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生きる道

プロサッカー選手は常に結果を求められる。


海外に出て、家族や友達と離れ、あらゆることを犠牲にしてチャレンジしてきた。だからこそ下手でも「プロサッカー選手」になれた。

そんな僕の海外生活は当たり前に常に競争があり、結果を出せない選手にチームにいる価値が無いように感じていた。自分の目標、自分の成長を常に追い求め頑張り続ける。そんなこと当たり前で、それがベース。その中で結果を出し続けなければ価値が無い。実際結果をだせず「クビ」になった経験もある。

あれだけ憧れていた「プロサッカー選手」になったはず、4クラブを経験してある程度の実績も積んできた。それなのに未だに自分にご褒美をあげない、ネガティブな結果ばかり気にしてしまう。「周りの仲間は結果を出している」「あいつは俺よりもステップアップしてる」他人軸思考が強まり、常に自分に対して物足りなさを感じていた。



少し話はそれるが、日本は世界的に見ても先進国。西洋医学、科学が‘発展してどんな病気も治るようになってきた。だが、慢性的な病気、アレルギーなどは増え続け「うつ病」など強く受け止めて考えていかなければいけない問題のように感じる。

また、プロサッカー選手でも不安障害を感じている選手が増えている。去年から蔓延したコロナということでリーグが中断、練習禁止、減給などでサッカー界にも大きく影響を受けていて、選手には多くのストレスがかかっている。


そして、セカンドキャリア。


この言葉が良くも悪くも広まって、多くの選手が不安を感じながら現役を過ごしている。また二足の草鞋のスタイルが現代では確立していて、スポーツ界にもそのような人が増えていて「何者かにならねば」となってしまっている。

プロサッカー選手の平均引退年齢が26歳、27歳とかだと思うが「引退後なにをして生きていくのか」と不安がある。プロになる選手の多くが小さなころからサッカーしかしてこなかったはず。サッカーが無い人生、何をしたらいいのか分からなく、サッカー以上の熱量を込めれない。社会人として自立が出来ないようなことがある。


僕自身海外でプロとしてプレーして、コロナで渡航後1回も試合できず帰国した経験もあり、現在セカンドキャリアと向き合っている。上記で書いた内容が僕は全て実体験で感じている。



海外プロサッカー選手を経験して感じた疑問は「自分自身は本当に幸せなのか」ということ


僕が「プロサッカー選手」から現在離れているのでわかるが「幸せな環境」にあったと感じている。だが、心底幸せだったとは胸を張って言えない自分がいる。

それはただ単に結果が出なかったからではない。上記でも書いたことを常に感じていた。結果を意識しすぎてサッカーを心の底から楽しむこと、常にあらゆる不安を感じていて今に集中すること。そして一番は自分を大切にすること。これらが出来なかったからだ。

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僕はこれから「ヨガ」を指導していく中で、人々の心を豊かにして、心身ともに本当の健康な状態にしていきたいと考えている。

ヨガの一般的なイメージの「身体が綺麗になる」「リラックス」「マインドフルネス」といったこともそうだが、最も大切な事は「心の豊かさ」を感じてほしい。


サッカーでいうと絶対に「勝ち負け」がありそこには「他者からの評価」がある。それはしょうがないことだし、そこがあるからエンターテイメントとしての楽しさも出てくる。でも、その感覚を永遠に持ち続けていたら心は疲弊していくだけ。

ヨガでは呼吸やアーサナをとる中で、繊細な動きに集中することによって、マインドフルな状態。そこには他人の評価や勝ち負けは無い。自分自身が全ての軸で、自分の成長も自分で決める。自分自身の心の声や身体の反応。自分と向き合い続けることは、人生に絶対生きてくる。


勝ち負けが全てでない。自分を大切にし、自身と向き合えるようなコミュニティを作り幸せの連鎖を広げていくこと。僕がサッカーで得た経験、感じたことをあらゆる哲学に乗せて歌っていければと。

多くの人々や、スポーツ選手が少しでも幸せな気持ちを感じてもらえれば嬉しいです。


だからヨガを実践し、学びをシェアしていく

【川畑悠吾】
1994年生まれ(26歳)/東京都出身/海外プロサッカー選手/メンタルアドバイザー資格保持/全米ヨガアライアンス(RYT200)保持/サッカーをメンタルやヨガ哲学から考える『哲学とサッカー』無料マガジン公開中

【Notoを書く理由】
僕自身が学んだ事や経験をより自分のものにするためのツールとしてnoteを使って発信。僕を含めたすべての人が元気になったり、幸せになれば嬉しいです。


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