続ける仕組みよりも辞めない仕組みづくりを!

皆さん、こんにちは。
作業療法士の髙木勇栄です。

今日のテーマですが、【続ける仕組みよりも辞めない仕組みづくりを…】という内容について話していきたいと思います。

今回話す内容は、メンタリストDaiGoさんがYouTubeで話されていた内容を切り抜き動画として出されていた方の動画を見て、僕が感じたことについて書いていきたいと思います。

その動画の内容としては、メンタリストDaiGoさんへ動画の視聴者の方がされていた相談内容についてDaiGoさんが回答している動画でした。

相談内容としてはその方が
野球を教えるオンラインサロンを立ち上げており、SNSで集客してメルマガへ登録を促し、その後オンラインサロンへ集客するという内容でした。オンラインサロンの価格は月額5,000円という内容でした。

そして、会員数は0人。どのように改善したらよいか?という内容の相談でした。

それに対してのDaiGoさんの回答としては

まず一つ目に価格を見直す必要があるとのこと。
二つ目に無料のSNSから無料のメルマガに集客するプロセスを変える必要があるということ。

一つ目の価格については
まず価格が高すぎるということ。人は何かモノやコト(サービス)を購入する際に、損をしたくないという心理が働きます。

これには、行動経済学とかでいうプロスペクト理論で出てくる人間の思考習性の【損失回避性】というものと大きく関わっているように思います。

損失回避について簡単に説明すると
プロスペクト理論では「人は損失を避けようとする習性がある」と考えられています。この損失を避けようとする人間の思考の習性を「損失回避性」と呼びます。
さらにこの言葉をわかりやすく説明するならば、

“人は「得る」より「失わない」ために行動する”

という風に表現するとわかりやすいかもしれません。

わかりやすい例がネットで探すとブログに書かれていたのでご紹介しますね。

(A)確実に1万円貰える。
(B)50%の確率で2万円貰えるが、50%の確率で0円になる。
この場合皆さんは、(A)と(B)どちらを選ぶでしょうか?
僕の場合だと“損をしたくない”という考えから、確実に1万円を貰える(A)を選ぶと思います。
皆さんも同様の選択をされたのではないでしょうか?
別の例でもご紹介しましょう。
(C)確実に1万円失う。
(D)50%の確率で2万円失うが、50%の確率で0円になる。
この例でいうと、
(D)を選ぶ方が多いのではないでしょうか?
僕も絶対にお金を失いたくないと思うので、50%の可能性にかけて(D)を選びます。

どちらの選択肢も平均1万円の利得と損失を選ぶ問題ですが、人の選択する傾向が変わるのは、「得る」と「失う」では感じる価値が違うからです。これがどうやら脳のバグのようです。
人は「得る」より「失わない」ために行動する。参照点という発想から見えてくる、ブランド選びの本質 | Agenda note - https://agenda-note.com/customer/detail/id=3026&pno=1

このプロスペクト理論の「損失回避」に基づいて今回例として挙げたメンタリストDaiGoさん相談されていた内容について話すと、

オンラインサロンの価格が月額5,000円であることの価値がそのサロン内で提供できるかどうか。

価格を基本的には、相手が得しないとダメだと話していました。

価格を設定するときに自分が得をしようと思う人がいるが、構造上損しないのであれば良いが、

価格は相手にとってどれぐらいの価値があるものなかのか

ということを考えるべきであると話しています。

DaiGoさんの動画の【Dラボ】だと月額599円で全ての動画が見れるような構造になっています。

月額500円で100人集めるのと、月額5000円で10人集めるのでは
金額でいうと50,000円ですが、500円で提供した方が安定するという話をされていました。
今日のテーマで書いている話に繋がる話ですが、500円で提供した方がもちろん価格の面で安いですし、なぜ安定するか?というと。

5,000円よりも500円の方が続けられるということ。

もっというと、

500円の方が辞めない可能性が高い。

ということです。

毎月5,000円払うのと、毎月500円払うのとでは、経済的・心理的負担がかなり変わってくると思います。

毎月500円支払うのでは経済的負担は軽くなるため、継続しやすい・続けられる・会員となっても辞めない仕組みであると思います。

一方、毎月5,000円となると経済的な負担も重くなり、毎月続けるか辞めるか、の選択が起こるのではないでしょうか?

今回、オンラインサロンの価格設定が5,000円でありますが、月に5,000円を使おうと思えば、本を何冊か変えたり、良いご飯が食べれたり、日常生活の中でも趣味や遊びなどの他のコトに使えると思うんですね。

そういった価値や意味のある5,000円であると思いますが、その5,000円以上のの価値を「野球を教える」オンラインサロンで提供できるかというと、すごく難しいと思うんですね。

野球を教わりたい人は多いかもしれないけど、

5,000円まで払って野球を教わった先はどうしたいのか?

というのを考えると先が見えづらいのではないでしょうか?

二つ目の無料のSNSから無料のメルマガへの集客についてです。

これについてはわかりやすいかもしれませんが、

SNS(無料) ⇒ メルマガ(無料) ⇒ オンラインサロン(有料)

この流れであると有料のオンラインサロンに行き着くまでに工程が多くなっている状況がわかるかと思います。

SNSからメルマガへ、またメルマガからオンラインサロンへ集客する中で工程が増えているため、転換率が悪くなり、サービスを受けるお客さんにとってオンラインサロンへ入るまでの工程に手間暇がかかることで有料で提供したいオンラインサロンまでお客さんが行き着かないことが予測されます。

この工程を減らすのがポイントになってくるわけですね。

このような解説がメンタリストDaiGoさんが相談者の方へ回答されていたわけですが、僕自身とどのように関係しているのかという振り返りの場になったわけですね。

僕の場合はオンラインサロンの【髙木勇栄Occupational戦略室】というものを運営しています。

このサロンは月額990円で提供していますが、開設して一年近く立ちますが、なかなか会員数が増えないという状態が続いています。

このサロンのコンセプトが

作業療法士の世界観を伝えていくこと
作業(Occupation)の魅力について伝えていくこと


これらのことを軸に運営しています。

しかしながら、

このコンセプト自体がよくわからない、わかりづらい

っていうのも僕自身振り返りながら思いました。

そのサロンが何をやっているのか?あるいは、コンセプトや価値がよくわからないものに対して、人はお金を払うことはないはずなんですね。

そのように見ていくと、僕の運営しているオンラインサロンのコンセプトはわかりづらく、透明性もないというところで人が増えることがないと改めて自分自身で反省しております。

ましてや今後の計画として
Discordを通して月額10,000円ほどのオンラインコミュニティを運営しようなんてことを考えていたので、それをやっても上手くいくはずがないなと、今回のこの記事を書きながら思いました。

その価値や価格に見合った、価値が提供できていない僕がそのサービスを提供するのにはおこがましいと感じているところです。

この機会をきっかけに

改めて自分が何をしたいのか、何をするべきなのか、なぜそうしたいのか

について考え直そうと思います。

何をしたいのか
⇒発達障がいの子どもの支援をしたい、その子育てをしている親御さんに対する支援をしたい

作業療法を伝えたい。⇐これはあくまで、発達障がいの子どもやその子育て支援をする中で伝わればいいと思っています。

こういう風に考えていくと、自分が何をしたいのかが、ほとんど一つに絞られてきていると思います。

自分がしたいことの中心にあるものは

発達障がいの子どもの支援・療育

です。

なぜしたいのか?と聞かれれば
話が長くなるので、以前書いたnoteを読んでいただければと思います。



この自分の中心にある軸はブレることがなくて
その先に作業療法士の世界観を伝えていくことが含まれているんだなと思っています。

なので、この軸にあるものをテーマにした何かを改めて立ち上げる必要があると思っています。

それがオンラインサロンやオンラインコミュニティになるのか
動画のようなコンテンツになるのか
音声のようなコンテンツになるのか
ブログやnoteのように、文章テキストのようなコンテンツになるのか

それは定かではありませんが、何をやるにしても

なぜやるか?その目的が変わらなければ手段や方法は何でもよい

と思っています。

今回の記事は“続けるよりも辞めない仕組みづくりを!”というテーマで書きました。

辞めない仕組みづくりを行うにあたって、今回の自分自身のオンラインサロンの反省を踏まえると
やはり、低価格で設定して、子育て支援に結び付けると考えると、子育てをされている(主に女性の方が多いと思いますので)方を対象にすると考えると、専業主婦の方でも低価格で辞めることなく続けられるような提供の仕方がよいのではないかと思ったところでした。

今回の記事は以上です!!



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