デュアルキャリアのメリット・デメリット

初めまして
株式会社SUCCESO 奥野です。
数ある記事の中からお読みいただき有難うございます。

今日は、アスリートがデュアルキャリアを歩むメリットとデメリットについてお話ししようと思います。

メリット1 引退後のキャリア形成がスムーズになる。

人生80年あると言われています。
その中でアスリートとして活躍できるのは1年かもしれないし10年かもしれない、30年かもしれません。
80歳まで現役のアスリートとして活躍し続けるのは、至難の業だと思います。
何歳まで現役生活続けますか?
競技のキャリアプランを立てることも非常に大切なことですが、人生のライフプランを立てることも重要です。

メリット2 認知・人気とファン層の拡大

元アスリートがよく言うのは、「あの声援は何者にも変え難い。」あれ以上の幸福感は一生味わえない。
まさしくそうだと思います。J1のチームだと毎試合数万人程度の観客がピッチ場で闘う選手たちに向けて声を張り上げて応援します。
ほんとに何者にも変え難いものだと思います。
僕もインターハイ県予選の決勝戦で100人程度の観客からの声援は今でも忘れられません。
しかし、その声援は競技を通したものでしかありません。
他に自身の可能性を広げ、ファン層を拡大したり、自身の認知を上げることでスタンドだけでなく、日本中から応援される選手になれれば最高じゃないですか?
そのクラブのある地域の声援だけでなく、日本全国から応援される可能性があるのがデュアルキャリアの最大のメリットだと思います。

メリット3 スキルの転用ができる

アスリートが一般の社会人に勝てるスキルというと、コミットメント力やリーダーシップ、覚悟感(プロ意識)だと思います。
下手したらプロになるために十年以上その競技に時間を費やし、多くのものを犠牲にしてプロとして活躍しています。
生半可な覚悟ではなれないと思います。
その覚悟やコミットメント力は一般の社会人にはほとんど持ち合わせていないと思います。
その思いをビジネスに転換するだけで最高に楽しいビジネスマン人生を送れると思います。

デメリット1 時間的制約

アスリートはその競技で最高のパフォーマンスを発揮することがある種義務付けられています。
そのため、1日の大半をその競技に関係することに費やします。
ビジネスやってる暇があったら、体の回復や強化に当てたいのは当然です。

デメリット2 専念すべき競技への影響

ビジネスがうまくいかず、精神的に不安定になることで、競技への影響は多少なりともあると思います。
しっかり準備して、戦略を練り緻密にビジネスと向き合っていても、ウイルスなどの外的要因でうまくいかなくなることもあります。
ほんとにスポーツとビジネスは似たもの同士ですね。
怪我があってキャリアプランが崩れることもあったり、選手補強で戦力外になったり、ほんとに似ています。
そのための準備をしっかり行いましょう。

デメリット3 ストレスとバランスの制約

デュアルキャリアを追求することは、高い負荷とストレスを伴うことがあります。複数の仕事に対して責任を持ち、求められる結果を出すためには、労働時間や精神的な負担が増加することがあります。

とメリットとデメリットを僕なりに挙げてみました。

メリットデメリットはまだまだあると思います。
しかし一つ言えることは、「どんな経験も決して無駄なものはない。」ということです。

無駄と思って取り組んでいた練習が、実は意外な場面で好プレーを引き出したり、ピッチ以外の場所で経験したことがピッチの中で良い教訓として出てきたり。
できればしたくなかった恥ずかしい経験や黒歴史があるかもしれません。
辛い経験をして生きるのが嫌になったこともあるかもしれません。
その分、強くなって今必死に経験を重ねることで、いつか必ず点と点が線となって自分の人生にプラスになると思います。

これは、デュアルキャリアも同じことだと思います。アスリートが持つリーダーシップややり抜く力など、好きなことだから発揮できる力であって、社会に還元できないのでは?と多くの経営者の方に言われてきました。
でも僕は、決してそんなことないと思います。アスリートは一般の人とは異なる世界で自身の能力を遺憾なく発揮してきた稀有な存在です。その能力の発揮の仕方さえわかれば、社会に大きな力を与えてくれると思います。

そのためにも、デュアルキャリアを通して、少しずつスキルの転換の仕方を覚えながら、社会で活躍できる能力をつけながら競技にも繋げられたら最高の結果を競技とビジネスにおいて出せると信じています。

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