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243: 他愛もない話に一喜一憂する乙女心色

森の奥深く
あなたが知っている
あるいは知らない場所にある色屋の話。

口元を手で隠し、
嬉しそうにくすくすと笑う彼女。
頬は楽しさと恥ずかしさで
ピンク色に染まっている。

ああ。可愛いなぁ。

そいうい僕も,ほっぺたはずっと熱い。
これから秋の旅行…
(といっても遠出はできないんだけれども。)
話で盛り上がっている。

ここのご飯は美味しそう。
ここは見どころなんじゃ無い?
そういえば、昨日カコが言ってたんだけど…
あの映画見たいんだよね〜。
え?そうなの?アレってそう言う意味だったの?

あちこちに話が飛ぶ。
正直、最初は女の子の会話って,
ぽんぽん移動するから,
追いかけるのが大変だった。
話が逸れるんじゃなくて、別の時間に飛んで,
嬉しそうにしていたらと思うと,
なぜかプリプリと怒っていたりする。

一つの話題を,熟考して答えを出したら
「え?なんの話?ああ,あれね!
アレってそうなの?
全然別の見方があるんだね〜」
すぐさま彼女は戻ってきて話を繋げ,
また別の次元へと持って行く。

積もり積もった,他愛もない話。
でも,一つ一つは繋がっているし
彼女に取ったら,クスクスと
いつまでも思い出し笑いができる話らしいし,
思い出し怒りもできたり,思い出し悲しみも
出来たりするらしい。
…できたら後ろの2つは無しでお願いしたい…

今も,「あの時の…」なんて言う話が
舞い戻ってきた。
可愛いし,面白いからイイか。

今日も,クルクルと話題と表情が変わる彼女を
前に見つめて僕もほっぺを赤くする。
秋の旅行,楽しみだよね…

…と言う,微笑ましいカップルの
思い出話をノロケられての,この色です。

健やかな時だけではないでしょうが,
とってもイイ色ですよね。
忘れないように手元に置いておくのも
いいかもしれません。
えぇ,お買い上げですか?
胸の奥がじんわりと温まってこられましたか?
いつも目につく場所に置いて
お互いが思い出しあって話していくと…
そうですね。
一喜一憂でジタバタし直すのもいいと思います。
いつか、あなたのノロケ話を聞かせてくださいね。
ありがとうございます。 お気をつけて。

カランコロン……






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