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オンラインの授業に鉄板リンク二本

昨日のブログでは、オンラインでのライブ授業あるあるを爆笑動画と共にお届けしました。

世界の現状を見ると(2020.3.31現在)日本もいつ都市封鎖が起こるかわかりませんし、学校もまた休校にせざるを得ないことが十分考えられます。だから、自分が倒れた時を想定しておくこと、自分がいなくても生徒が学ぶにはどうすればいいかも合わせて考えておきましょう。普段は自転車操業の方もまとめて授業設計できるようになあるチャンス!パワーUPしちゃいましょう!

お役立ち動画:サンドイッチ方式とは?

実際の授業の組み立てには武蔵野大学の藤本先生のYouTubeが今まで見た中で最高にわかりやすいです。

中でもこれは!と感じた部分を抜き出しました。長くオンライン講座を主宰してきましたが、目から鱗の連続です。35分と長いですが、慣れておられる方もぜひ見てください。

・新しいサービスを使いすぎない、今までのものを中心に組み立てる
・授業1→7分の講義と小タスクを組み合わせたものを一授業に2セット
 ・非同期中心
 ・同期型は話す場
 ・1回目オリエン中心
・授業2→知識理解中心、Google Form使う
 ・オンライン対面なしとオンラインを繰り返し
 ・グループディスカッションしてまとめる
 ・GoogleFormで集め、Spreadsheetを閲覧可能にし、学生が共有
 ・コミュニケーション課題で家族や友人に聞いてまとめる課題

実際に藤本先生がされている普段の講義をオンライン化するとどうなるかという視点で作られているので、とても参考になります。特に、同期型、つまりZoomでのライブ授業は一斉講義にするのではなく、話す場や、安否確認、ラポール形成という位置付けにされているのに納得しました。

昨日の動画のような長い一斉講義だと、当然生徒は飽きます。むしろ、YouTubeのように倍速で見たいと思う人もいるでしょう。ですから、講義部分は短い動画にして配信するのはいいアイデアです。一番簡単なのは、パワポやキーノートに直接音声を吹き込んで動画で書き出す方法。これなら授業ようスライドを用意する程度の労力で済みます。

・授業3→サンドイッチ方式(jc命名)
Zoomを使ったオンライン授業で、オフラインでの課題遂行時間を挟む
+事前課題、事後課題、次の課題や時間を知らせる

サンドイッチ方式は、10分程度のライブ授業の間に個人の課題をする時間を設ける方法。これなら、無料アカウントでも十分対応できますね!

お役立ちスライド:Zoomでのライブ授業では最初と最後にすることとは?

実際Zoomでライブ授業をする際にそのまま使わせていただけそうなN中等部のスライドはこちらにあります。

例えば、グランドルールの設定です。

・この時間のルール
 ・相手の意見も自分の意見も肯定しよう!
 ・オーバーリアクションを心がけよう!
 ・Zoomやパソコンのトラブルがあったらチャットで教えてね

これは後で詳しい説明があるのですが、オンライン授業が初めての時にはこうしたルール設定が肝心ですよね。そのまま使えそうな簡潔なスライド、シェアしていただいてありがたい!

また、最初にやることをイメージできるように示したり、途中はゲームを挟んで使い方に慣れることができるなどアイデアが満載です。でも、特にいいなと思ったのはこれ。

スクリーンショット 2020-03-31 16.44.39

お互いに初めてだから、肩の力を抜いて一緒に授業作って行こうよ!というメッセージです。オンライン授業を初めてやるときはぜひ使いたいです。

さいごに

藤本先生もN中等部も伝えているメッセージに共通する部分があります。それは、

"先生ががんばりすぎないこと"

あれこれ盛り込みすぎてもバーンアウトするだけ。生徒も同じですね。この状況が長期化する可能性もありますから、無理しすぎず、ひとまずやってみることが大切です。次の記事では4月からの授業で使ってみようと思っているアプリや、実際の私の授業デザインをご紹介します。

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