Photo by fug 毎日超短話549「天国の階段」 22 yuhi(ゆひ) 2024年3月13日 07:43 鳥が道路で轢かれている姿を見る。どうしようもできなくて、目を閉じて手だけ合わせる。目を開けると階段があって、その隣に鳥がいる。「ぼくは飛んでいくけど、きみは?」そう聞かれて、ああ、これは天国への階段なのかと気が付く。ということは、わたしもまた死んでしまったってこと? 天国に行けるならいいかとぼんやり考えて目を閉じる。また目を開けると、そこには轢かれた鳥もいなくて、わたしは天国じゃないところにいた。地獄でもないから、まだここにいようと思っている。一年前の超短話↓ ダウンロード copy #毎日note #超短編小説 #超ショートショート #超ショートストーリー #天国の階段 22 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート