元旦に寄せて:振り返りとビジョン
2023年振り返り
昨年書いたものがあったので、これから毎年このフォーマットで書いてみようと思います。
ハイライトを選ぶのも難しいくらい疾走した年でした。悩んで凹んで、逃げ出したくなることもありました。自分の限界を少し乗り越えられたと思います。
去年は「結実」という言葉で締めくくっていますが、今年は最後にでた言葉が「惑」でした。カテゴリごとに振り返ります。
1)家族
よくも悪くも長男を中心に回った年でした。最終的にはオールオッケー。
長男が札幌新陽高校に進学することを決め、1−3月はその入試の付き添いなど寒いながらも札幌の冬を共に頑張ることができました。もともと私が前校長と面識があったことや、先生方もオーガニックラーニングのイベントに参加してくださったかたがおられたりと何かとゆかりのある学校ではありました。たまたま甥っ子が中学生だった時、長男も連れて行ったことがあり、その時食べたいももちの話は今でも出ます。
ただ、まさか札幌に行くと言いだすとは思ってもおらず、本人がTikTokで見つけて来たときは驚きました。長男は小学校の頃から教室に入れなかったのですが、先生方には本当に可愛がっていただいたいた子でした。さらに、バスケットボールや自転車でのビワイチ にアワイチ 、日本史やe Sportsなどいろんな世界を私に教えてくれた多趣味なところもあります。つまり、多様性や挑戦することを重んじる札幌新陽の方針に合っていたわけです。
ところが、入学してしばらくすると、心労が積み重なると同時に不登校傾向が再発して、学校になかなか行けない日が続きます。私も心配なので、病院の付き添いなどを含め何度も札幌へ行くことがありました。日帰りの時は正直参りました。
結果的に、後期からほぼ休むことなく行けるようになり、随分落ち着きました。毎日ご飯を炊いておにぎりを持参しているようです。電話でも辛いということではなく推しの話やバスケをどう盛り上げるかなど色々と話してくれます。将来の夢もできたようで、嬉しい限りです。いつもお世話になっているメンターや、顧問の先生方、コーチには感謝しかありません。
2)職場
学習指導部長として
4月から学習指導部長を拝命し、自分としては一番苦手だったチームビルディングに取り組みました。と言っても、強いリーダーシップを発揮するタイプでもありません。むしろ、学習指導部のメンバーが非常に優秀でいつも支えてくれることや、上長がドーンと構えていてくださり、余計な心配をしないでいいことにはとても助けられました。
私としてはまだこの職場は3年目。後で紹介しますが、「初任研」に参加したくらいです。何しろ、仕事が何かもわからなかったくらいですから大きな変化は起こすことよりも、小さく始めることを大事にしました。
ICT 3 minutesは、職員会議を3分間ジャックして実戦紹介やアプリの使い方を話すもの。驚いたことに研修というものがほとんど存在しないので、許可を得ずにできることからスタートです。これは面白いことにスピンオフして、事務方が同じような取り組みを職員会議で始められました。そちらの方が人気が出ていて嬉しい限りです。
授業発見Weekは、授業見学のハードルを下げて先生方が自由に見て回るという取り組みで、6月と11月に行いました。60名ほどの先生方が参加してくださり、前向きな振り返りをもらっています。
部署の主な仕事は実は模擬試験の運営。このおかげで20連勤を2回超えるというハードな日々でしたが、みんなで仕分けすること自体が意外とチームビルディングになったような気もします。来年度はさらに外注できるところは外注して少しずつ負担を減らしていくつもりです。
英語の先生として
高校3年の理系クラス、グローバルクラスの英語表現、2年生グローバルクラスの国際関係ゼミ、そして高校1年生の論理表現と、4種類を受け持ち、そのうち3つは自分が全てを決めなければならないというハードな状況でした。どうやって乗り越えたんだろう。(笑)
というのも、イチから作ることを好むため、毎回の教材を作るところから始めていたんですね。論理表現については教科書を書き換えることもしていたので、作り終わるのが毎回夜中。横並びの先生にはよく叱られていました。でもおかげで高校1年生はあまり心折れずにここまでサバイブしているようです。一生懸命で可愛らしい子たちです。
国際関係ゼミは本項では珍しい探究型の授業です。今年は「イスラム探究」と「ジェンダー論」最終的にモスク でイマームのお話も聞けたし、ジェンダー論では知育菓子を使う新たな取り組みもできたし、チャレンジングで刺激的でした。またお話しできるようになったら詳しく書きます。
3)オーガニックラーニング
驚いたのですが、なんとほぼ休むことなく年間の全ての金曜日21:30-23:00はなんらかの講座をしていました。ざっと10講座。もっとあるような気もします。
やり切ったことはすごいと思うのですが、今年はゴリゴリ系が多かったようです。2022年は、「破壊力LOHAS」など、リラックスすることが目的のものや、女性がしあわせに生きるためのレシピ的な講座もしていたのですが、今年はパステルくらい。Canvaと英語に明け暮れていたようです。それでも、講座をすること自体がものすごく学びになるので、自分としてはレベルアップできたと思います。2024年はもう少ししなやかに行こうっと。
それ以外でも、MIEEやESBILA学会、私小連の全国大会、奈良県教育委員会、HARVEST、つるぶんフェスや韓国での登壇などたくさんの方に呼んでいただきました。寺子屋あさひも楽しかった!なんといってもコロナが5類に移行したことで対面が増えたのも嬉しいところです。
4)Canva
生活・仕事での中心だったのがCanva。今年はAI機能が一気に進化した上、アップデートのペースが早く、ついていくだけで精一杯でした。あまりご紹介もできていないので、来年度はブログなどでも週1程度でCanvaに関する発信をしていきたいです。
また、ミートアップ的なこともやってみたい。ひとまず小さな集まりを冬の間に実現しようと思っているので、興味のある人は声をかけてください!Canvassadorも人数が一気に増え、各都道府県で広めていくようです。これからもみんなで盛り上げていきたいですね。世界での日本のCanvassadorのプレゼンスもアップします!
5)健康
去年は2月にコロナ感染し、足を引きずっていました。今年も実は8月ごろにコロナか?と思うような症状があり1ヶ月ほど咳き込んでいたのですが、幸いすっかりよくなりました。
秋口からピラティスに通い始め、しなやかな筋肉を作っていきます。これ、チョコザップ的なところなので、チョコチョコ通いたいところです。とりあえず、毎朝10分の体操と、1.5キロ歩くこと、そしてピラティス。もう若くないし、なんなら毎朝どこかに痛みがある状態なので、メンテナンスには力を入れます。
2024年に向けて
キーワードは「しなやかさ」。それを実現するためにはコミュニケーションやレジリエンスが必須。自分だけでなく、若い世代が働きたい学校にするにはどうすればいいか考え、実行する。嫌われることを厭わず、人に話しかけにいく。
2023年度には宗教研修でかなり得るところがありました。2024年に付け足すとしたら「理念の具現化」。現任校は真宗大谷派なのでその研究もしてみたい。何より、表層的なことではなく、本当に大切なことはなんなのかを掘り起こしたい。それがあってこそブレない経営になるからです。
https://note.com/yuh_etoh/n/na631b8b55d49
この記事に至るまで3回でその話を書いていますが、本当に奥が深い。まずは自分が学ぶところから始めます。
さあ、間も無く2024年。皆さんはどんな年にしますか?
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