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習い事のプールから大泣きで帰ってきた長男の理由とは?

長男くんのプール歴は4年目

小学4年生の長男くんは1年生の頃からプールの習い事に通っています。

躓きながら時には辞めたいと大泣きしながらも、コツコツ積み重ねて今では1番上の選手コースに。

4年生になってから習いごとの前にお腹が空いてしまうらしく、ミニお弁当を用意するようになり、ますます頼もしくなっていた矢先のことでした。

優しすぎて傷つきやすい損な性格の長男

小さい時からやられてもやり返さない、穏やかな性格でスポーツ向きでは無いなと、我が子ながらに感じていました。

学校で問題を起こすときも、お友達が意地悪されたことにお友達以上に怒ってしまったり。

マスクをしていないお友達に怒ったり(マスク警察👮‍♀️…。)と難しい性格なのです。

そんな長男が今日のプールから帰ってきて、奥さんが玄関まで迎えに行ったのに、中々部屋に来ないので、不思議に思っていました。

廊下にでると大泣きしている長男と、宥めるような奥さんの声。

「長男どうした〜?」答えられない長男に代わり奥さんから「猫🐈が死んでるの見ちゃったんだって」と。

実家の猫が大好きだった長男くん

僕の実家ではずっと猫を飼っていて、いまもすずちゃんという名前の猫ちゃんがいます。 

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小さい時から一緒だし、たまに1人でお泊まりに行くと、とても可愛がっていたと両親から報告を受けていました。

そんな猫好きな長男くんが見てしまった死んだ猫ちゃん。

習い事へは最寄りの小学校からバスが出ています。家からは近いので1人で歩いてバス停まで行っています。

そのバス停の前の大通りで、寝ているような猫ちゃんを見つけた長男は、話しかけたくて近づいていきました。

横たわっていたので寝てるのかなと思い、撫でたらとても冷たかったので異変に気がついたそうです。

目が空いたまま死んでいたので、車に撥ねられたのだと悟った長男は、周りの人に助けを求めたそうです。

近くにある中学校からお姉さんが帰宅途中だったらしく声をかけました。

お姉さんは驚いたそうですが、スマホで連絡をしてくれて、市役所の方が対応してくださることを教えてくれました。

少し安心した長男はそのままバスに乗りプールへ向かいました。

そこで幼馴染の男の子にその事を伝えたみたいでした。

友達の言葉。悲しい帰り道

最近飼っていたわんちゃんを無くしたその子からは「悲しいと思うけど、飼われていた猫じゃなかったんでしょ?飼い猫だったら飼い主も悲しいからそれよりはマシだったんじゃない?」 

そう言われたみたいでした。

おそらく自分の飼い犬が亡くなって辛かった経験から慰めようと出た言葉だったと思います。

言葉としては適正では無いと思いますが、小学生なりに長男を慰めてくれようとしたのだと、彼の優しさを僕は感じました。

長男も伝わったようで、少し楽になれたようでした。

帰りのバスから降りてそこにいたはずの猫ちゃんのことを思い出して、限界が来たようでした。

そこから大声で泣いて家まで帰ってきたようです。

親としては複雑な気持ち

猫ちゃんが亡くなったのは悲しいけれど、そのことであんなにも悲しむ長男をみて、感心した自分もいます。

僕の小さい頃なら絶対泣いてないし、下手したらいつもない光景に面白がってしまったかも…と。

とても優しい心の長男は、おそらくこれから多くの壁にぶつかると思います。

なるべく手を出さずに後ろからそっと見守れる強い親になりたいと、今日は強く思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さまの明日が、より良い1日になりますように。

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