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【RSR】ホテル泊のススメ


昨今のテントサイトチケット事情とか

かつては当日券が出る程、参加ハードルの低かったライジングも今は昔。
あの場所でしか得られない特別な楽しさがついに世間にバレてしまったのか、2015年前後たあたりからチケットの倍率が跳ね上がり、それによって、泣く泣くホテル泊でのライジング参加となってしまう人も増えているかと思います。

長年アンラック症候群に蝕まれている私も例に漏れずこの流行の最先端に立っており、2016年からヘブンズテントサイトの抽選から嫌われ続け、2019年以降はすべてホテル泊という憂き目に遭っております。


悲しみのチケット当選履歴

ホテル泊参加は意外と悪くない

そんな私ですが、ホテル泊での参加を続けるうちに、「もしかしてホテル泊ってめっちゃ楽じゃね!?」と気付いてしまう事になります。去年・今年とチケット全敗後に友人からテントサイト譲渡の話もあったものの「もっとテントじゃないと困る人へ回して」と辞退してしまう程にはホテル泊のライジング参加が気に入っているので、ホテル泊参加の良さを皆さんに伝えられたらと思います。

どんな日程・行程で泊まる?

前後のスケジュールによって、人それぞれ行程は変わるかと思いますが、

私の場合は、
宿泊宿:ガトーキングダムサッポロ
滞在日:木〜土までの二泊三日

上記の日程条件のもと、下記の行程でホテル泊を過ごします。

木曜日(前日)
金曜日からの宿泊にするとホテルのチェックイン可能時間に合わせられないため、開催日前日の木曜日にチェックインし、翌日に備えて英気を養います。

金曜日(一日目)
一日目は朝イチで必要な荷物だけを持ち、会場へ向かいます。ヘブンズゲートへ行けば、開場前に主催者による挨拶やカウントダウンがあったりします。フォレストゲート側は最近は特にイベントじみた入場はありませんが、逆にあまり混み合わない他、待機列がアスファルトなので快適に入場可能です。(テントサイトの位置や移動経路と相談してどちら側から入場するかは検討してみてください)
帰りはキャンパーズ終了後にタクシーでホテルへ戻り、洗濯とお風呂と睡眠で2日目に備えます。タクシーはシャトルバスの時間に縛られないので、体調次第で好きな時間に帰ることもできます。

土曜日(二日目)
二日目はオールナイトで朝までフェスが続くため、土曜日の朝に全ての荷物を持ってチェックアウトします。
ガトキンから近いフォレストゲートの横にはセイコーマートがあるので、フォレストゲートまでタクシー移動し友人への差し入れなどを調達してから入場します。
ホテルから回収してきた、すぐには使わないものが入った大きな荷物は、入場後にクロークか、友人のテント等に預け、身軽になった所で日曜日の朝まで目一杯ライジングを楽しみます。


ホテル泊のいいところ1:荷物が減らせる

☑ 重いテント設備が要らない

ホテル泊をするということは、テント一式の荷物がバッサリ要らないという事であり、これだけで荷物は1/3以下です。

☑ 洗濯ができる

ほどんどのホテルにはコインランドリー施設が内包されており、これを効率よく利用することでライジングへ参加する荷物でテントの次にかさばる着替え類が半分で済みます。

☑ 充電ができる

ホテルに戻るということは、電源の確保が可能であり、当然スマホやハンディファン、モバイルバッテリーなどを満充電することができます。これによって重いモバイルバッテリーの個数を減らすことができます。


この3つだけで、テント泊参加に比べて荷物が1/3にも1/4にもなる事が想像できるかと思います。
あとの荷物は、衣類、ボディケア用品、電子機器類くらいで済むので、ライジング含む4泊5日くらいの旅行でも、うまくまとめるとリュック一つで間に合わせる事も出来るかと思います。

※テント泊参加の荷物例の記事も書いていますご参照ください。


ホテル泊のいいところ2:快適性が高い

☑ コンビニやスーパー等に寄れる

一度会場外に出れるという事は、再入場前に会場内には無いセイコーマートに寄ったり、休憩利用させてくれる友人テントに向けて最寄りのスーパーに寄って食材の差し入れを買ったり、少し自由度の高い買い物ができます。

☑ 風呂に入り放題

一日中歩いて踊ったあとのお風呂は最高ですよね。1日目の夜にホテルに戻れば、客室のお風呂に自分のタイミングでゆっくり入れる他、温泉やサウナ施設のついたホテルであればさらに癒やしの時間を得られます。

☑ ベッドで寝られる

お風呂で疲れを癒やし、ベタつかない身体と空調の効いた部屋のフカフカのベッドで寝られる事の幸せ。
やはり寝苦しくも寒くもない快適なベッド環境での睡眠は疲労回復度がテント泊と段違いで、体力をフルチャージで2日目に望むことができます。

☑ 設備の設営・撤収の必要がない

キャンプ設備の設営や撤収作業は中々の気力・体力を使う作業です。ホテル泊にすることで、現地に着いてすぐにグッズめぐりやフェス飯めぐりを始められるのはもちろん、セッティング前のまっさらなステージを見て回ったり、会場内各所にあるアートを巡ったりなど、体力のあるうちに有意義に使える時間が増えます。また、最終日の太陽が登って大トリが終わった後、眠気と疲れがピークな中で撤収して重い荷物を運ぶ事無くそのまま帰れるというのも大きなメリットです。


ホテル泊の欠点

当然良いことばかりではなく、デメリットとなる項目もいくつかあります。

☒ 一度素に還る
一度あの特別な空間から離れる事になるので、頭までどっぷりライジングに浸かっているみたいな感覚が途切れてしまう点はデメリットと言えます。二日目の早朝の外出風呂バスを利用するタイプの人であれば、ちょっと長めの休憩時間感覚でそんなに気にならないかもしれません。

☒ 宿泊費がかかる
ホテルの宿泊費がかかります。年々ホテルの料金が上がっているため、これが一番ネックになるデメリットかもしれません。
私の場合は、少しでも安く済ませるためにテントサイトの一次先行選考抽選が始まるよりも前にホテルを予約するなどの対策をしています。

☒ 交通費もかかる
ホテルと会場を往復する分の交通費がかかることもデメリットになります。私の場合は、石狩川のほとりのガトーキングダムサッポロに泊まるのでタクシー代が片道およそ8kmの道のりで 2500円〜3000円程かかり、合計3回の移動が発生するので8000円前後の移動予算確保が必要になります。ただし、タクシーは同行者が見つかれば費用は1/2や1/3になるのでSNS等で探してみるのも手。また札幌駅近辺に宿を取る場合であれば、公式のシャトルバスやJTBバスという選択肢を取ればもう少し安く交通費を抑えられます。

☒ 休憩拠点が無い
テントがないので当然休憩する拠点も無いことになります。去年のような酷暑の場合は日陰を得る手段も少なくなるのでこれも大きなデメリットの一つと言えます。
これについては、レジャーサイトを利用したり、友人のテントを頼ったり、某無料居酒屋を利用したり、駐車場利用の場合は車に退避するなど、滞在中の休憩方法について工夫する必要があります。

まとめ

以上、私の行程例をベースにしたホテル泊のススメでした。

テントサイト落選はショックの大きい事件だと思います。私も初めは悔しい気持ち半分で取ったホテル泊という手段も、今ではむしろ最も楽しめる参加方法だと思えるようになったので、皆にも「そんなに落ち込む必要はないよ!ホテル泊だから得られるメリットもたくさんあるよ!」と伝えたいと思い、綴ったエントリーでした。

ライジングは現場に行きさえすれば楽しめるイベントです!テントサイト落選なんかに躓かず、どんな参加方法になっても楽しんだもの勝ち!今回はじめてテント泊になった方、テント泊の良さをいまいち感じられていない方、ぜひこのエントリーを参考にしつつ、自分なりの楽しみ方を作り上げて最高のライジングにしてください!

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