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なぜ髪の毛なのか

自分達が何気なく使っている言葉は当たり前の話だがその昔、誰かがそう名付けたからその言葉になってるに過ぎない。例えば「水」と「湯」と分けて使っているが別に逆でも良かったし、なんなら「みず」じゃなくても良かった。「おかね」とか「からし」とかでも良かったのである。ただ、今となってはあれを「みず」以外の言葉で表現しようとはまず思わないし、「みず」に変わる言葉も思いつかない。それほどにしっくり来る言葉なのである。伊達に長い間使われ続けてない。

沢山の言葉が長い歴史を経て、取捨選択され、淘汰され、しっくり来る言葉のみが今も使われているはずなのだから自分が違和感を感じたとしてもそれは自分がおかしいだけなはずである。それは歴史が証明している。でも…

「髪の毛」っておかしくない?

おかしくない?おかしくな〜い?

いや、「髪の毛」は絶対におかしい。明らかにおかしい。普通、「の」がついた時は前者に付随するものなはずなのだ。(例えば「私の金」「日本の領土」「木の実」)つまり、「腹の毛」とかだったら腹にある毛のように「〇〇の毛」は〇〇にある毛だと考えるべきだろう。じゃあ…

髪ってどこなの?

これである。私が知っている中では髪とは頭頂部にある毛であって、「髪」という位置は存在しない。もしあったとしても「髪」という位置を私は知らない。私の中では「髪」は「毛」なのであり、その考えだと「髪の毛」は毛にある毛なのである。枝毛のようなものなのだろうか。

しかし、枝毛は「枝毛」という名前をもっているので、早急に「髪の毛」という名前を変えるべきであろう。なのでいくつか候補を考えた。

  1. 頭毛(あたまげ)

  2. 頭毛(かしらげ)

1は後でどんな毛かがわかりやすいが、語感が悪い。あと言葉の感じが露骨すぎて気持ち悪い。2は対照的に語感は良いが、発音のしにくさがある。どっちの方が良いのだろうか…

これを書いている途中で思いついたのだが、「髪の毛」は体の中でも上の方に生えているから上の方の毛ということで

上の毛(うえのけ)

でも良いなと思ったのだが、より発音がしやすいし、なぜかしっくりくる言い方を見つけたので、発表しようと思う。

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上の毛(かみのけ)

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