見出し画像

毎日超短話554「ブックエンド」

ふと立ち寄った古書店の本棚に並べられているのは、本ではなくてわたしの思い出だった。背表紙のタイトルだけ見て懐かしくなる。しばらく見つめていたけれど、浸りすぎたら帰ってこれなくなりそうで、ブックエンドを置いてきた。思い出が倒れないよう、わたしを支えてくれるように。


一年前の超短話↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?