チ。

ゆうひです。ほんまに寒い。最近。秋より冬。秋どこいった。

タイトルでご存知の方はお気づき方と思いますが、
今日は「チ。」について書こうかなと思います。

いきなりですが、みなさんはマンガ読みますか?
私は結構読みます。そして好きです。
私の考えですが、マンガをただの娯楽として捉えるのは非常にもったいないと思っています。もちろん全てではありませんが。

そうです。お察しの通り「チ。」はマンガです。
正直に話します。絵は綺麗じゃないし、字は多いし。
普段からマンガを読み慣れていない人にとっては苦痛になる作品かもしれません。
ですが、ストーリーが素晴らしい。

あまり確信に迫るようなネタバレはせずに簡単に内容に触れます。
みなさんは天動説をご存知でしょうか?(2回目)
今でこそ地球は公転と自転をしていることが当たり前になっていますが、
その昔は地球が動いているのではなく、太陽が動いていると考えられていました。
もちろんですが、それが当たり前であり疑う余地はありません。
そんな中とある天才が、
「おいおい、ちょっと待ってくれ。この動き、地球が動いてるって言った方が説明できるくね?しかも回りながら(公転)回ってる(自転)くね?」と
言い出した人物が歴史上にいます。
その天才のおかげで今の現在があるわけですが、
そんな天才たちはこうやって地動説を世の中に認めさせたんじゃないか?
というものを妄想した作品になっています。
が、多分これは実在した話だと思う。とにかく面白い。
確か10巻くらいだから読んでほしい。ほんでそろそろアニメ化されるはず。
やけどこれはマンガで読んでほしい。

これの何が面白いのか。
いわゆるジャンプ王道漫画とは大違いで、
腕が伸びたり、ビームが出たり、空を飛んだりするわけではない。
でてくるのは、宗教の話や、人間の泥臭い話、拷問シーン。
けど、これほどに胸を熱くさせるものもないと思う。

考えてみてほしい。(3回目)
自分が信じたもの、それも思想に自分の人生かけれますか?
しかもそれが普及してもお金にはならないし、名誉なんて何百年後に
「この人が地動説を唱えたんだよー」ぐらいなもん。
いやいや、こんなもんに命かけれんて。
少なくともお金はチラつくし、周りの目も気にはなるよ。
多分日本で言うと、
「ロシ○最高!統○教会最高!」くらいのインパクトがあること。
そしてそこに命をかける。やばくね?
ちなみにマンガの舞台ではキリスト教的に地動説は異端で、
その考えを口にするだけでペナルティです。
1回目が拷問で2回目が死刑。
でもこんな世界で自分の信じたものに嘘をつかず、
コツコツ積み重ねてきた人たちがいて、その人たちの屍の上で我々は生活していると言うことを、ひしひしと感じさせられます。

普段仕事ばかりの私がこの作品にひどく影響されるのは、
これはまさにパーパス経営に近いものを感じるからだと思います。
「俺たちはこれで社会をよくするんだ」
「このサービスこそ世の中に革命を起こすんだ」
そんな世に溢れる企業の究極系を見せられたからこそ魅力を感じたんだと思います。

そして改めて思ったのは、
何をするのではなく在り方が重要であると言うこと。
how<waht<whyが大事と言う事なのかなと。

日々忙しくされているみなさんにもぜひ読んでほしい。
ほんでもって読んだら教えてほしい。
読んだことあるならコメントで教えてほしい。

だいぶ書くの早くなった。嬉しい。


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