父の黒曜石の行方は？

その昔、私が小学生の時に
学校の校外学習で市内の博物館に
行くことになりました。

父が博物館に行くのならと
私の手渡してくれたのは
黒く光り先が人工的に削られた
黒い石、黒曜石でした。

「これはオトンが小さい時に山で遊んでいて見つけた石や。」
「多分やけど大昔の人が使っていた黒曜石に違いないと思うから博物館の人に見てもらって欲しい
」

と鑑定依頼をしてきたのです。

＊

それにしても美しい石。
私は大事に大事にその黒曜石を握りしめて
博物館へ行きました。

自由時間の時に博物館の人に
黒曜石を見せて鑑定をお願いしてみると
博物館の人は何やら大慌な様子。

「これは本物やよ！」

「この石どないしたん？」

と鼻息荒目に聞いてきました。
私は父が昔拾った経緯を説明したら
博物館の人は

「是非この博物館に寄付してほしい！！」

と言ってきたので私は
何だか誇らしく思いその黒曜石を
手渡しました。

「すごい！あの石本物なんや！！」
早く父に言いたい！！

家に帰りすぐに父に事の成り行きを
説明すると父も満更ではなさそうでしたが
黒曜石を渡してしまった事が
とても残念そうでした。

「まぁしゃないか､､､」

父のその言葉を聞いて
私は初めて気がついたのです。

父は鑑定をして欲しかっただけで
寄付する気はサラサラなかったと。
しかも小さい時から大切にしていた宝物。

私はなんて事をしてしまったのだろうと
今でもあの時の事が忘れられません。

＊＊＊

そんな幼少期を過ごした場所は
大阪府の北の方の町です。
父も同じ地域で育ちました。

古墳が沢山ある場所で
ハニワも沢山出土しており
確か十数年前には卑弥呼の鏡も出土
しております。
(そう言えば卑弥呼は沢山いたんだよね？)
(卑弥呼48w)

数年前に実家に帰ったら
変なハニワのキャラクターが
爆誕しておりビビりました💦
(なんだアイツは？！)

父が幼少期の頃は
古墳の整備もされておらず
ハニワもそのまま放置されていたとか💦
山に入って掘れば何か出てくる
そんな時代だったそうですよ😳

さすがに私が幼少期の頃には
整備がされてハニワも触れないように
なっちゃいました。
(当たり前やね)

昔は古墳の近くや不老水の井戸の近くで
遊んだよなぁ～
と無性に懐かしく思ったりして。

そう言えばあの博物館は
なんて名前やったかな？
40年前の記憶なので正直覚えてません。
調べてみたら沢山博物館が出来ていて
今となってはどれなのかわかりません💦

あの黒曜石もう一度触りたいなぁ🙄
ちゃんと展示されてるのかな？
ナイトスクープにでも依頼してみよかなw

最後までお読みいただき
ありがとうございました🌈

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