日本近代思想「器械芸術は西洋にとれ、仁義礼智は東洋に存す」

『日本思想史』清水正之

清水正之
聖学院大学 人文学部 日本文化学科 学長
(兼任)大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科 特任教授 大学院長 総合研究所所長

清水正之
清水正之さん

ChatGPT解説
清水正之氏は主に倫理学と日本の倫理思想史に焦点を当てた研究を行っています。彼の研究は、日本の倫理思想の歴史と発展に深い洞察を提供しており、特に国学とその中での他者像についての研究が注目されています。彼の博士論文「国学の他者像 : 誠実と虚偽」は、日本の国学における他者への認識とその表現について深く掘り下げた研究であり、日本の思想史において重要な寄与をしています。
また、『日本思想全史』という彼の著作は、日本の思想史において重要な位置を占めています。この本では、神話時代から現代までの日本人の思考の進化と、外来の宗教や哲学の影響を受け入れながらも、日本固有の思想がどのように形成されてきたかを詳細に追跡しています。このような作品を通じて、清水は日本の倫理思想史において著名な研究者となっています​​​​。

ChatGPT

p296
「幕藩体制下にあって、日本・東洋の精神的優位を保持したままで、西洋の優れた文物、とりわけ科学と技術のみを導入しようとした」

p296文中

明治維新によって本格的に始まった日本の近代化だが、その当時の思想としては日本・東洋の精神的な優位、つまり道徳心といったものはそのままに、西洋の科学技術のみを導入しようとしたようだ。

「器械芸術は彼(西洋)にとれ、仁義礼智は我(東洋)に存す」(橋下左内
「堯舜孔子の道を明らかにし、西洋機械の術を尽くさば、何ぞ富国に止まらん、何ぞ強兵にとどまらん、大義を四海に布かんのみ」(横井小楠

明六社
……明治6年に創設にちなんで名付けられた。
森有礼、西村茂樹、津田真道、西周、中村正直、加藤弘之、箕作秋坪、福沢諭吉、杉亨二、箕作麟祥


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