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1年間の育児休業から3年経って

先日、本当にたまたまなのだが、以下のようなnoteのお題企画を見つけた。

https://note.com/info/n/n6152af59c9d8

「これは私が書かねばなるまい!(`・∀・´)」と謎の使命感に駆られ、
いまPCを立ち上げたところだ(笑)

実はnoteを書くのは大変久しぶりなこと。

2020年に育児休業に入って数ヶ月した頃に始めたnoteですが、
復帰して8ヶ月くらいは続けていたものの、
さらに第三子が誕生したことで、正直なかなか続けることが難しくなってしまったためだ。

でも、だ。
このお題について、私が謎の使命感に駆られたのには理由がある。
それは「いまだに1年間という長期にわたっての育児休業を取得する男性は、まだまだ少ない」ということだ。ちなみに↓2022年度の男性の育児休業取得率は17%。22年度については取得の期間を調査に含めなかったらしいが、21年度の調査では「2週間未満」と答えた人の割合が5割を超えているそう。
私のように1年間超も育児休業を取得した人間は、世間的に見るとかなり稀、レアキャラのはずである。

それなら長期の育児休業を取得させてもらった身として、何か伝えられることがあるのではないだろうか?とPCを開いた次第である。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA28C2P0Y3A720C2000000/

☆そもそも「ゆえし」とは何者か?☆

ちなみに私のことを全く知らない方が大半だと思うので、
育児休業に至った経緯などは↓こちらをご覧くださいm(__)m


☆(結論)そんな私が感じる育児休業のメリット☆

まず(久しぶりだが)いつものように結論から述べていこう。

育児休業を取得することで
①「人生の幸福感が高まる」
②「家事・育児スキルが高まる」
③「熟年離婚のリスクが減る」

この3つではないかと思う。一つひとつ見ていこう。

☆①人生の幸福感が高まる☆

人生の「幸福」というのは「何かを得る」ことではなく、
「状態」なのだそうだ。
これは精神科医が提唱しているのだから、きっとそうなのだろう。

そして「幸福」には以下の3つの種類がある。

  1. セロトニン的幸福

  2. オキシトシン的幸福

  3. ドーパミン的幸福

「セロトニン的幸福」とは「健康」であることに感じる幸福感。
「オキシトシン的幸福」は人と人との「つながり」に感じる幸福感。
そして「ドーパミン的幸福」とは、何かを達成したときに感じる幸福感。

そしてこの幸福感は、優先順位があ流。
1があって、2が次に来て、最後の3が達成できて
最も幸福な「状態」になるそうだ。

つまり3ばかりが達成できていても、
健康を損なっていたり、
家族や友人との関係がギクシャクしていると、
結局、幸福感は感じない、ということだ。

さて、話を戻して育児休業を取得することで得られるのは
言うまでもないが1と2である。

特に2は重要だ。
親にとって、自分の子どもとの「つながり」を強くしておくことは
今後の人生にとって幸福感を得るための大事な手段になるはずだ。

☆②家事・育児スキルが高まる☆

これは最も想像がつきやすい(⌒-⌒; )
育児休業中は、ほぼワンオペ状態で家にいるわけなのだから、
望むと望まないとに関わらず
強制的に家事スキル・育児スキルは高まらざるを得ない(笑)

だが、ここで得た家事スキルは一生モノ。
家事は自分でできるに越したことはない。
いまパートナーがやってくれるから。。。と安心している方も、
いつまでその状態が続くかは不透明なはずだ。

いつ、何があろうとも、自分の力で強く生きていく覚悟は、
どの人にとっても必要なはずだ。

また基礎的な育児スキルがあると、パートナーにも感謝されやすい(`・∀・´)

実は大したことではないのだが、
家族で出かける時に

✅子どものおむつセット
✅子どものマグ(飲料入り)
✅子どものエプロン
✅子どもの着替え

などを「持っていこう」という発想がちゃんとある父親は、
果たしてどれくらいいるだろうか?

私自身も、以前ならそんなことには気づかず、
自分の出かける準備をさっさと済ませて、車に乗り込んでいたことと思う。
しかし、育児休業を終えた後は、自然と上記のようなことをしないと「忘れた!」という感覚がある。

そしてこんなことでも、パートナーには感謝されるのだ。

☆③熟年離婚のリスクが減る☆

①と②の結果、とも言えると思うのだが、
✅自分の幸福感が高まって、
✅家事・育児スキルが高まることでパートナーに感謝されるようになれば、
必然的に熟年離婚のリスクが減る。

熟年離婚の原因の大半は
「子育てを妻に押し付けて、旦那は自由に歩き回っていることで
妻からの不満が溜まりに溜まり、子育てが一段落したことを機に離婚する」

というパターンが多い。

子育ては、どれだけ綺麗事を言ってもストレスのかかるものだし、
親だって自分のやりたいことを我慢して取り組むものだ。

その大変さを「誰かに押し付ける」か「二人で一緒に抱えるか」の違いは
天と地ほどの差があると思う。

☆(反論)そんなうまくいく?☆

 …とまぁ、久しぶりなのでテンションもわからず、
なんだか低めの感じで書いてきてしまった(笑)

そして、自分で書きながら思うのだが
✅「そんなうまくいきます?(−_−;)育児ってめちゃめちゃ大変で、ご飯もろくに食べられないっていうし。健康とはほど遠いのでは?」とか。
✅「育児が大変すぎて、子どものこと嫌いになりそう。。。( i _ i )」とか
✅「仕事のキャリアの方が人生にとっては大切。育児に時間を取られるなんて嫌だ」とか

いくらでも反論の要素が出てくるのだ。

でも、それもそのはず。
人生への向き合い方や優先順位は人それぞれ。
何に重きを置くのか?何を達成したいのか?
それがはっきりわかっている人は、むじろ育児休業の取得について迷ったりしないと思う。

あくまでも私個人の考えではあるが
「人生100年時代。そのうちのたった1年くらいを自分の子どものための時間として割いたところで、他のことに何の影響もない。」と思っている。

キャリアだって、本当にその会社でやっていけるだけの力があるなら、
育児休業から復帰した後だって必ずキャリアアップできるし、
家事スキル・育児スキルだって、初めは誰だってできないものだ。
でも、毎日毎日向き合うから、必ず上達していく。
これは私の1年間が証明していると強く感じている。

だから
✅周りの目とか、
✅古い価値観 にとらわれず、
自分の気持ちに素直になって、
必要があれば思い切って育児休業を申請してみたらいいと思う。

国に制度や会社ごとの理解も、
まだ不十分なところはあるにせよ、
現在進行形で改善してきている。

「これで完璧」ということは、いつまで経ってもあり得ないのだ。

育児のタイミングは、その人その人によって異なるのだから、
子どもが生まれることがわかったその瞬間が、
育児休業の取得を考えるべきタイミングだ。

☆まとめ☆

さて、1年間の育児休業から3年経って感じる「育児休業のメリット」は、

①「人生の幸福感が高まる」
②「家事・育児スキルが高まる」
③「熟年離婚のリスクが減る」

この3つである。

新聞やメディア、はたまた自分の周りの状況を見聞きする限りにおいては、
まだまだ男性が育児休業を取得するためには、
取得する側の「意識」が足りていないように感じる。

もちろん、取得しないのもそれはそれで人生だ。
それ以外の部分で全力で育児に取り組んでいる人のことも知っている。
だからあくまでも「選択肢の一つ」にすぎないのだ。

ただ、社会人、特に企業に勤めているようなサラリーマンにとっては、
人生の中で会社の仕事以外に向き合う時間を自分で作ることはなかなか難しい。

そんな時に、育児休業という人生の中でも稀有な期間を活用して、
自分の人生観を見つめ直してみるのも、面白いと思う。


#育休から育業へ


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