見出し画像

楽園は危険信号か?

ふと思った。
飢えることもなく、捕食者もいない。
自然災害はあるけれど、今の所、命を脅かされるほどではないし、
癌も治る病気になっていて、流行病ももうすぐ収束するだろう。

アレ?
勝手に不安を抱えてるけど、
ここって楽園じゃない?…って。

そう思ってYouTubeを見たら、こんなのが↓


最近、検索もしてないのに、
アレ?…と、思うとYouTubeに関連動画が上がってきてて、
既に私の脳とYouTubeは繋がってるんじゃないかと思うことがある。
余談ですが。

1968年7月に実施された、ジョンBカール博士のマウスの楽園実験。
(かなり大雑把な要約です)

楽園の環境としては、
住処からの追放、食糧不足、悪天候、病気、捕食者を排除。
4組8匹のマウスを入れ、初めは混乱していたが次第に環境に慣れていった。

平均寿命は800日で人間にすると80歳(人間の1年が10日)

フェーズ1 :  104日目に初めてのマウス誕生
フェーズ2 :  159日目に620匹までマウスが増えると、広大な敷地があるに関わ   
      らず、群れ生まれ、各エリアが出来上がり、均等に暮らすこと
      なく、一極集中が始まる。
      そうすると格差社会も出来上がって行く。
   A: ボスマウス
   B: ノーマルマウス(小競り合いを繰り返す)
   C: 浮気者マウス
   D: ストーカーマウス
   E: 引きこもりマウス
    ABマウスは戦うがCDEマウスは戦わず穏やか。
    ABマウスは個室、CDEマウスは広場に集合。
フェーズ3 :   フェーズ2から55日後、ABマウスの乳児死亡率が50%。CDマウス
      の乳児死亡率が90%になる。オスが戦わないため子供が食べられた
      り、子供を守るためメスがオス化していった。
フェーズ4:   終末期。
     600日目 乳児死亡率が100%。
     900日目 妊娠するマウスがいなくなる。
     1330日目 超高齢化社会。
     引きこもりが増え、生殖能力がなくなり、子供が産まれなくなり終焉  
     を迎えた。

この実験名はユニバース25
25の前に24回の少しずつ環境を変えた同じような実験をしたそうだが、
全て終焉を迎えたそうだ。
生物は元々の非社交的で、社会があるから社交的にさせられた…と、そちらが本質ではないかと言っている。

ビックリしません?
まるで人間社会そっくり。
貨幣経済などなくても、自然に格差も、住み分けもされて、浮気・ストーカー•引きこもりは自然に存在し、まるで集団化とはそう言う性質を持っているかの様だ。
どんなに環境を整えようと、争いは遺伝子に組み込まれていて、争いを止めれば、種の保存を放棄し始める。それは、争いながら生きる様プログラミングされてるみたいだ。
もしかしたら、人類は核兵器で滅びるのではなくて、生殖能力の低下で滅びるのかも知れない。…どの道、人類のタイムリミットは決められてるってことだろうか?
ただこれはマウスの実験だ。
戦わない楽園を手に入れた先に、未来への想像力を持てたら、生き残っていける気もするのだがどうだろう?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?