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質問47.理想の親子像はどのようなものですか?

今日までで、「自分の理想の人間関係・パートナーシップ」について考えてきました。
最後は「理想の親子像」で締めたいと思います。
「理想の親子像」を思い浮かべる際、考えるのは母のことです。

母は教育大学卒業後、小学校の教職につくもすぐに父と結婚し、当時はお決まりのコースで寿退職して専業主婦になりました。
その後2人の子どもを、土日もほとんど家にいない父の代わりにほぼワンオペで育ててきました。
子ども心に「孤独な育児はつらそう…。でも経済的に自立していないと父にも強く言えないんだろうなぁ」
と思っていた私は「自分は経済的にもキャリア的にも自立しよう」と思って今に至ります。

子どもの手が離れ始めた40代前半から(20代に産んでおくと40代前半には手が離れる!)大学で専攻していた「児童文学」の学びを復活させ、童話作家としてデビューし、これまで著書を6冊くらい出版しています。
(とはいえ、それだけで経済的自立できるほどの稼ぎにはなっていませんが…。)

恐らくこれまで最大のヒット本がこの本で、本の企画、本を出してくれる出版社交渉、山中伸弥教授への取材、出版後の本の売り込み(書店を1店ずつ自分の足で回っていました)を自分の両親の介護のかたわら全て1人でこなし、すごいパワーを見せつけています。


これぞ今流行りの「自分の好きなことをして個人としてのキャリアを形成する」ということなのかと、企業戦士として日々あくせくと働く娘は母の背中を見つめています。
(ちなみに個人ブログもかなり前から運用しています。やり方を教えてあげたらYouTubeデビューするかもしれません。)

「昭和の典型的専業主婦」と思っていた母は、学び・キャリア・ライフイベント・趣味を織り交ぜた人生100年時代の大先輩では!
この本はもちろん山中教授についての本なのですが、そんな母の人生哲学のようなものも垣間見えて娘としては胸アツです。

母はつい頑張りすぎてしまう自分を常に理解し、見守ってくれる存在でした。
学校を休むことにも口うるさく言わず、「しんどかったら休みや」と言って好きな時に休ませてくれました。
人には「体の不調」だけでなく「心の不調」という状態があることも知っていた人だと思います。
決して押しつけはせずに子どものしたいことを応援し、献身的にサポートしてくれました。

私にとっては母との関係こそ「理想の親子関係」であり、見習っていきたいと思います。

#ワーママ #毎日note #おうち時間を工夫で楽しく #山中伸弥

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