心地のよさは自分でつくる
えっ!もう25日?はやい!という毎月恒例の会話をして、あっというまに1月も27日となりました。
今月は比較的ゆっくりと過ごしており、制作本番というよりその仕込み、事務作業に時間を費やしてきました。
私はものづくりと並行して会社員としても働いています。というか会社員が本業です。いわゆる副業にあたるものが、作家としての活動になります。
大学を出てからは周りと足並み揃えて新卒正社員として入社しましたが、1年半くらいで退職。あの頃は今思うとかなりメンタルがぐらついていて、毎日半泣きで丸の内線に揺られながら帰っていた記憶があります。たいしてやりたくもない仕事を夜遅くまでやって、好奇心のかけらもない毎日だったからです。
その会社を退職後はずっと、ものづくりと並行して仕事に就いています。
転職のたびに、「ものづくりが好きならそれ一本でやっていけばいい」「すぐに辞めるのではないか」「うちで本気で働きたいと思ってはいないんじゃないか」と質問をされました。
私が面接官だったら同じことを聞くかもしれないですし。。イラッとすることも緊張することもありませんでした。
都度、めげずに自分の本心を話して(時に失礼に当たることもあったけれど)、ご縁のあった先に内定し、限られた時間の中で精一杯のパフォーマンスを発揮できるよう勤めてきました。
作家として以外にも、社会とのつながりを持つことが私にとってはすごく大切なことなんです。
昨年はいよいよものづくりに本腰を入れるべく、週5フルタイムの働き方をやめて、週4日勤務の仕事へ転職しました。
30歳という年齢と、内側から湧き上がる「限界までやりたい」気持ち、なによりキャンドル作りの面白さに突き動かされた結果です。
ありがたいことに今の仕事はそうしたワークバランス、というか私のわがままな就業希望条件も快く受け入れてくれて、日々楽しく働かせてもらっています。
仕事はつまらない、稼ぐためのものだと思っていた20代前半と比べるとずいぶんと考え方がポジティブになったし、自分が心地がいいと感じる環境、真理、空間は自分しか作れないし見つけられないんだと思うようになりました。
もしやりたいことがあるなら、それを軸にして仕事を探せばいい。やりたいことがないなら、とにかく足を動かしていろんな場所を歩いたり、見聞きして視野を広げたらいいんです。
たとえば、街を散策して働く人や街の風景を感じたりとか。そのくらいなら、そんなにお金もかからず時間潰しにだってなります。
毎日の退屈を会社や誰かのせいにしてはいけない。
自分のやりたいことに打ち込むために必要な知識を得られる仕事が見つかれば、経験がブレンドされよりよい働き方ができるはず。
今年はそんなこんなで、ようやく整い出した「働き方」を軌道に乗せつつよりよい作品が作れるよう、頑張りたいと思います。
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