「直感」文学 *ただ独りになりたいだけなのに*
どうしようもなく「独り」になりたい時って、皆にはないのだろうか?
私はある。そしてきっとその比重は、他の人よりも少し多いかもしれない。でも、私は出来るだけ周りに合わせているつもりだし、いや、そもそもその沸点が違うから、私が独りになりたい時間というものが、普段は皆でワイワイやりたい人の「独りにないたい時間」のマックス値を超えているかもしれない。
だけど、それは個人の自由でしょ?
でもね、人は独りではやっぱり生きていけないから、
私はたくさんの人と関わりながら生きていくの。
言っておくけど、私はそういった人間関係が嫌いな訳じゃない。
それらの関係というものは、好き。とても、好き。
だけどね、独りでいる時間というのも、同じくらい愛しているの。
その気持ち分かるかしら?
でもどうしてか。
皆からの誘いを断ったりする時、
彼と一緒に住んでいる家で部屋に閉じこもってしまった時、
ただメールの返信が一日遅れてしまった時、
どうして私は少し後ろめたい気持ちになってしまうのだろう?
いつからこの世界は、
繋がることが「善」で、孤独になることが「悪」になってしまったのだろう?
どうして繋がりに、強迫観念を感じてしまうのだろう?
私には分からない。
私には分からない。
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