サトシ・ナカジマ(マーケター、クリエイティブ・ディレクター)

マーケティングは最強のスキルだ。マーケティングがあれば何でも売れる(猪木風)。30年以…

サトシ・ナカジマ(マーケター、クリエイティブ・ディレクター)

マーケティングは最強のスキルだ。マーケティングがあれば何でも売れる(猪木風)。30年以上の経験の中で、今のウイスキーブームの端っこを担ったり、伝説のミュージシャンを20年ぶりにチャート1位にしたり、経営不振の学習塾を救済したり、カンヌ国際広告祭で金賞獲ったり。

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共感消費とか応援消費とかの”利用価値”(後編)【基本すぎるマーケティングのお話/005】

前編で、時代は共感消費や応援消費に向かって風が吹いていること、これに取り組むことで小さい会社から大企業まで様々なメリットを享受できること、そしてみんながハッピーになるとても幸せな世界が実現することを書きました。 https://note.com/yudaneru_meiso/n/ndda76f1dd757 今日はこれを実行する際のコツについて。 人間は人間に一番惹かれる ひとつ目のコツは、「人に寄せる」こと。結局のところ、人間って人間に一番興味があって、人間に惹かれた

    • 共感消費とか応援消費とかの"利用価値"(前編)【基本すぎるマーケティングのお話/004】

      欲求五段階説で有名なマズローって、晩年に六番目の欲求として「自己超越」を設定してたって知ってました?かなりのスピ系ファンとしては、ひと知れずドキドキしちゃいますけれども。 そのマズローの五段階あるいは六段階にぴったりは合わないんですが、モノが充足してから何十年も経つ日本のような社会では、モノで人々の気を引くのは難しい、と言われて久しいですよね。 一方、人間は貧しい時には協力し合うが(共同防貧と言いますね)、豊かになると個人主義に走ることも知られています。 貧しいのに孤高

      • "独自価値"なんか作れねえ?このモノ余りの時代に?しゃゃらくせえ!【基本すぎるマーケティングのお話/003】

        前回、"独自価値"さえあれば、ほぼ間違いなく売れる。という話をしました。 「そんなこと言ったって、その独自価値を作るのが大変なんだよ!」「このモノ余りの時代に、まだ世の中にないユニークなものなんか作れるかいっ!」という声が、銀河中から聞こえてきそうです。 でも、今って実は独自価値を作るチャンスに溢れた時代なんですって。 まわるまわるよ🎵時代はまわる🎵 のbpmがどんどん上がっていく 「まわるまわるよ 時代はまわる」 いえ、あの時代のまわり方は、まだまだアマちゃんでし

        • 売れるキモは、結局 "独自価値"。【基本すぎるマーケティングのお話/002】

          最近「マルハラ」というのがあるらしいですね メールやSNSの文章の最後に「。」をつけると、相手は強く言い切られた気がしてイヤな気持ちになるらしい なるのはいいけど、それもハラスメントだそうです 世も末だ!と思う昭和な嘆きを必死に抑え、新しきは善だ、変化は進歩だ、と盲信するしかないと思ってます、、 (この先は「。」つけますよ) ①独自と②価値があれば、まず間違いなく売れる マルハラ時代だとしても、ことマーケティングに関しては、「キモはとにかく独自価値だ。」と強く言い切りた

        共感消費とか応援消費とかの”利用価値”(後編)【基本すぎるマーケティングのお話/005】

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        • 基本すぎるマーケティングのお話
          5本

        記事

          「マーケティングは愛の技法」という先人の主張は、私も正しいと思う。【基本すぎるマーケティングのお話/001】

          マーケティングの教科書を読むと、いろんな概念が出てきますね。有名どころでは、4Pとか4Cでしょうか。(マーケティングの仕事をしているならば、最低この2つは知っておくと恥ずかしくないかもしれません)◯◯マーケティングなんていうのも無数にあります。 「マーケティングは恋愛に似ている」なんてカッコイイこと言った先輩がいますが、ええと、私もそう思います。「愛の技法」、もっと言うと「求愛の技法」です。(なので実生活でも使えます(たぶん))。 一応、4Pと4Cを簡単に説明しておくと、

          「マーケティングは愛の技法」という先人の主張は、私も正しいと思う。【基本すぎるマーケティングのお話/001】