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人工物の散歩


自然の中の散歩も好きですが、
人が作ったものを
散歩するのも好きです。

一気に春の陽気で、
綿の白シャツ、ベージュの薄いカーディガン、ガウンタイプの紺のスプリングコートを着ていたのですが、シャツ一枚でもいいくらい暑かったです。

カーディガンは、すぐにリュックに入れてしまいました。

駅周辺に行ったので、
今日は街中散歩。

モニタリングポスト

数値は0.125だったのですが、
画像にはゼロしか、
写りませんでした。
他の地域は、0.0いくつなので、
ここは線量高かったのでしょうね。

モニタリングポストも、
やがてなくなるだろうし、
あっても、
「コレなーに?」
って、なる気がします。


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この絵、
ピカソに見えます?
…私にはピカソには思えなくて。
ウーン。
確かめに行かなければ。


新幹線ホームと貨物車と線路。


遠くに小さく列車が見えます。
肉眼だと
もっと大きく見えるから不思議。


貨物列車。


列車と、鉄の構造物。
硬い感じがしますね。
人間の営みも感じます。


ホームと、錆びた構造物。


人や物を運び、
やってくるもの、
運び出されるもの。


駅はなぜか、
ドキドキします。


新しいものと、
朽ちて行くもの…。
そうやって、
代謝を繰り返すのは、
この世の常になのだろう…と、
変化を怖がる自分に、
言い聞かせるような、
思いがありました。

「明日はやっぱり晴れだよ。
 もし雨でも、
 何も心配いらない。」


駅ビルに入り、
美味しそうなお菓子や、
ランチメニュー、
春一色の可愛い洋服を、
まるで全て記憶するように
眺めていたら、

「ん?」

なんか視線を感じて振り向くと、
金髪のオジサンが、
ジーッと見ていました。

食い入るように物色する私を
怪しい人と思ったのか?

田舎なのに、
結構外国の人がいます。
一人一人
「ユーは 何しに 日本へ?」
と、訊ねたい衝動に駆られます。

…訊ねませんけどね。

気が付くと、
スーツケースを持った人たちが
沢山いました。

春休みのためか、
部活の移動らしき学生の集団や、
家族連れ、
単身者。

そう言えば、
列車での旅行なんて、
ずっとしていません。

きっと、
多くの人がそうではないかな?

…旅も良いですよね。


いつものことですが…。

人工物の散歩は、
私の記憶力と集中力総動員です。

なぜかと言えば…。

それが何で出来ているか、
新しいデザインはあるか、
それらの価格の平均、
面白いと思った物は
どうやって出来て、
素材は何で、
私が作るとしたら…、
と、頭の中は、
作ることの想像でいっぱいなのです。

「散歩って
もっとボーッとするんじゃ?」
と、思うのですが、
私の散歩は、
面白いことを見つけるためのものなのです。
集中こそリラックス。


今日も、
沢山太陽を浴びて、
沢山歩いて、
楽しかったな…。


もう、
旅に出てもいいみたいです。

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