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ジブリを聞くと、なぜか泣けてくる #オーケストラで聴くジブリ音楽

9/9日島根県安来市にて宝くじが主催するコンサート、
「オーケストラで聴くジブリ音楽」に行きました。

オーケストラでジブリ音楽が聴けるというだけでもすごいことなのに、なんと本公演では、

千と千尋の神隠しで「いつも何度でも」を歌った、木村弓さん

耳をすませばで月島雫役を演じカントリーロードを歌った、本名陽子さん

「さんぽ」や「となりのトトロ」を歌った井上あずみさんのご長女、ゆーゆさん

ジブリで実際に歌を担当した三名が歌ってくれたので、本当に贅沢な時間となりました。

目を閉じるとあの頃が蘇ってくる、オーケストラ

オーケストラで聴くと、臨場感と迫力で目の前に映画の世界が広がってくるような気持ち。

もののけ姫、天空の城ラピュタ、となりのトトロなど、
誰もが一度は聞いたことのある音楽。
聞いていると、映画を見ていたあの幼い頃にタイムスリップするかのよう。

小学校の掃除の時間のBGMだった千と千尋の神隠し。

海沿いの生活に憧れてよく聞いていた、魔女の宅急便の「海の見える街」

オーケストラで聴くと、自分でも忘れていたような幼い頃の記憶が蘇ってくるようでした。

本名陽子さんのカントリーロード

本名陽子さんのカントリーロードは、どこまでも透き通っていて、心にそっと響いてくるような音。

親元を離れ一人で生きていくと決めた主人公
きっと寂しくて、不安な時もあって、この道を辿れば故郷に帰れる。
でもまだ「帰れない」
歯を食いしばって生きていこうとする寂しさと力強さを描いた曲

自分も、大学時代に初めて東京で一人暮らしをした時、寂しくて不安で、
この曲をよく聞いてたことを思い出します。

最後に月島雫役でもある本名さんが、有名な
「やな奴、やな奴、やな奴!」というセリフを披露してくれて会場が盛り上がりました。

みんなやっぱり思い出に残っているんだなぁ。笑

木村弓さんの歌は幻想的だった

木村弓さんの
「いつも何度でも」は、千と千尋の神隠しでエンディングで流れた曲です。

木村弓さんの歌声は幻想的で、そっと心に寄り添ってくれるような気がしました。

この歌はオーケストラはなしで、木村さんが竪琴を弾きながらの独唱。

しんと会場が静まり返り、木村さんの歌声が響き渡る。

始まりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

静かな曲調の中に、こんな力強い歌詞があったことを知ります。

千尋にそっとよりそうでもあり、その背中を押すような歌でもあるんだな。

ゆーゆさんと、「さんぽ」と「ぽにょ」を大合唱

最後は、ゆーゆさん、木村弓さん、本名陽子さんと、会場を巻き込んで「さんぽ」と「崖の上のポニョ」の合唱。

さんぽも、ぽにょも、老若男女誰でも知っているからすごい曲だと思う。

会場全体で手拍子して、笑顔で、楽しそうでした。

きっと一人一人の人生の中のどこかに、ジブリの音楽があって、
その曲に励まされているのだろうな。

音楽の素晴らしさを実感した素晴らしいコンサート

ジブリを聴くと、自分でも忘れていたような色んな思い出が蘇ってくる。

泣きたくなるような、寂しくなるような、
なんだかずっと忘れていたタイムカプセルを開けてしまったような。

それだけジブリ映画と音楽が人の感情を振るわせる作品なのでしょう。

そして今回の宝くじコンサート。

なんとチケット代が1500円でした。安すぎる。

オーケストラに加えて、ジブリ作品で実際に歌っていた第一線で活躍されている歌手を招いてのコンサート。

本来であれば、もっと高いのでしょうが、
宝くじの助成金で運営しているコンサートだかららしい。

チケットが手頃だからこそ、ファミリーで参加できる。

企画も、内容も素晴らしいコンサートでした。



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