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言語学習の出だしは書かない方がいい:始めるならDuolingoとSpeachlingが最高

前回のブログで、第三言語は挫折しかなかった話をしました。しかし、とうとう今回ブレイクスルーが起きつつあります。それが韓国語、もとい、Duolingoの登場です。

かつて挫折した言語はギリシャ語とロシア語でした。特にロシア語はキリル文字の手書きとフォントとの違いがあまりに大きすぎて、かなり早い段階で心が折れました。

キリル文字って何?ってところに引っかかったかたはこちらのブログがすんごい詳しい。

そもそも、歴史的に言語って文字から始まってない

言語の起源を探ると、実は文字が存在する以前から言語は存在していました。最初の言語は口頭で伝えられ、音声を通じてコミュニケーションが行われていたのです。考えてみれば、文字は人類の歴史の中で比較的新しい発明であり、その歴史は数千年に過ぎません。それ以前の数万年にわたる人類史において、言語は音とジェスチャーを使って進化してきました。

この視点から見ると、言語学習においても音声と実践的な会話が重要であることがわかります。Duolingoは、この音声コミュニケーションの重要性を強調しており、リスニングやスピーキングの練習を重視しています。特に韓国語のような新しい言語を学ぶ際には、文字だけでなく、実際に話すことで理解が深まります。

大きな成果を上げているファイブラウンド方式って知ってる?

現任校では、中学校の英語でファイブラウンド方式というやり方を導入しています。学習内容を5つのラウンドに分け、各ラウンドで異なるアプローチを取りながら学習を進めるものです。結果的に1年間で教科書を5周ずつします。1ラウンド目では音声のみで内容を理解し、2ラウンド目では音声を聞きながらテキストを追い、音と文字を一致させます。3ラウンド目は、これまで耳からインプットしたことを音に出す音読です。4ラウンド目では「穴あきリーディング」に取り組み、5ラウンド目で教材のストーリーを自分の言葉で伝える「リテリング」を行います。

このように、ファイブラウンド方式だと、言語の歴史と同じように、音だけから入り、徐々に文字へとシフトしていきます。子どもの言語習得とも似ていますね。音だけを聞く時間ってすごく大事なんです。

DuolingoとSpeachling, アプリで十分

DuolingoとSpeachlingはどちらも音声を重視しています。ただ、Speachlingは使い始めたばかりなので、どちらも使い方などの詳しいところはまた別の機会に説明します。

Duolingoはディクテーションにかける時間が最も長いです。何度も音を聞いて、理解を深めます。発音を何度もリピートするうちに、なんとなく頭に回路ができる感覚があります。現在239日めですが、100日目を超えた頃に韓流ドラマを見ていると、聞いたことのあるフレーズが増えました。ナ、ウユ、アン、ジョワみたいな短文がすっと理解できた時の嬉しさと言ったら。

しかし、ある時本校の韓国語の授業で使っている教科書を見てみると、私の理解はせいぜい5ページ分の内容でした。つまり、じっくりと時間をかけてミルフィーユのごとく積み上げているわけです。

Speachlingではネイティブの音声が使われており、練習し録音→波形を見る、自分の音声を聞く→近づくよう録音、というサイクルがあり、こちらを合わせると発音練習も同時にできます。しかもフィードバック もいくらかもらえるというのがありがたいです。

さいごに

今年3月に韓国に行くためだけに始めたDuolingoでしたが、なんとか7ヶ月続いたので、次はまた3月に行くことを目標にやってみたいと思います。次のブログではDuolingoとSpeachlingについて裏技チックなお話などさせていただきますね。

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