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オースターの誕生日とは知らずに。

年末にオススメの本を見て、オーギー・レンのクリスマスストーリーとこちらの2冊のどちらにしよう?と購入した本は、『詩と散策』

何度見ても美しい。

書肆侃侃房さん出版。
日下明さんの装丁の絵が冬らしく、詩を引用しているのにも惹かれて。

感動のままに、Xにポストしていたら、韓国の出版社さん(多分)のアカウントから、メッセージが来たのは3日前の事。

『作家の最初の詩集「愛する少年が氷の下に住んでいて」もとても良いです。詩と散策が好きな方、ありがとうございます。』

同じ作家さんの違う本(詩集)を知らせてくれるって、嬉しい(とても)

その後にXのTLに、日本翻訳大賞の一般読書からの締め切り当日だと、盛んに流れて来て。夜、帰宅して、あ、翻訳本。韓国語からでもいいって事だよね、と応募要項を確認して、ニックネームを入れて、出版社 作者 翻訳者 の名前、漢字の間違えなどないように、少し本を読み返して、ポイントを即興で140文字くらいにまとめて、投票してみたり。本当に、そういえばの思いつき、というか。

さて、韓国の出版社が最初に読んだ詩集はと。

【愛する少年が氷の下に生きて
ハン•ジョンウォン】

さっそく調べてみると、まだ日本語訳にもなっていないからか、WEBでもあまり出てこないし、取り寄せできそう?といっても、馴染みの無いECはあまり使いたくない。

そうなると、1番近くて聞いてわかりそうな本屋に行くが早いと、午後から足を向けて。

駅がもう間も無く、のところで招き猫模様の電車が、ホームに着いたところで、これは間に合わないかな、と次にしようと、目についたヤブツバキを。

蕾がびっしり

さて、踏み切りも上がったし、とホームを見るとあれ?まだ停車してる。

間に合ったのね。じゃあ乗って行こう。
電車に乗ると、つい広告や車窓からの景色に目線を合わせてしまうのだけど…この招き猫電車、吊り革が招き猫になっている!しかも、この「手」は、金運じゃない⁈

🤔今日は節分だし、つかまっておこう。程なく席が空いて、座るまでの間だけだった🤣

到着して、ちょっと気に入っている雑貨屋さんに立ち寄って、階段を上がって行くと前に2人ほど上がっていて。

入り口で何だか中を見ているから、いいですか?大丈夫ですか?と伺いを立てて先に入ろうとすると、本屋さんみたいよ?と降りて行ってしまった。

何屋さんだと思ったんだろうね。

すぐに取り寄せできるか聞いてみると、少しの時間で調べてくれて、難しいとの事。うーん。残念。海外の本ってそんな事もあるね、とすぐの棚を見ると、オースターの本が何冊も。古本まである。

今読み進め中のオースターの本で、結構他の作品に書いている、と出てくるのが気になっていて、翻訳がこれだけ細やかな表現もとてもいいなと思っていたところだったから、もう一冊買っておこうと、タイトルから選ぶ。

オーギー・レンの話をしたけど、これも、もしや?

オーギー・レン、葉葉社さんで、展示会があるみたいですね、と話すとSunny boy booksさんでは今、やってますよと教えてもらい。

あれ、知らなかった。Xでフォローしているつもりがしていなかったのか。
あの近くにはもう一つ、本屋があっていいですよね、とか葉葉社さんの「本とおやつ」の企画、楽しそうだけど
ちょっと距離があるから...とか、そんな話しをして、ウチでは家族が香りがキツイと飲めなくなってしまったチャイを頼んで、空いてる席へ。

土曜日なのに、結構静か。
週末はいつも、混んでいたような。
久しぶりたがら、気のせいかな。

席に座り、本を読み始めてから日の眩しさに気づく。

なんかいつも、日が差してくるんだよね。そんなに同じ時間に来てる?正確に言うと、西陽がビルの壁や窓に反射している光りだから、東側に向かっているんだけど。

最初は明るくて、本が読みやすい
カップのシルエットも、面白い
こうなると眩しくて、ちょっと読みづらい

日の光りを目に入れてしまい、少し目を休ませようと、展示してある、これは絵画かアートか。

最近気になる、リメイクの服みたい

何とか日の光りを上手く利用しながら、運ばれたチャイを口にするだに
あれ、今日のは甘くない。

間は空いたけど、この前飲んだ時には
もう少し甘さがあって、飲み終わる前には甘さが増すような感じだったのに。

今日は淹れている人がスタッフさんだからかしら。うーん。それにしても、甘みが。帰り際でも、聞けたら聞いてみよう。

オースターの本もしばらく読みたい、でも他の本もやっぱり気になるので
タイトルをリスト化。


倚かからず
ロ・ギワンに会った
気がする朝
満ちる腕
星がこぼれる 
TAGORE SONGS
Safer space

気がする朝は、平置きだと面白いんだよね。でも、もう一冊しかないみたいだから、縦に置くとこうなってしまう。満ちる腕、は装丁の色が好き。

星がこぼれる
サンプルをパラパラめくるだけでも、刹那や切なさが伝わってくる。

tarore songs
こういう本が、人の気持ちの糧になるのではないか?

Safer space
ケルベロスセオリーに、うん。納得。

いつのまにか、人が結構いるな。どうやら、日の光りは、映らない場所に移ったようだ、と席を立つ。

チャイの甘みの話しは…あ、できそう。

チャイには砂糖が入っていますか?

砂糖は入っていませんけど、ハチミツは入ってます。

あ、いや。甘みがちょっと、とかノンシュガーですか?と聞けばよかったかしら。砂糖っていうと、白砂糖みたいだしね。ここのりんごジュースは酸化防止剤の入っていない、安心なものを提供しているんだと、メニューを見て今日知ったところだったのに。

質問の仕方って難しい。

それでも今日はオースターの本を買ってすぐに、この作家の誕生日だと偶然にも知れたので、良き節分の日としよう。

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