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【イギリス留学#80】後悔

いよいよ留学日記最後の投稿です。昨日の投稿でイギリスから日本までどのように帰ってきたのかということを事実ベースで書きましたが、そこで感じたことは全然書いていなかったので、今日書いていきたいと思います。

ちなみに今日のカバー画像(サムネイル)は、僕が80日間住んだニューカッスルの街並みです。

前回の投稿はこちらからご覧ください。


イギリスに留学する理由/準備の様子/これまでの投稿は全てこちらのマガジンに載せているので、よければご覧ください。


もっと出来たことがあったのではないか

この留学中の日記の中でも「後悔がないように過ごします」みたいなことを何度も書いてきたのですが、結局後悔が残ってしまいました。それは「もっと出来たことがあったのではないか」という後悔です。

そう感じたのは、空港で僕と同じ日に日本へ帰る人と話していた時です。その人は僕と留学期間も同じだったのですが、留学先の友達とかなり仲良くなったみたいです。

その友達というのは、基本的に一緒に行動していたミャンマー、ロシア、中国など色々な国籍の人が混じった6人ほどのグループだそうです。こんなエピソードを話してくれました。

「自分は日本の大学が手配してくれたタクシーに乗って空港まで行ったけど、他の友達はわざわざ電車を使って空港まで見送りに来てくれた。保安検査の前で別れる時が本当に辛かった」
「昨日の夜は1人1人を呼び出して、手紙を渡しながら話した。話しているうちにお互い号泣してしまった」
「少し前に本屋に行った時に『この本良いな』って言ったけど、その時はお金がなくて買わなかった。それを覚えてくれていたみたいで、帰国前にその欲しいと言っていた本をプレゼントしてくれた」
「みんな国がバラバラだけど、たまたま一緒の留学先を選んで会うことが出来た。だからもう一度会おうとすることは本当に難しい。出会えたことが奇跡みたいに思える」

僕はこれを聞いた時に「そこまでの友人関係は築けなかったな」と思ってしまいました。手紙を書いた人はいないし、最後に日本のお菓子はあげたけど、本当に小さなものでした。

見送りには#64で一緒にご飯を食べた人とか元ルームメイトとか4人くらい来てくれたけど、それも最寄りの駅までなので、空港まで見送りに来てくれた人はいませんでした

もっと出来たことがあったのではないか」と考えてしまいます。帰りの飛行機の中では「日本に帰ってどう過ごそう」というワクワクした気持ちで過ごせると思っていたのですが、この後悔がずっと頭の中を巡っていました。

原因は?

飛行機の中などで考えた時に原因は3つ思い当たりました。

①英語力

いやそんな初歩的なことかよと思われるかもしれませんが、どうしてもこれが原因の1つとして考えられます。やっぱり英語力がなければ、自分のキャラクターが伝えられず仲良くなれません。

なぜ英語力が低いのかというと僕は本当に勉強が嫌いで、机の上で教材に向き合ってられず、留学に出発する前の英語の勉強は結構怠っていました。ただそれでもコミュ力があればなんとかなると考えていました。

留学を終えて分かったのは、確かに何とかなることはなります。でも何とかなるで行ける範囲なんてたかが知れていて、僕の場合だと駅まで見送りに来てくれる4人の友達が出来るレベルでした。

もう少し具体的に自分の英語力の説明をすると、初対面の方とコミュニケーションは取れるけど、2回目以降会った時に深い話をすることはできないくらいの感じです。

②コミュ力

もちろん英語力だけでなく、コミュ力も不足していました。ただコミュ力って簡単に言うと話を盛り上げられる能力だと思いますが、それって過去に盛り上げてきた自信からくるものだと思います。

(もちろんコミュ力には「相手の言いたいことの本質を掴む」みたいなもっと深い意味合いもあると思います)

しかし、英語で話すとなった場合にその自信は全然ありませんでした。そうなると2回目会った時に積極的に話しかけられないし、当然関係性も全然深まりません。

③ホームシック

正直僕は帰国まで残り1ヶ月ぐらいの段階で、日本に帰ったらしたいことリストを作ってしまっていました。脱日本とか日記に書いている時期もあったのに情けない話です。

日本に帰りたいなと思っている奴と別れるのを惜しむ人なんているわけがありません。言わないようにしていましたが、周りには伝わってしまっていたんだと思います。

おわりに

留学した際にこのような後悔が生まれましたが、よく考えれば僕は3ヶ月後に大学を卒業します。果たしてそれを悲しんでくれる人がどれくらいいるのか分かりません。

卒業まで残り3ヶ月あるので出来ることがあればやりたいと思います。
本日も読んでくださりありがとうございました!


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