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幻滅するほど直らなかった遅刻癖がピタッとなくなった方法

ビジネスに限らず人との信頼関係において基本中の基本である『時間を守ること』。特に「人との待ち合わせを守ること」や「会社の勤務時間までに出社すること」なんて当たり前すぎて本に書かれることもない。

でも遅刻する人っているじゃないですか。しかも毎回同じ人。そしていろんな理由をつけてくる。なんだろう、違う次元で生きている人なのかなって不思議に思っちゃうぐらい時間のズレが起きる人。

それ僕です。いや、僕だったんですよ。

20代半ばで働いていた会社で、月〜金曜の月に23日ぐらいが出社だとしてそのうち13日遅刻していました。しかも3分とか10分とかだけでなく1〜2時間遅刻することも珍しくありません。

遅刻しすぎて減給になりました。しかしそれでも遅刻癖が直らなくて始末書まで書くことに。上司に「ウチの会社で遅刻で始末書書いたのは佐保くんが初めてよ」とまで言われる始末。
減給になったときも反省したのですが、始末書を書いてるときはもう自分が情けなくて仕方なかった。

求められた始末書は、ITの会社であるのに400字詰めの原稿用紙を3枚分。遅刻に対する始末書なんて何て書けばいい。「遅刻して本当に申し訳ございません。次回からもっと早く寝て朝起きれるようにします。」ぐらいのことしか思いつかない。しかも原稿用紙なんて「まだ売ってるんだ」って思ったほど、学生時代の夏休みの読書感想文以来見たのを覚えています。

さすがに始末書まで書くことで「なんとかしなきゃ」という危機感が生まれました。周りに聞いたり、「ライデン」というめちゃくちゃうるさいという目覚まし時計を買ったけどどれもダメ。もう自分は遅刻が直ることはないのではないかという自己嫌悪に陥ります。

そんななか、ある一冊の本と出会いました。こう書くと運命とか思うかもしれないけど、これは本当に偶然だしそれまでに数えきれないほどの失敗をしています。このときもこれで遅刻が直るとは夢にも思いませんでした。しかもそれまで本など最後まで読んだことなかったんです。中学の読書感想文以来です。「目次読むだけで眠くなっちゃう」とか言ってた自分が本を読むなんて今考えてもそれほど切羽詰まっていたことが伺えます。

話を戻します。その本に記載されていたことで僕の心に引っかかったのは、「自分だけの成功の法則」を見つけるというもの。
成功したことと失敗したことを全て書き出してみるといことです。ここでいう成功したことは「遅刻しなかった日」のこと。失敗したことは「遅刻した日」のこと。
この「遅刻しなかった日」と「遅刻した日」の違いから「遅刻しなかった日」の前日の行動だけを取り出してみたのが下記になります。

▶遅刻しなかった前日の行動

  • 寝る2〜3時間前はご飯を食べない

  • 寝る2時間前からタバコは吸わない

  • シャワーではなく湯船に浸かる

  • 布団のなかでは携帯を見ない

たったこれだけです。
本にはこれが「あなたを成功に導く方法」と記載されていました。

さっそくこの4つのルールを実践しました。

遅刻しませんでした。
「これは!!!」と思った僕は次の日も試しました。遅刻しませんでした。
目から鱗とはこのこと。自分自身に驚きで興奮したのを今でも覚えています。

その後、毎日その自分だけのルールを実践することで1か月に13日も遅刻していた自分が1日たりとも遅刻することはなくなっていました。

あの日、たまたまショップで目に入った本がここまで自分を変えてくれるなんて。本ってすげーな、と。たった1500円の本で僕の思考と行動を、そして人生・・・は言いすぎかな、でも大きく変えてくれた。

そこからむさぼるように本を読み出しました。今でもそのときのような自分を大きく変えてくれる本と出会いたくてついつい買っちゃいますが、この自分を変えてくれた話は普遍的なもので、誰にでも転用できる方法だと思っています。

自己啓発本とかビジネス書とかあると思いますが、成功の法則は自分の中にあると思います。たとえ未経験のことだったとしても、自分がうまくいったことを書き出して転用して試してみることを僕は本当にオススメします。


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