見出し画像

お気に入りの愛用品

最近『モノ作り』についての投稿が続きましたが、「愛⽤品について教えて欲しい」というリクエストをいただきましたので、今回は特にお気に⼊りの愛⽤品とそのデザインについてご紹介したいと思います。

作り⼿としてはもちろんのこと、使い⼿としてもモノにはこだわりがあるのです。
本当に良いと思ったものは即取り寄せて、使ってみる。
とはいえ次々と使い捨てでは意味がありませんので、使い勝⼿がよく、⻑く⼤切に使えるものをきちんと吟味しています。
まず最初に、最近購⼊した中で「めちゃくちゃ気に⼊っているんだよねー!」と、つい⼈に話したくなるのがこちらのブランドの⾷器。

ARAS(エイラス)

画像1


前々から欲しいと思いつつ、⾃宅の引越しをきっかけにとうとう買い揃えた⾷器です。
なぜ今まで買わなかったかというと、買い替えと⾔う理由だけでこれまでの⾷器を処分したくなかったから。
こちらの製品、⼀⾒するとシックな陶器に⾒えますが実はガラスと合成樹脂を掛け合わせたというハイブリッドな新素材。
永く使い続けられるよう特殊な技術で⼤変丈夫に作られており、もし破損した場合は何度でも新品交換を保証。
と、かなり⾃信の感じられるアイテムです。
「環境問題においてプラスチックは本当に悪なのか」との発想の転換により⽣み出されるプロダクトはサスティナブルで、未来を⾒据えたものづくりにも共感です。
耐久性やコンセプトだけでなく、デザインもやはり考え抜かれています。
使えば使うほどしみじみと、素材を熟知した上でデザインされていることがうかがえて、惚れ惚れしてしまいます。
職業柄、モノと接する時は⾃分だったらここをこうするな、と考えながら使う楽しみもあるため、他の⽅のデザインに触れることは気づきを得られるチャンスでもあります。


お次は鞄です。
鞄はやはり、yuhakuのプロダクト。
YFF047 2wayショルダーバッグ

画像3


正直なところメインの売れ筋とは異なるタイプのデザインなのですが、⾃分の⽤途にはピッタリなんです。
と、いうのもなんとこの鞄、市販のカメラ⽤インナーバッグがちょうどよく収まるのです。
本体ポケットには通常通り財布や普段の持ち物を⼊れられて⼤変便利、かつ⼩物とカメラがぶつかって傷つけ合う⼼配もありません。
両サイドにのみ⾊が⼊っているため派⼿になりすぎず、モノトーンが多い⾃分のファッションに取り⼊れやすいことでも重宝しています。
このようにして⾃分ならではの⽤途を⾒出すのも、モノを⻑く愛⽤する楽しみ⽅の⼀つだったりします。

画像3


そして、お財布を取り扱うブランドのオーナーとして⼀番よく聞かれるのが「どの財布が使いやすい?」「どんな財布を使っているの?」という質問。
他社のアイテムも勉強の為に使うことが多いのですが、いまだにこのアイテムの使い勝⼿を超える財布には出会っていません。
それがこちら。
YVE114L L字ファスナーウォレット

画像6


⾃分⾃⾝が⼀番使いやすい形状を試⾏錯誤したどり着いたL字ファスナーの⻑財布。
⼀番の特徴はL字でありながらマチがないため、180度開くことのできるデザイン。
他ではあまり⾒られない形ですが、右利きの⽅には確実に使いやすい形状です。(⾃分は右利きなので、そこを追求しましたが、左利きの方にも使いやすいようです。)
通常のラウンドファスナー財布はカードポケットが内側に向かい合っているので、反対のポケットから取り出す際には財布の向きを変えたり、持ち替える必要があります。
しかしこちらの財布は本体を左⼿でホールドした状態でファスナーを引き開くと、右からフリーポケット、カード、隠しポケット、コイン、お札、隠しカードポケット となっており、財布の向きを変える事なく、取り出しが容易な配置に。
また、コインポケットを浅く作っているので、コインを⾒渡しやすく、出し⼊れもスムーズです。

画像11


なぜここまで「動作」にこだわるかというと、かつてお会計の際にもたもたしている⾃分についイラっとしてしまった事をきっかけに設計したため。
そう、ずばりこの製品は『スマートな動作でササッとお会計をするために作った財布』なのです。
隠しポケットには普段使⽤しない商品券などを忍ばせるにもピッタリ。
⼀般的な財布からはみ出してしまうような航空チケットも、ファスナーを閉じて挟み込むことで落とす⼼配がありません。
と、収納⼒と機能性抜群でありながらスタンダードなラウンドファスナーよりも厚みが出ないように設計しています。
つまり、収納量はそのままに、薄さも兼ね備えているのです。
こちらの形状は初代モデルのYLO124からかれこれ4、5年ほど愛⽤中。YLOのモダンなツートーンカラーも気に⼊っていましたが
験担ぎのために3年に⼀度は財布を替えるため、現在はYVE114Lへと代替わりしました。
ちなみに妻は引っ掻き傷を考慮して、型押しタイプのモデルであるYEV124を使⽤しています。

画像5


「いやあ、いくら薄型とはいえ、今の時代はコンパクトでしょ」
トレンドに敏感な⽅のそんなお声が聞こえてくるような気がします。
カード類や念のための紙幣、商品券、領収書など、持ち歩かなければいけない物に合わせると、⾃分にとって現時点でのナンバーワンにしてエースはyuhakuのL字型。
しかし、実は持っています。コンパクトなセカンド財布。
それがALBERTExAtsushi Yamamoto のこちらの財布。
AYS122 コンパクト⼆つ折り財布

画像8


⼿のひらに収まってしまうほどのスリムさはお散歩財布として、夏場にもピッタリ!!
汗をかいても神経質にならずに触れる素材も使い勝⼿が良く、メインの財布と使い分けしています。
お客様からも、⽤途やシチュエーションによって財布を使い分けたい、という話を聞くことが増えてきています。
今や財布は"セカンド"の時代のようです。
ちなみにこちらは社内でも⼈気上位のデザインでもあり、親友のAtsushi Yamamotoとのコラボ商品でもあることで思い入れもあります。

画像9


さてさて残すところあと2品は番外編。

モダン神棚セット『豊雲トヨクモ』

画像4

神社巡りが好きで⾃宅にも神棚を設えている⾃分ですが、これまで⾒てきた中でナンバーワンと⾔えるものを⾒つけてしまいました。
いわゆる「 The 神棚 」は好ましくなかったので、こちらを見つけた時はテンション上がっちゃいました。
シンプルかつ上品なデザインに加えて、作りも丁寧なプロダクトに一目惚れです。 


そうして最後はティッシュポット。
ペーパーPot(ポット)

画像10


そもそもの商品デザインにより、これまでティッシュといえば『四⾓』が当然でしたが、こちらは丸い形をしています。
その固定観念に捉われない発想の転換が素晴らしく、こうしたアイデアが⾃⾝のデザインにおいても刺激になったります。
yuhakuの新オフィスにも採⽤し、「コロンとしたフォルムが⾒ていて和む」とみんなから愛されています。
⼼に残るデザインは、使いやすさも兼ね備えているもの。
⾒て、使って、感じて、設計する。
⾃分にとっての⼀番は、誰かにとっても⼀番であると信じて。
これからも楽しみながら、よりよいデザインの追求を続けていきます

カード_アートボード 1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?