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それ以上でもそれ以下でもない言葉    ーnote感想ー


まつろーさん、
勝手に感想及びそれらに関連した事を書かせて頂く事を
お許しください。

まつろーさんがnoteを書き始めた頃から
ずっと読ませて頂いています。
note開始が近くてフォローしていた方も、
1年を過ぎると、殆ど投稿を見なくなりました。
なので、私にとっては唯一読み続けている方です。


まつろーさんは、テレビを持っていない方ですが、
唯一見た…と言うものが意外に一緒で、
「恋愛小説家」も夏川結衣さんの出ていた「結婚出来ない男」も、
私も見ていて、結構好きな映画と番組です。

ジャックニコラスの役も、阿部寛の役も、
変わった偏屈な「結婚出来ない男」なのです。
人の嫌がる事を平気で言う。
自分の価値観で生きて世間とはズレている…。
初めは、とっつきにくい変わった人に見えるのですが、
途中からアレ?…って、思うのです。

彼らの言っている事は、
現実をそのまま真っ直ぐに表してるだけじゃない?…って。
普段の会話って、
相手を傷つけないために、差し障りのない話しばかりなのに、
彼らは、事実を突きつける。
確かに本当の事って、一番傷つくのかも知れないし、
勝手にコンプレックスに踏み込まれたらイヤかも知れない。

でも、それは、自分の姿を見ないように生きてるだけの気がします。

ジャックニコラスと阿部寛の言葉は真っ直ぐで、
独身女のコンプレックスを突きまくります。
それを嫌味と取れるかも知れないけど、
彼らにとっては、嫌味ではないと思うんです。
その言葉は言葉通り。他意などない。
いわゆる、
それ以下でもそれ以上でもない言葉…。
だから、ヒロイン達は本音を吐きまくり、
その掛け合いが本気ゆえに、コミカルで面白く感じます。
だから、ヒロイン達は自分に気付きます。

独身だからなんなんだ。
世間体ってなんなんだ。
彼らは、好きな事をし、自分の価値観を大事にし、
自分のルールで生きている。

そんな、阿部寛を見て、夏川結衣が目くじらを立てながら、
「ホントにバカらしい!!」
と言うセリフが大好きです。

本当の事を言われて傷ついた時、
本当に傷つく必要があるのか考えてみると、
必要のない自分のこだわりだったり、
自分の価値観ではない誰かの価値観で生きていたりする事に
気づくでしょう。


それ以下でもそれ以上でもない言葉で、
嘘の隠れることのない言葉で、
とるコミュニケーションは、
とても清々しい気がします。

彼ら二人は、変人に見えるけれど、
おかしな事は何一つ言ってはいなくて、
私から見たら、チャーミングでさえありました。
「結婚出来ない男」ではなくて、
「結婚しない男」だよね…と、思います。

さて、
まつろーさんに戻ると、
noteで、察するに、
まつろーさんも、
それ以下でもそれ以上でもない言葉を使う方のように思います。
言葉に毒を持たせたり、
嫉妬を含ませる事はしない方であろうと思っています。
それに自分の価値観で生きられる方で、
大切なものをちゃんと知っている…。
そう思うと、彼ら二人と結構似ているんじゃないかな…と、
思います。

私がそんな風に生きられるのはいつか分からないけれど、
そんな風に生きてみたいな〜と、考えると、
何だか楽しくなって来ます。
だから、
まつろーさんはワクワクして生きられるのかも知れません。

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