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残念な授業、持ち堪えた授業、違いってどこにある?

3学期が終わって、ほっとしていませんか?学校ではそろそろ次年度の担当者も決まっていく時期です。そして新たな学期がまた始まる。。。

また自転車操業するの?

今年を振り返ってみてください。毎週毎週、なんだか追われまくっていませんでしたか?副教材の解説解答を適当にしている授業なら大したことはないでしょう。でも、生徒のためを思って丁寧に作れば作るほど、時間はどんどんなくなります。

学校では想定外もよく起こります。謎のタイミングで仕事が増えたり、時間が奪われることも。だから、毎年この時期になると決心するんです。

と言いつつ、ICTや新しいスキルを得るとつい使いたくなっていっぱいいっぱいになってしまうことも。学びに敏感だからこそ、起こることかもしれません。

残念な授業、持ち堪えた授業の違いは?

よく、今年はダメだったと肩を落とす方がおられます。それ、生徒の立場からしたらやばくないかという話なんですが。。。一方で、持ち堪えた!と思える場合があります。その違いってなんでしょうか?

それはおそらく、自分のやっていることに一貫性があるかないかです。もう少し噛み砕いて言えば、育てたい人間像や授業の世界観があるかどうかです。よく、「いいアプリないですか?」と聞かれることがあります。とりあえず、アプリを使うというのは結構危険だと思いませんか?育てたい生徒像があって、授業がその上に組み立てていれば、新しいことを入れて多少苦しくなっても、結果的には持ち堪えるんです。

自分の「道」を描く

大切なのは、自分の「道」を描くこと。それは、「どう」でもあり、「みち」でもあります。自分が進む道は、目の前だけでは困ります。少し先まで見てないと怖くて進めません。また、自分「どう」を持つことも大事です。授業を分析し、育てたい人間像を言語化します。江藤で言うと「人生の経営者を育てる」です。多かれ少なかれ、授業はその上に組み立っています。

こうしたことは、一人でやればなんとなくできるのですが、やはり行き詰まったり、面倒になることもあります。

先日、TEDx京都2023で、ウスビ・サコさんがおっしゃっておられました。

早く行きたければ、一人で行け。でも遠くまで行きたければ、みんなで行け。

アフリカの格言

わたしにはオーガニックラーニングの仲間や、職場の仲間がいますから、一緒に先を見て授業を考えていくことができます。ここ8年それを続けてきました。ちなみに、8年前の動画などを見ると、今と基本的に同じことを言っています。どんな授業をしていても、そのベースは崩れません。

さいごに

あなたにはそのような仲間がいますか?職場でチームとして機能している学校は、そうした取り組みがとてもうまく回っています。トップダウンや、カリスマ教師では絶対にできないことです。

オーガニックラーニングでは、2023年3月31日に「破壊力-道-Do」がスタートします。新学期のブーストに、どうぞ。

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。

いただいたサポートで参加者がハッピーになる仕掛けを増やします^^