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自分のできることを明確にする

こんにちは。最近ファミレスで勉強することにはまっているyudyです。(家では集中できないいいわけです…(^-^;)

さて,最近保護者対応に追われていて,自分の対応能力のなさにストレスを抱えていました。僕は本当に保護者対応やクレーム対応が苦手だな,そういうのが得意な人はいいなあと思っていました。そんなときにふと教頭先生から言われた「僕の考えじゃだめですか?」という言葉を思い出しました。

これってとっても僕にとっては衝撃的な言葉で,いつも僕は対応するときに「学校としては」という言葉を使うために自分で対応することを避けていました。しかし,「僕の考えは」というスタンスで話すことができれば自分である程度対応することができるなと思ったんです。

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年配の先生が実はこれの達人だったんです。ずっと不思議に思っていたんです。「どうしてあの先生はクレームが来ているはずなのに大きな問題になっていないんだろう」

この疑問がすっきりしました。年配の先生は自分の考え方がしっかりと構築されていて,保護者が理解しようがしまいが私はこう考えていてこういう風に指導しています。こういう風に対応していますということを明確にしている。それを保護者に伝えることである種のあきらめを生んでいるのではないかと思ったんです。

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すごいですよね。これができれば初任者でも保護者のクレームに心を病むことはなくなります。(自分の考えを明確にするのが難しいんですけどね)

でも,ちょっと待って!それを堂々とやってしまうとアンチが増えすぎやしませんか?そんなの嫌!もっと自分らしく対応したい!と思っていろいろシミュレーションをしていたら(僕はよく独り言を言いながらシミュレーションをするんですw)敬語を使うとスムーズだという事が分かりました。いわゆるビジネストークです。

「~と考えております」「~という考えて指導しております」

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極端な表現ではありますが,敬語をしっかりと使うことによって「この先生は保護者と距離を取って第三者として対応しているんだな」と思ってくれます。先生の中にはフランクに話すことを武器にしている人がいます。自分も少し頑張ってみましたが,違いました。僕はある程度心の距離を取った方が接しやすいことが分かったんです。

ここで一旦まとめておくと,僕にとって保護者対応で大切なのは①自分の考え,立場,できることを明確にすること②敬語を使ってある程度心の距離を取ること

そして以上の考えがしっくり来たのは次の考えに繋がったからなんです。それは,

『聞く力の効力を上げること』

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つぶやきでも書きましたが,聞く力には効力があるんじゃないかという仮説が生まれたんです。

人を動かす中でとても重要な能力であることは間違いありません。コミュニケーションにおいて話す力よりも聞く力の方が大切であることは明白です。

でも考えてみたんです。誰でもそうなのだろうかと…

そこが違ったんです。自分の考えがしっかりある人が自分の考えを傾聴してくれていることに価値があるという事だったんです。

初任者の先生が保護者の考えを聞いているときに無意識的に保護者の中で働いてしまう意識は「教えている」です。この子は経験がないのだからこうした方がいいよという風に教えてしまう。だからその通りしないとイライラしてしまい,簡単に敵に寝返ってしまう。そしてその先生が下した結論が自分の方に忖度されていないと利益がないと不満爆発!モンスターペアレントになります。もう信頼関係はぐちゃぐちゃ!一生涯の敵となります。

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一方で経験豊富で能力の高い先生が保護者の考えを聞いているときに働く意識は「私の個人的な考えも聞いてくれて嬉しい」です。自分の立場や考えなどを明確に示してから話を聞くと,保護者は自分の考えを採用してくれることを当たり前だと思わないんじゃないかと思います。だからこそ,しっかりと自分の考えを聞いてくれた,その上で先生が下した判断に従おう,この先生の考えも尊重しないとなと思うのではないかと思います。

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それこそが聞く力,人を動かす力です。

この考えになった瞬間にストレスが飛びました。自分にできることを明確にすれば過剰な要求をはね返せます。

が,このままでは机上の空論にすぎません。実践がないことが一番ですが,その場面になったら一度実践してみます。

保護者対応が苦にならなくなったら最高だな。

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