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留学は就活に使えるのか

僕は4回生5月に就活を終わらせて、9月から12月までイギリスに留学に行っていました。その経験から「就活が既に終わった人」という目線で、留学が就活に使えるのか考えていきます。

4回生の後半で留学した理由はこちらの投稿に書いてあります。


イギリスに留学した理由/準備の様子/留学中に書いていた日記/留学から学んだことなど留学に関する投稿は、全てこちらのマガジンに載せているので、よければご覧ください。


留学だけで英語力は上がらない

よく言われることですが、留学に行けば必ず英語が話せるようになるとは限りません。確かに英語を使う場面は多いですが、仕事をするわけでもなく、生活するだけなら最低限の英語力でも何とかなります。

だから自分の英語力を証明するには留学に行ったという事実よりも、TOEICの点数などの方が必要なはずです。でもTOEICの点数を上げるだけなら、留学よりも家に籠って勉強していた方が良いです。

ただそうは言ってもTOEICの点数が高い人が必ず仕事が出来るとは限りません。家に籠ってずっと教科書に向き合ってきた人がいきなり英語で仕事をガンガン出来るようになることなんてないはずです。

そのため、そういった能力は面接GDで見極めるんだと思いますが、家で勉強だけしていた人にガクチカ自己PRがあるとは思えないし、グループで話し合うことなんて不可能です。この能力は別で伸ばす必要があります。

留学=ガクチカ?

では留学はガクチカになるのかを考えていきます。留学によって様々な文化に触れて経験を積めるのは確かです。しかし、その経験って「価値観が変わる」「固定概念を壊す」といった漠然としたものが多いです。

その経験をガクチカとして話すのってかなり難しいし、「とりあえず留学しとけばガクチカになるだろう」という曖昧な目的で留学に行っているのであれば尚更難しいと思います。

またガクチカって働いた時に成果を上げられるかを問うために聞いているので、再現性が必要になります。そのため、ガクチカは結果ではなく、過程が大事だと言われています。

その過程を積むにはゼミでの活動やサークルで運営したイベントなど小さくても良いのでプロジェクトを実行することが手軽だと思うのですが、それを留学先でやるのってかなり難しいかも知れません。

自己PR/志望動機では?

こっちの方が留学の経験は使いやすいと思います。積極的なコミュニケーション環境適応力などは留学で試される場面が多いので、自己PRとして使いやすそうです。

また留学の経験は価値観に直接影響を与えることがあるので、留学で形成された価値観から志望動機を書くと、熱の籠ったものになるのではないかと考えています。詳しくはこちらのサイトを見るのがおすすめです。

「目標」に活かせない「強み」が手に入る

僕の知り合いに留学していた人がいたのですが、留学した経験を活かして就活しようとし過ぎて「本当にその業界行きたいのか?」って会社を志望してました。

本来は「やりたいこと」と「できること」が重なっていないといけないはずなのに、乖離してしまっているんです。こちらのMust/Can/Willのモデルを参照してください。

この乖離が起きている人って、いざ働きだした時に「やはり自分のやりたいことはこれじゃない!」と言って早期退職しそうなので、志望動機が弱い時点で落とすんだと思います。

だから「海外で働きたい」「海外に事業展開をしている会社で働きたい」という強い意思があり、TOEICで高得点を取るなど高い英語力がある状態で留学するのがお勧めです。

仮に留学した場合は「ぶつかった課題」「どのように乗り越えたのか」などを記録しておいて、それを就活に合わせて活用していくのが良いと思います。意外とすぐ忘れるので、記録は結構大事です。

おわりに

留学を実際に就活に使ったタイプの人間ではないので、実際に就活していた人と違う所もあると思います。「そんな意見もあるんだな~」くらいで読んで頂けると助かります。

僕は留学の目的が本当に曖昧だったので、就活を終わらせてから留学に行って本当に良かったです。沢山旅行に行ったり、毎日を「経験」に振り切って過ごせました。

本日も読んでくださりありがとうございました!

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