屋のど真ん中にある新快速の座席が邪魔すぎでテントは張れなかった。

 新快速の座席とそこに座っているキョンシー少年をどかさなければ冒険の記録はできないので、お2人は新快速のキョンシー少年に近づいて、猫クリームパンチでツンツンと触ってみた。

 

 

「返事がない。ただのおでんですニャン。」

 

 


あれ?どういうわけか返事がないのでもう一度ツンツン。

 

 

???「吾輩はネコキョンシー少年である。」


 

 「にゃんだよ!ただのネコキョンシー少年かよ!てっきり人食いネコキョンかと思ったよ!!」と、お2方が胸を撫で下ろし安心したところ、猫の額にキョンシー風のお札が付いている少年ネコキョンが新快速の座席から滑り落ち、迷探偵夜神にゃんの身体に寄りかかってきそうなその時、歴史が動いた


キョンシー風のお札ですぅ

 

 

なんと!!ラーメンイケメンタンタンメン小顔ツタンカーメンの少年ネコキョンの身体からエジプト産ゴキブリが一斉に湧き出し、襲いかかってきたぁーっ!!!!

 すると迷探偵夜神ニャンが「ぎゃあああ五騎だぁーっ!!!」と悲鳴を上げながらエジプト産五騎を振り落とし、一目散に逃げた。


 

 ネコキョンの猫額札をよく見ると、「おでんツンツンはやめてください!迷惑です」というめちゃくちゃ小さい文字が猫クリームパンチで書かれており、お2方がおでんツンツンやったから、バチが当たって五騎が襲いかかってきたのだ。

 だがしかし、あくまでも結果論なので詳細な経緯はキョンシーのみぞ知る。

 

 滑り落ちたラーメンイケメンタンタンメンワンタンメンの小顔キョンシー少年が電車の床に倒れ込み、その周りに猫額札青い猫缶が大量発生したが、西九龍城刑事課警視正ジャック・オッタンタチンコミーレは潔癖症のため、大事な証拠物を拾わず、その場を立ち去った。

 

 証拠物をスルーして2階に向かうと、ラーメンイケメンタンタンメン小顔ツンデレカーメンネコキョンのバラバラ死体が床落ちしており、懐中電灯で数えてみると、合計で11個の薔薇色の身体パーツが2階の床に散乱していた。そして前に進むとガラスの仮面を被っているバラバラキョンの首が現れたが、攻撃してくる気配はなく、「終身保険でバラ色人生になるはずだったのに」とぶつぶつ文句を喚き立てながらどっかに行っちゃった。

 

 西九龍城刑事課警視正ジャック・オッタンタチンコミーレはああ゙ー怖い怖夜神ニャンどこぉ?と、ぶつぶつ文句を喚き立てながら迷探偵夜神ニャンの行方を探そうと1階に戻ったが、さっきまで自由席に座っていた小顔ネコキョンから青い日傘やバラ色の人生まで何もかも全て立ち消え、部屋中の電車も新快速ではなく、各駅停車グレードダウンしてもうた。

 

 「あれ?蜃気楼なのかなよく知らんけど。もう眠いよぉ」と九龍刑事ジャック・オッタンタチンコミーレが柴犬ッターでつぶやきながら2階の捜査を敢行すべく、再び2階に登り、薔薇色のバラバラキョン死体11個分の回収作業に当たった。これは対バイオテロ、夜食テロ、外食テロ特殊部隊BS NHK傘下の派閥「7-11」の仕業に違いないと確信した九龍刑事ジャック・蘭たんは、2階にいざなう扉を開けた。

 

 いざ2Fなう、そこにはシンジラレナーイ光景が広がっていた。

 なんと無惨にも切断された2F幹事長の首が「ちべた~い」と文句を垂らしながら、地べたでゴロゴロと転がっている。そして幹事長の黒い腹は腸や内臓が露出るほど切り裂かれ、内臓と四肢は台所のシンクに入れられ、胴体の一部は炊飯器の中に放置されてた。

 

 排水口はもつれているはらわたで塞がれたので、ワイン臭と腐敗臭両方の匂いがする得体の知れない真っ赤な液体は見る見うちに台所のシンクから溢れ出し、室内に流れ込み、見渡す限り部屋全体がボージョレヌーボーでびしょ濡れになり、部屋の外にまで染み出していった。

 

 もちろんだが、シンクってのは流し台のシンクではなく、導師プラス・マイナスイオンの劣化コピーだったレプリカ、神託の盾(オレラクール)騎士団のシンクである。

 

 

 

 

 おえってなりそうなシーンを見た九龍刑事ジャック・オッタンタチンコミーレが「オエー!」と、さっき飲み干した犯罪王オレがナル!フィのカフェオレを吐き出しながら、リオネル・メッシさながら素早い動きでゴロゴロと転がっている首を蹴っ飛ばし、テキパキと死体パーツを次々と回収していった。

 

 だがしかし、ジャック・オッタンタチンコミーレが死体のパーツを全て回収しおえた途端、バラバラ死体が起き上がり、スライムみたいにぴょんぴょんと跳ねまくりながら合体し、スライムナイトならぬネコキョンナイトになりった。

 裏切られて家族を処刑されたネコキョン勇者は、復讐を始めるのである。

 

 普通のネコキョンは死後硬直で手足のしびれで自由に動けないため、ぴょんぴょんと跳ねまくるが、バラバラ死体は各々のパーツがレゴで作ったレゴガンダムの身体パーツみたいな役割りを果たしているので、死後硬直を無視してレリゴーレリゴーと空飛ぶアリまま飛び立つこともできるらしい。

 

 九龍刑事ジャック・オッタンタチンコミーレが慌てて1丁拳銃、2丁拳銃、機関銃やにちょけんを取り出し、ネコキョンを射止めようとしたが、すべて徒労に終わり、ネコキョンは驚いて飛び去った。

 

 

 敵はレリゴーネコゾンビだから、弾丸は痛くも痒くないだろうと考えた九龍刑事ジャック・蘭たんは、「そこに猫あるんかい」と喚き散らしながら猫クリームパンチで飛び去ったネコキョンシーを追撃した。

 

 すると空飛ぶネコキョンが激しく被弾し、瞬く間身体中チュールまみれになり、チュールが大好きなぬこ様たちに舐められ、呼吸困難になり、気絶した。気絶したネコキョンナイトは元々バラバラ死体だから、合体が解かれ、バラバラ死体の姿に戻った。

 

 「まずい!これでは持参してきたチュールが足りない!!」と思った九龍刑事 ジャック・オッタンタチンコミーレは迷探偵 神ニャンの後を追い、外に出てカルマに戻ったが、神ニャンは栄養不足になりがちのゾンビたちの食料品として食べられたのではなく、後部座席で爆睡中であった。

 そして、空飛ぶネコキョンナイトを討伐すべく、九龍刑事 お蘭たんは銅鑼で爆睡中の迷探偵 神ニャンを無理やり起こし、彼と一緒にカルマを降りた。だがしかし、カルマを降り、月極定礎株式会社の有料駐車場を出ると、さっきネコキョンナイトと激突した村営住宅が跡形もなく消えてしまい、遊園地になった。

 

 遊園地のフードコートにはスシロ、くら寿司、かっぱ寿司、元気寿司、魚力などのパビリオンがあり、証明写真機Ki-Ra-iハローキティーの純金像、自動餌やり機、外食テロ掃討部隊BSAAの補給拠点7-11なども併設されている。

 

 よく見ると、入り口近くには「死にランド(デスニーランド」と書かれている古びたドラクエ風の看板があった。

 

 BSAAの補給拠点7-11の前には、こちらを見ているジアビタ首が吹き荒れる陰風に煽られながらゴロンゴロンと転がっているので、西部劇の雰囲気が漂っているが、お2人は拳銃所持していないので、小便を少しちびりながらJoeつ新幹線さながらの猛スピードでBSAAの補給拠点7-11に入った。

 

 だがしかし、7-11に入ると、コンビニ弁のオープンケースに立ちションしているイケメン集団に出食わした。神にゃん品定めに集中していてその場を離れたくないが、あまりにもきっしょすぎたので、九龍刑事 ジャック・オッタンタチンコミーレは速攻で棒立ちしている神にゃんをぶっ飛ばし、一目散に逃げた。

 

 古き伝承によれば、この死ニーランドの敷地内に置かれているハローキティーの純金像は元々ミカというお金が大好きな少女であったが、ミカメンズ地下アイドルのアニキーガミ様からお誕生日プレゼントとして純金の首輪をもらったことで、葡萄いちごなどのフルーツ現金化する特殊能力を得た。

 

 とある日アニキのガミ様とさすらいの旅に出掛けたお2人は、鳥取砂丘のど真ん中で迷子になり、持参していた唯一無二の猫缶ー愛媛ミカンの缶詰を誤って現金化したせいで、アニキが連れてきた飼い猫ももまるが渇死してしまい、アニキにもうお前wと別れるぅーと告げられた。

 

 ももまるの死で別れろwと迫られたミカガミは、動揺したせいで自分とアニキのガミ様ムスコを誤って換金してしまい、ムスコが浪花の露みたく跡形もなく消えてもうた。

 

 ミカガミのアニキガミ様ムスコを失って意気消になり、自分が持っていないものを取り戻そうと、ムスコを持っている男しか愛せないゲイ体質となってもうた。

 

 だがしかし、生計を立てるために、アニキーガミ様はゲイ能人でありながらしぶしぶ歌舞伎町ホスト兼メンズ地下アイドルをやり続け、好きでもない女性客と杯を交わしながら契を交わし、貢ぐ女たちを次々と騙し、搾取していった。

 

 ある日とある日ととある日、メンズ地下アイドルの地下コンサートを見に来た観客のおばあちゃんーマザーミランダ様から、お前w、ムスコ失ったんでしょう?お前wのムスコが千の風になってどっかに逝っちゃったけど、そのムスコの一部を成している日本銀行券を全部探し出し、パズルみたいに寸分違わず繋ぎ合わせることができれば、ムスコは取り戻せるかもしれん。もちろん日本国債でもオッケーよと告げられ、アニキ「マザーCalendarだと!?新手の詐欺かと思いつつ、ほかにムスコを取り戻す方法がないので半信半疑しながら日本銀行券を稼ぐために人生ゲームに飛び込みで参加したという。

 

 だがしかし、九龍刑事ジャック・オッタンタチンコミーレはジアビタ首の探究で頭がいっぱいいっぱいになり、今はそれどころじゃないので、売れない新鋭監督みたいに「いや何これ?撮り直せよ」と激高になり、予算無視で「鳥取砂丘と千の風水鏡」のくだりを全てカットし、撮り直すこととなった。

 

……

……

 

 

 

 

TAKE2

 

 時は今天が下しる五月哉、急に五月雨が降り出し、激しい嵐で明地風水鏡が砕かれ、粉々になってしまい、結界が消えてもうた。

 

 結界が消えたせいで、ゾンビ犬の遠吠えでTEKE TEKEが出そうな雰囲気になり、幽霊が苦手な九龍刑事 ジャック・オッタンタチンコミーレは猫パンチで爆睡中の迷探偵神にゃんを無理やり掘り起こし、2人仲良くわいわいしながら妖しい光を放つ証明写真機Ki-Ra-iに入ってみた。

 

 すると、なぜか写真機Ka-Ra-iの椅子にはものたくさんの辛ぇモノクロ写真、辛ぇフィルム、辛ぇカレーパウダーや辛ぇ唐辛子が散乱している。

 

 法医と科捜研の男は、5Gスマートフォンで送られてきたそれらの辛ぇ写真と辛ぇフィルムを慎重に検証した。法医は転がる死体や血の色などから、辛ぇ写真の中に写った死体は死後3時間以内であること、死体の切り方とナイフの跡から、死体を解体した人物は医学・解剖学・唐辛子の専門知識がないことを突き止め、それらの辛ぇ写真は医学部の授業で撮られた法医学教室用の教材ではないと断定した。

 

 科捜研の男によると、辛ぇ写真は印刷物からのコピーではなく、死体から直接撮影されたものであることも確認された。また、その中の1枚の辛ぇ写真で宝石のように美しい朝露の一滴が写り込んでいるが、辛ぇカレーと辛ぇ唐辛子を食べた時に出たであることが判明し、その水滴の曲面を拡大してよく見ると、警察が探している行方不明の少女ミカの顔が半分写っており、その上で背後霊の姿も確認された。このムスコの背後霊がついている少女ミカは、メンズ地下アイドルのせいで殺されたと言い、この背後霊こそアニキが幾星霜探し求めたムスコであると思われるが、まだ確証がないという。

 

 だがしかし、もう腹減ったので、お2人は大切な証拠物をそっちのけで証明写真機Ki-Na-iの横にあるスシローに入った。中には人魚漁師のキナイ、神託の盾(オレラクール)騎士団のシンクマルトク帝国将軍のシンジラレナーイ、白竜一族の末裔ヤリキレナイコハクヌシの4人がVIP席に座り、もぐもぐと機内食の回転寿司を食べていた。

 

 犯行当初、ジアビタ内臓と四肢は台所で待機している神託の盾騎士団シンクの中に入れられてたので、VIP席でもぐもぐと機内食の回転寿司を食べてる神託の盾騎士団のシンクの周りに腐敗臭が充満し、まさに外食テロの現行犯である。

 ジャック・オッタンタチンコミーレと迷探偵神にゃんが神託の盾騎士団のシンクさんへの囲み取材を敢行し、本当にお前wがやったのかと小一時間職質したが、シンクは食べ切るまで帰れまテンと言わんばかりに、職質に応える暇もなくひたすら寿司を食べ続けているので、犯意があるかどうかの見分けが付かない。

 

 銀河刑法によれば、法律に特別の規定がないかぎり、犯意のない行為は罰せられないので、神託の盾騎士団のシンクさんの犯意が証明できないと現行犯逮捕は難しいという。

 

 さらに言えば、銀河刑法第三十八条第一項において「罪を犯す意思のない行為は罰しない」として故意犯処罰の原則を掲げており、過失犯は、過失犯の処罰規定がある場合にのみ処罰されることが明示されている。故意は、犯罪事実の認識と意思を必要とするが、このうち認識的要素に関して、犯罪事実の認識があったといえるためには、少なくとも構成要件該当事実の認識が必要となる。行為者が自己の行為に関するなんらかの事情の認識を欠いている場合、それは、構成要件該当事実の認識を欠いているか、自己の行為の違法性の認識を欠いているか、法律自体を不認識であるか、あるいは自己の行為の正しい法的評価の認識を欠いているか、のいずれかであるということを意味している。

 

 通常、事実の認識を欠く場合には即座に故意が阻却されるが、それ以外の場合には、これを欠いたことに相当の理由があるといえない限り、故意ないし責任は阻却されない、と理解されている。それゆえ、ある事情の不認識が事実の不認識にあたるのか、違法性の不認識にあたるのかは、犯罪の成否に大きく影響する。そうすると、客観的には構成要件に該当する行為について、行為者がこれを違法なものではないと考えたことの理由が問われなければならない。

 

 

 

 

【出所:菅沼真也子, pp.167, 商学討究第67巻第4号】

 

 

筆者夜神「えーっと、つまり…どういうことだってばよ(困惑)?エい人教えてー」

 

 

 

 

 この4人の外食テロ仲間と思われるアッシュら公爵は潔癖症のため、4人と遠く離れた回転寿司レーンの始発駅のとこに座り、目の前を通っていた回転寿司は鈍行急行問わず全て超振動で消毒した。アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵の超振動という特殊能力は、プラズマクラスターを発生させながら、電子レンジみたいに高温高圧で食べ物を温める効果があり、回転寿司に付着した細菌とウイルスから素材の美味しさまで何もかも全て殺しちゃう優れものだという。

 

 これを見た九龍刑事 ジャック・オッタンタチンコミーレは外食テロ罪の現行犯としてアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵を逮捕しようとしたが、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は地下メンズアイドルグループ「そんたくの盾騎士団(おらくる)」のリーダーであり、「血月のアッシュら」という称号を持つ脳筋系半グレなので、2人だけでは到底太刀打ちできず、ボコボコに殴られるかもしれんし、証拠もまだ不十分だったため、相棒の迷探偵神にゃんに待ったをかけられた。

 

 お2人は冷静になってカルマに戻り、先ほど飲み干した犯罪王オレがナル!フィシリーズのカフェオレをもう一本飲み干し、本庁の支援を要請したが、ホッとしたお2人はカルマのバックミラーをよく見たら、2人の口には血がつき、カフェオレに印刷されているル!フィくんも不敵な笑みを浮かび、2人を嘲笑している。

 

 九龍刑事 ジャック・オッタンタチンコミーレは腐っても刑事なので、笑っているカフェオレに対し、小便を漏らしながら「コラァ!何笑っとんねん」と一喝したが、ル!フィくんが激怒し、襲いかかってきたぁーっ!!!

 

 

 

 

 

 カフェオレ海賊王にナル!フィくん1匹が あらわれた!!

 

 

 

 

 ジャック・オッタンタチンコミーレ&迷探偵夜神域「ヒイイイイイイイイイイイイ!!!!」

 

 

 ドラゴンが火を吹いた♪

 カフェオレも火を吹いた♫

 オレオレも火を吹いた♪

 

 

 

 

 お2人はカフェオレを飲みながら、燃えさかる火を吹いて気絶した。

 

 

……

……

 

 

 そして夜が明けた

 ラシドーシラソファミレドシー~ラソファーミレドシドレミファーソー♪

 

銀河鉄道最高裁判所第一小法廷裁判長ケイ・アーセナル裁判長「おいおいwなんでだよw勝手に明けるな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして夜が明けたとともにお2人は伝説へとなったが、寛永5年3月9日、このジアビタ生首事件は江戸城高等裁判所で審理された。事件の発端は、外食テロ掃討部隊の資金源として「住友バラ色の人生タビジ」とかいう生命保険を半ば強引に売りつけたBSAA傘下の7-11が、起こした一連の凶悪事件だったため、裁判官を務めている北町奉行所奉行は、裁判員として7名の男性町同心を選んだ。その上で、江戸城高等検察庁の検察官は死体が忍極まりない方法で切断されたことを説明し、裁判員7人に事件の状況、証拠、版画に心証が左右されないように心構えすべしと念に念を押した。

 

 江戸城高等裁判所の7名の男性町同心はさっそく裁判の審理に加わり、事実確認のため当日に二人目の被害者の証人尋問を行うことも決め、あの世にいる当事者宛に証人尋問通知書を送付した。やがて日が沈み夜な夜な夜になると冷たい陰風が微かに吹き荒れ、にゃんにゃんと半グレ猫の鳴き声だけが聞こえ、寝静まっている暗夜にジアビタ生首がゆらゆらと生えてきた。



ひゅーどろどろ
ひゅーどろどろ
ひゅーどろどろ




 皆の衆!お分かり頂けただろうか。ジアビタ亡霊が江戸城北町奉行所に出廷してきたのだ。




江戸城北町奉行所奉行 此山金さん「やれやれ、この見事に咲いた此山桜、忘れたとは言わせないよぉ!

ジアビタ首無し亡霊「……返事がない。ただの亡霊のようだ。」



……
……



 

 ジアビタ生首の幽霊証言もあったため、被告人らは非現住建造物等放火罪、第一級謀殺罪、死体遺棄罪、死体損壊罪、外食テロ罪など5つの罪で起訴された。これに対し、被告人らはそれぞれの罪を認めたが、すべては黒幕のアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵と反社会的団体九十九里猫」に所属しているサトシの命令で行われたと主張した。

 

 裁判中、北町奉行所の町同心たちはしばしば、事件の重要な証拠品である純金のハローキティ像を法廷に持ち込んだり、亡くなった被害者の頭蓋骨、死体を隠した冷蔵庫、死体を煮込んだ鍋などを持ち込んだりしなければならないため、死体の腐敗臭法廷中に充満し、7名の裁判員と傍聴席の矢立屋たちが阿鼻叫喚する地獄絵図になった。

 

 

 

 

 

 

 

 1年半にも及ぶ長丁場の鹿洲公裁判の結果、判決が言い渡された。

 

 

 


 江戸城高等裁判所第一小法廷の裁判長ボタンウパラマルトク9世によれば、サトシ容疑者と事件の黒幕である父親のアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は「住友バラ色の人生タビ路」で支払われた保険金に目が眩み眩影猫に化けながら非現住建造物等放火罪、第一級謀殺罪、死体遺棄罪、死体損壊罪、外食テロ罪などの凶悪犯罪に走り、取り返しのつかない過ちを犯した。特に、犯行態様の虐さや被害結果の重大性からすれば、被告人の罪責は誠に重大であり、被告人なりの反省など、被告人に有利な諸事情を最大限考慮しても、極刑を回避すべき事情があるとは評価できず、罪刑均衡の見地からも、一般予防の見地からも、被告人については、極刑をもって臨むほかない。極刑を求刑した。

 

 だがしかし、人権派弁護士の懸命な弁護が功を奏し、サトシ君とアッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵の減刑が認められ、極刑ではなく無期懲役が言い渡され、精神病院に収監された。

 

 

 

 

 

……

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵「俺は犬派だけど、お陰様で死刑を回避しました。誠にありがとうございます!二度と取り返しのつかない罪を犯さないように更生してまいりたいと存じます。」

人権 猫派弁護士「ほほう。情けは人の為ならず、わしの弁護はお前wはんのためではない。サトシとピカチュウのためだにゃん。」

アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵「はい!ありがとうございます!俺は犬派だけどなワンワン!」



結局、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は意味不明な供述をしており、犯行動機は未だ不明だという。

人権 猫派弁護士によれば、アッシュら・フォンデュ・ファブリーズ公爵は外食テロの被害者だったらしい。もやし男子のファブリーズ公爵は外食テロから逃れられるように、食生活の改善に全力を尽くし精進してきた結果、ついに発狂し犯行に及んだのではないかと人権 弁護士は彼らの犯行についてこう結論づけたが、真実はただ一つに限らず神にゃんのみぞ知る。











 

 

 

 

 

 

 

???「外食テロから逃れられる者はいない……敵は本能寺のアリ!!!ガッハッハッハゲホゲホ!!!」 

 

 

 

Fin

 

【後編はテイルズオブジアビタ(邦題 九龍幻境)【後篇】|ユーリ|あさぶい競馬場つかまねことも文学か🎈 (note.com)です。】

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