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「年収200万円で豊かに暮らす本」がツイッターで炎上している。

年収200万円といえば、月の手取りにして16万円程度。

地方によっては、月給16万円前後という求人もあり、また家賃も安かったりする要素が重なって、何もなければ意外と悪くない生活ができることもある。

だが、病気になったり、PCを買い替えたりするのは厳しい。やはり「年収200万円でいい」とは思えない。

よく「地方移住、年収半減でも幸せ」というフレーズがあるが、もやっとする。もてはやすメディアもどうか。「地方だから人件費は安くていいだろう」というのも違う。

15年前は「年収300万で暮らす本」が話題になっていた。そこからさらに下がっている。

国税庁によると、年収200万円の層は22%。この中には非正規労働者だけでなく、低所得正社員、年金生活者も含まれる。

年収200万前後というのは、障害者向けの求人でよく見られる給与額。障害者雇用では年収300万円あれば高給取りと言われる。

先進国のなかでも日本の賃金は下がっている。まともに働いても賃金が上がらないなか、障害者雇用の給与水準が低いことも「障害の有無問わず」という論点ぼかしにされてしまいそうだ。

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