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#244 幕末最強の新撰組を描く「燃えよ剣」が熱い。

歴史だと幕末物が好きだ。

300年続いた江戸時代が終わりに向かい、転換点となる時代。
江戸幕府を打ち倒そうとする革命軍側のエネルギーは爆発し、明治時代へと移行する。

その中でも自分が好きなのは「新撰組」。
革命側の勢力を取り締まり、京都を戦慄させた。

司馬遼太郎の燃えよ剣。
第1巻を読了しました。

土方歳三が新撰組を作り、美学を貫く

燃えよ剣の主人公は鬼の副長と恐れられた土方歳三である。

この物語は彼が新撰組を作り上げ、終戦となる函館五稜郭で戦死するまでを描く。

とにかく土方の生き様がカッコ良い。
新撰組が評価されるに従って、栄誉栄達に走る隊員などを横目に彼は淡々と新撰組を作っていく。

幕末最強の剣客集団という名前にロマンがある。

土方歳三がカッコ良い

自分の好きなキャラは先述しているが、土方歳三である。

最強の組織を作るという一点だけを軸にして、ブレずに進む。
普通の人間は人の意見や、世の中の大きな流れに対して抗えず、染まってしまう。

だけど土方は絶対にぶれない。もっと人の意見を聞け、我流でやるな。と言われても我流を貫く。
栄誉栄達に隊員が流されても、自分が絶対に流されず信念を貫く。

だから後世にまで残るほどの物語になったのだと思う。

あとは沖田総司も好きだ。
飄々とした雰囲気だが剣の腕前は隊の中でも屈指の実猟区。
怖がられている土方の一番の理解者でもある。

魅力的なキャラクターも新撰組の面白さだ。

函館五稜郭に行った。

去年は土方に憧れて函館五稜郭に旅行に行った。

圧巻の景観で、ここで土方が最後に戦死したのかと思うと感慨深い気持ちだった。

面白い物語は、実際に人を動かすほどの力がある。
第二巻も読み進める。



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