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肩書きのない自己紹介。

四角より、丸や三角の方が好きです。
食器、机、家の外観、ピシッと角ばって隙間がなく効率的な四角より、必ずどこかに余白が生まれてしまう丸や三角の方が落ち着きます。四角は整いすぎてて、私の不完全さが際立ってしまう気がするのです。もうちょっと肩の力を抜いた形が似合う人間です。
 
 

幸せを追求するより、不幸を回避することを努力する人間です。
表現して傷つけられるのが怖いから黙っておこう、もっと美味しいラーメン屋さんがあったら悔しいからちゃんと調べよう、と日々、不幸から逃れようとしています。最近わかったことは、不幸様がドカン!と目の前に現れちゃうのは比較したときだということです。
鎌倉は幸せを追求する方が多く、幸せの呼び方がわかってきました。ありがとうございます。
 
 

ビールより、日本酒やワインが好きです。
お酒がとっても弱いです。調子が悪いときは、ほろよい1缶で顔をりんごみたいに真っ赤にします。なので、「とりあえず、ビールで!」はできません。美味しい日本酒やワインを時間かけて、少しだけ飲むのが好きです。嗜むという感じでしょうか。ちなみに、いっぱい飲みそうな雰囲気をしているみたいです。

 
 
チェーン店ではなく、その人らしさが見え隠れするカウンターのある小さめの個人店が好きです。
外食するときのお店選びにこだわりがあります。駅前ではなく駅からちょっと歩いたところにある、こじんまりしたお店がたまらなく好きです。メニューボードや椅子など、オーナーさんのこだわりを見つけるとニヤニヤしてしまいます。メニューが豊富ではないお店が多いので、おすすめは?と聞いて、結局すべてのメニューのおすすめポイントを教えてもらっちゃうことがしばしばあります。

 
 
一見強くて明るいですが、可愛がられる方が心地いいです。
はじめまして!の時や、大勢でいる時は、ハキハキした自分でいることが好きです。できる男、を演じたいです。一方で、仲が深い友人や恋人の前ではいじられたり甘えたりするのが心地いいです。どっちかばっかりになると疲れるので、バランスをとりながら、生きています。
 
 

夜の真っ暗な大海原を照らす月が好きです。
波打ち際ぎりぎりに立ち、前方180度から聞こえる「ザアー。ザアー。」という規則正しい波の音を脳で震わせながら、真っ暗な大海原と自分を結ぶ、海上の光の筋を眺めるのがすきです。
疲れて心にモヤモヤが溜まっている日には、周りに人がいないことを確認して、お腹いっぱいに息を吸い込んで思っ切り「アーーーーーー」と叫びます。昨年は3回しました。とても気持ちいいです。

 
 
ひとの弱みを聞くと、心が落ち着きます。
いつまで、隣の芝生が青く感じるのでしょうか。他人のいい性質ばかりに目がいくので、弱みがあることは自分だけだ、ダメだ、と直感的に思ってしまいます。ひとの弱みを愛でることで、同時に自分の弱みも愛でることができ、心が落ち着きます。
 
  
  
過去のことは、いい瞬間が記憶に残ります。
負けてばかりだった習い事、気まずくなった友達、離れることになった恋人。どんな思い出でも、幸せだった瞬間や好きだった特徴ばかりが記憶に残っています。過去のことを思い出して、無性に恋しくなります。これを見た優しいひとは会ってやってください。

 
 
夕焼けに、とても感動します。
太陽と私と1億5千万キロの間の色んなものが反応してできている、赤と白と青と黒のグラデーションに、なぜだか、感動します。
その色合いに感動しているのか、1日が何気なく終ろうとしていることに感動しているのか。それどころか、うれしいのか、かなしいのかもわかりません。
 

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好きなライターさんがこの形式の自己紹介をされていて、いいな。と思ったので、真似しました。ありがとうございます。

一般的な自己紹介では、「〇〇歳」「〇性」「〇〇業界で働いている」「〇〇大学出身」といった肩書きを伝えます。そうすることで、少ない情報で相手との社会的な関係を作りはじめることができます。

とっても便利ですが、どこか寂しさを感じてきました。
なぜなら、きっともっと素敵なはずのその人らしさを、ほとんど感じられないからです。

ここでは肩書きを見ずに、真っすぐに見てほしい。捉えどころがなく、ぼやけてしまうかもしれませんが、それくらいが心地いいです。

さらにワガママを言えば、皆さんの「肩書きのない自己紹介」を見てみたいなあ。

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