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脱サラした話

今年の3月いっぱいで9年間働いた会社を辞めた。
4月からはギター講師になる。
そこで、会社を辞めた理由や心境について書いてみる。

先に書いておくが、今までの会社で得たものは数えきれないほどある。
そこで得ることができたからこそ、今の自分がある。

皆さまには大変お世話になりました。
本当に感謝いたします。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。

会社を辞めようと思ったきっかけ

そもそも今までいた会社には、高校卒業後入社した。
高校時代、斡旋がきている企業の中から選んだ。
だから特別ここの会社に行きたいと思って選んだわけではない。
当時はやりたいことや学びたいことがなかったから「とりあえず就職するか~」と思って入社した。
入社するためにはそれなりに頑張ったが。
その会社は給料が平均より高く、福利厚生をしっかりしている。
しかし、働き続けていくうちにやりがいを感じなくなっていった。
会社にいる以上は、やりたくないことやメリットを感じないことでも、指示やお願いされたことはやらなければならない。
そして、分社化することもあり、より幅の狭い業務を行うことが予想されている。
異動しても同じような業務、定年まで行う業務は想像ができる。
生活する上で最も多くの時間を仕事に費やしている。
そう思ったとき、「何のために今の会社で働いているのか」
ふと考えた。
その理由のほとんどの割合を占めているのは、お金を稼ぐためだけではないか。
数年同じ会社で働いてきて、お金以上に得るものはないのではないだろうか。
そう思うようになっていった。
そして、少なからず今よりもやりたいことや楽しいと思えることに時間を使えたらもっと幸せなんじゃないか。
その時に、漠然と会社を辞めようかな、と思い始めた。
それが3年前くらいかな。

退職すると決断できた理由

理由はいくつかあるが、1つは、ギター講師の仕事が採用になったこと
これは、1年前くらいに友人からギター講師の求人を紹介してくれた。
ダメもとでノリと勢いで応募してみたら採用された。
書類審査と面接をしたが実技試験とかはなく、大手の教室よりハードルが低くて助かった。
面接の終盤には採用と言ってくれてスピーディーに事が運んだ。
ギター講師の方が楽しいしやりがいがある。
生徒さんが成長していく姿を見るのがとても嬉しい。
これで、退職した後の収入源を確保でき、会社を辞める口実ができた。
ギター講師の求人を紹介してくれた友人には本当に感謝しています。

2つめの理由は、まだ結婚していないこと
これも決断できた大きな要因でもある。
もし結婚していたり、子供がいたりしたらみんなを養っていかなければならないだろう(パートナー次第だが)。
そのような状況なら、大きなリスクをおかしてまでギター講師になりたいかと言われると、とても難しい判断になると思う。
実際、結婚していない事が良いのか悪いのかは分からないが、まだ自由にやりたいことができる状況にあることは確かだろう。
だから、なおさら決断するなら今しかないと思った
なるべく早いうちに決断して行動に移さないと何もできなくなると思った。

3つめは、周りの方々が賛成してくれて応援してくれたこと
退職する意向を伝える時、みんなから反対されるだろうと覚悟していた。
始めの方に書いたように、うちの会社は一般的に安定している企業と言われ、平均より給料が高く、福利厚生も良い。
そのような会社を辞めて本当に良いのかと。
初めて退職する意向を伝える時はだいぶ勇気がいった。
最初はチームリーダー(係長?)だけに伝えた。
そして、いざ伝えてみると、驚いた反応はしていたが思ったよりすんなり納得してくれた。
予想以上に賛成派だった。
そこで結構肩の荷が下りた。
他の先輩や同僚、後輩に伝えても、驚きはするものの、みんな納得してくれて応援の言葉をいただいた。
本当にギリギリまで引き留めてきた人は1人だけだった。
でも最終的にはその人も「頑張れ」と言ってくれた。
もちろん家族も賛成してくれたっていうのも大きい。
みんなが私の思いや考えを受け止めてくれた。
周りの方々には本当に良い人しかいないと思う。
皆さんには本当に感謝いたします。

最後に

ここまでいろいろと書いてきたが、ギター講師として一人前になることがゴールではない。
ギター講師はただの通過点。
私が思い描いているゴールはまだまだほど遠い。
私が生きている間に到達できないかもしれない。
時には休息も必要だ。
立ち止まることもある。
そういうのも意味のある時間だと思う。
与えられた時間を、1日1時間を大切に生きていきたい。
これからも情熱をなくさず、たくさんのことに挑戦し、たくさんのことを学んでいく。


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