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「えんとつ町のプペル」を見たあとすぐに最高!ってつぶやかなかった理由
えんとつ町のプペルを昨年末に見に行ってました。すぐにつぶやかなかったのはちゃんと理由があります。
いつもの映画はつぶやきたくなる
いつもなら、映画を見終わったとき、「面白かった!映像の迫力がすごかったよね!」って映画の感想を友だちに言ったり、すぐTwitterでつぶやきたくなります。
映画の迫力に押されて反応したくなる感じです。感覚としては熱いものを触ったときに、勝手に手を引っ込める反射に近いですね。
映画で受け取った熱いしげきに、すぐさまヒュッとスマホを取り出しつぶやく、これがいつもどおりの反応。
ですが、えんとつ町のプペルを見終わったときは反射は起こらず、上映が終わった後、画面が明るくなり観客がぞろぞろと帰っていく中、しばらくだまってうつむいていました。
まだ自分の中に閉じ込めておきたかった
映画を見たあとにキャラクターと自分を重ねてしまって、考え込んでしまったんですよね。
もちろん、内容は超面白かったし、迫力あるしで素晴らしかったんですよ。だから、いつも通りならすぐにつぶやくはずだったんです。
でもなんというか、Twitterでこれ良かった!ってすぐアウトプットするのが嫌で、じぶんのなかでもうちょっと考えたかったんですよね。
夢見る少年ルビッチとえんとつ町の外からやってきたプペルの二人のやりとりから上を向くちから、それと上を向きつづけるちからが伝わってきて、その2つをじぶんのなかで閉じ込めておきたく、しばらくだまっていました。
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ぼくの19歳はあと半年もしないうちに終わってしまいますが、いままで人生の中でちいさな挫折って経験してきたんですよね。
小学校のときは将来はサッカー選手になるって思ってたのに、中学校に入って身長が思うように伸びなくなったときがあって、勝てなくなってあきらめたり。
大学受験のときには一生懸命がんばったけど、第一志望に受からなかったり。
そういった小さな挫折を経て、ぼくなんてたいしたことない、といつの間にか上を向くことを忘れてしまっていました。
「あの煙の向こう側を誰か見たのかよっ! 誰も見てないだろっ!? だったら、まだ分かんないじゃないかっ!」
そんななか、ルビッチのこの言葉を通して、上を向く大切さを改めて実感しました。
もうそろそろ20歳になるということで失敗が怖くなり、上を向かずに簡単なことばかりしていましたが、上を向いて、ちゃんと上を向き続けようと思いました。
自分のなかでしっかりプペルの内容を受け止めて、しっかり前を向きます。情報収集も忘れずにね。”情報収集”の大切さについては西野さんの「革命のファンファーレ」の後ろの方のページに書いてあります。
まわりのプペルのレビューを見ていると、面白い、最高という意見が多い中、安っぽい、自分語りが多いっていうレビューもあります。ひとの受け取り方は千差万別なので、それも絶対間違っていません。
ただ、ぼくにはグサッと刺さったよ、とプペルを創ってくださったかたに伝えたいです。
上を向いて、情報を集めるのを怠らず、進みつづけるのが大事なんですね。
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