アスリートが社会進出するにあたっての課題

初めまして
株式会社SUCCESO 奥野です。
数ある記事の中からお読みいただき有難うございます。

今日は、表題の課題について記載します。

皆さんは、アスリートが競技引退後にどのような道を進むことが多いと思いますか?

・タレント
・解説者
・クラブのスタッフ
・自分がやっていた競技の指導者
・焼肉屋さんのオーナー
・居酒屋さんのオーナー

他にもまだまだあります。

意外と選択肢があるじゃん!課題少なそう!
って思った方も多いと思います。

今上げさせていただいた選択肢に至る経緯はどのようなものがあるのでしょうか?

・その業界、競技しか知らない
・クラブに誘われたから
・自分が焼肉が好きだから
・居酒屋さんって儲かりそうだから

理由だけ見ると視野の狭さがわかります。
もちろん、しっかり市場調査して業種、価格、サービス、立地などを調べ尽くして企業開業される方もいると思います。

でもほとんどの方がそうではありません。

自分は、アスリートになるために10年以上の歳月をかけて準備し試行錯誤してきたのに、社会人になることに準備をしていないんです。それこそが、競技引退後の生活が不安になる最大の要素だと思います。

ではなぜ、競技生活中からその準備をしないのか。

答えは簡単です。

その競技で生き残るために全ての競技に時間を捧げているから。

わかります。
僕も引退後のキャリアを支える人間として、1秒でも1分でも長く競技人生を歩んでいただきたい。
それと同時に、アスリートには夢を与える存在として、引退後のキャリアをしっかり考えて欲しいです。

自分の憧れていた選手が競技引退後破産していたり、路頭に迷っていたら子供達はその競技に夢を持ちますか?
親御さんはその競技でプロになることを勧めますか?
僕は二人の娘の親として、手放しで応援できません。ましてや、日本における女子競技の生活環境の過酷さ、セカンドキャリアの過酷さを知っているから。

こんなデータがあります。
サッカー イングランドプレミアリーグを引退した選手の40%は4年以内に破産、3分の1が1年半以内に離婚しているのです。
※出典元:Number Web


日本でのデータではありませんが、Jリーグよりはるかにお金がもらえる国でのサッカー選手の40%は4年以内に自己破産しているのです。

なぜでしょうか?

生活水準を戻せないから。

その通りです。
しかし、引退に対して、しっかりお金の知識を蓄えたり引退後のキャリアの準備をしていたら・・・

おそらくこのような結果にはならないでしょう。

競技人生はあっという間に終わりを告げます。
その先の人生のほうが長いです。

しっかり準備しましょう。
そのための研修は随時弊社にて行えます。

ぜひお声掛けください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?