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#227 みんな基本は喋りたいわけだから、「うんうん」って聞いてくれる人は神様のように思える。

人の話って思った以上に聞けない。

例えば何か相談を持ちかけられた時、
その内容が自分もぶつかった悩みであり、苦労した経験が少なからずあると聞く前に自分の熱量が上がってしまう。

聞こうと思って始めた会話が、なぜか自分の「喋りたい!」のボルテージが上がっていき、喋りすぎてしまう。

すっきりはするけど、なんか相手に届いてない。

そりゃそうだ。だってみんな喋りたいんだもの。
まずはしゃべってモヤモヤを吐き出したい。
言葉にならないこの感情を、まずは言葉にしたい。相手に伝えたい。

そんな気持ちがあって、相談とかになるわけなのだから、
自分の熱量が上がってしまっては、チグハグだ。

聞くって奥が深い。

相手と自分はそもそもめっちゃ違う

大体の場合、
自分が話をしすぎてしまう時は熱量が上がった時だ。

自分に話してくれて嬉しい!とか、
その悩み僕も経験したやつだ!とか、
良いアイディア思いついた!とか、

でもそれはズレることも多い。

そもそも相手の経験と、自分の経験が一緒なんてことはない。

性格も家族構成も、生きてきた場所も全てが違うのだから、
一緒っぽいはあっても、完全に一緒はあり得ない。

だから相手の話始めだけを聞いて、
一人合点してしまうと、ズレる。

状況似てるけど違うかもしれないから、もっと聞いてみよう。
くらいがちょうど良い。

てかそもそも相手は、ただ聞いてほしいだけのことも多い。
こんなこと書いてる自分だってそうなのだから……!

熱量上がった時ほど、一拍おく。

だからこそ熱量上がったなと思ったら、
深呼吸して一拍置くことが大事だ。

相手が相談している時に、
話したい!!と思った瞬間に心の矢印は自分の方向へ向く。

話を聞いてるようで聞いてない状態。

自分も含めて、人は思った以上に自分のことを話したいようだ。

だから、聞くって単純だけど奥が深い。

聞ける人はやっぱり大事にされる。

ということを考えると、やっぱり聞く人が大事にされるのはわかる。

寡黙な人でも、話し下手と言っている人でも、
やっぱり話したいし、伝えたいことはある。

悩んでいる時に欲しいのはアドバイスではなくて、
まず静かな寄り添いということもある。

こうだと思う!ってピシャッと言われるより、
「うんうん、そうだよね〜」
「辛かったね〜」

なんてゆるく言ってくれる方が、喋りやすくなる。

しっかり喋りきった後で、
改めて相手から意見をもらったり、アドバイスをいただけると、
言葉がスルスルッと入ってくる。

「聞く」は誰しもが当たり前にできることだけど、
「ちゃんと聞く」となると技術が必要だ。
メンタルも安定してないと、聞けない….!

奥が深い。

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