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俳優・石井智也くんが僕にもたらしたもの

テレビドラマって見てますか?もしくは見てましたか?
僕は家が結構厳しくて、20時以降はテレビを見せてくれなかったのね。

小学校の低学年のときには社会現象にもなったドラマ『家なき子』とかめちゃくちゃ流行ってて、ドラマが終わった次の日には学校でよく話題になっていた。

「同情するならカネをくれ」という流行語大賞にもなった安達祐実の決め台詞のやつだ。

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けどそのドラマを見ていない僕はその話の中に入ることはできなかった。どんだけ見たいと言っても母親から許可は貰えなかった。

だから10代のときにドラマを通して見たことがない。やっとドラマが見れるようになったのは、親元を離れて一人暮らしをしてから。

そのときに見たドラマが『ウォーターボーイズ』である。僕が20歳のときだ。

ドラマ『ウォーターボーイズ』は僕の青春だ

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僕が全部通して見たことがあるドラマは『ウォーターボーイズ』、『リッチマン、プアウーマン』、『リーガル・ハイ』、『ファーストクラス』ぐらい。

海外ドラマを入れると『ウォーキング・デッド』や『SUITS』、『プリズン・ブレイク』かな。

たぶん、同世代からすると少ない方に入る。というより、全てが20代を超えてから見れるものばかり。

そんな数少ない僕が見てきたなかでベスト3に入るぐらい好きなのが『ウォーターボーイズ』だった。

単純に面白かった!いま思えば出ていた役者たちも凄い。
山田孝之に瑛太、森山未來に竹中直人、八嶋智人というそうそうたるメンツ。

その主要なメンツのなかに僕の友達(って言っていいかな?いいよね?w)である石井智也くんがいる。

智也くんは石塚太というキャラで主要メンバー5人のひとり。常にお菓子を食べていてぽっちゃり系、しかし泳ぎはめちゃくちゃ上手い!という設定だった。

イケメンが揃うなかでイロモノ系。でも彼がいることで5人のバランスがよく、見ていてホッとさせてくれるのだ。

僕はずっと部活をやっていたし、小学校のときはスイミングスクールにも通っていて中学の時は学校の選抜として県の大会にも出たことがあった。

だから水泳の(シンクロとは違うが)大変さとか、みんなで一つの目標に向かうストーリーがとても共感できたので毎週楽しみに見ていた。

余談だが、母親もこの『ウォーターボーイズ』は家で妹たちと見ていて(僕がいない間に規則は緩くなっていたw)、母親と電話するときに毎回このドラマが話題にあがって話していたほど。

石井智也くんとの出会い

それぐらい『ウォーターボーイズ』が好きだった僕が、まさか後に出演者である石井智也くんと繋がるとは思ってもいなかった。

出会いはその4年後ぐらい、僕が24歳ぐらいのときに俳優である鳥羽潤くんの紹介で会うことになった。紹介といっても当時は鳥羽潤くんもバンド、SpraSight(スプラサイト)というバンドをやっていて、そのライブや打ち上げで会ったのが最初。

紹介してくれたときは僕は目が点になった。
「ウォーターボーイズに出てた石井智也くん」と紹介されたとき、腹の底から「えぇぇーーーーーー!!!!!」という声が出そうになった。それぐらい衝撃だった。

もちろん知っている!知っているもなにもめちゃくちゃ見てた。

それをその場で言った気がするが、たぶんそういったことは言われ慣れてたと思うし、社交辞令と思われたかもしれない。

今でもそう思われてるかもしれないw
だからここで言わせて。

「オレ、本当にウォーターボーイズ大好きだから!たぶん今までウォーターボーイズ好きでしたって言ってきた人のなかでもかなり上位にくるぐらい好き」

それを本人に伝えたかったんだけど伝わってないだろうなぁ…。これを読んでくれたらいいなw

ちなみに当時の出会った頃のブログがあったので発見w

こんなに優しい人はなかなかいない

出会ってからは結構な頻度で会っていた。自分がやっていたバンドのライブにも何度も来てくれたし、みんなで飲みに行ったこともあったし、2人で中野でご飯を食べながら何時間も話しこともあった。

当時住んでいた高円寺の4畳半しかないような自分の部屋に2人で雑魚寝したこともあるw
こんな狭い部屋に寝させて本当に申し訳ないと思った。でも、「泊めさせて貰えるだけで嬉しいから」と冗談でも「狭いね」とか傷つけるようなことは一切言わない。

智也くんの舞台も見に行ったことがある。中村梅雀さんが主演の舞台で見終わったあとに挨拶にも行った。終わったばかりで疲れてるのに、凄く丁寧に挨拶してくれて長居する僕に「じゃあそろそろ」と切り出そうともしない。

本当に優しいんだ。
今はLINEだがメールを使っていた当時でさえ、返信も凄く丁寧だし早い。そして絶対に智也くんで終わるような形で何度も送ってくる。

俳優さんだから、というフィルターなしでこんなに丁寧で優しい人は本当にいない。

舞台『えんとつ町のプペル』への出演を知りすぐに連絡

28歳でバンドをやめて社会人になり、人より遅れて会社員というものになった為、その環境についていくのに必死でなかなか会うことはできなくなっていた。

2019年に会社員を辞め、フリーランスになってまた慌ただしくなったが落ち着いたところでLINEのタイムラインに智也くんが舞台に出ることをしった。

それが『えんとつ町のプペル』である。
これはお笑いコンビ、キングコングの西野亮廣の原作の絵本で、甥っ子にこの絵本を買ってあげたのでどういう本かは知っている。

それに智也くんが出るのなら見たい!そう思って、「見に行きたい」とコンタクトを取った。
すぐに返信がきた。変わらない、今でも変わらないこの返信の早さに安心しつつ、23日に行くことにした。

8年ぶりの再開

僕がバンドを辞めてから一切会っていないので少なくとも8年ぶりぐらいの再開。それまではたまに「飲みに行こう」という話はしてたのだが、お互い予定が合わず会えていなかった。

だから久しぶりに会うのが楽しみだった。何より久しぶりに智也くんの役者としての姿が見れることにワクワクした。

場所は王子のベースモンスター。
驚いたのは入り口の装飾からスタッフの対応まで、すべてが世界観を作り上げていた。

何が凄いかって話をしだすと長くなるからこの話はまた後日書くね。

智也くんはアントニオという主人公プペルをいじめるグループのリーダー格の役だった。
相変わらず表情が豊かで見ていて幸せな気持ちになる。

なにより人の良さが出ている。いじめる役のリーダーに人の良さが出てちゃダメじゃんって思うかもしれないけど、それは舞台を見てほしい。ちゃんと役を全うしていてこれでいいのだ。

小さな舞台だがそれを感じさせない演出で、2時間の公演があっという間だった。

終わった後に客席に智也くんが出てきて久しぶりに話をした。
積もる話もあったけど、周りにお客さんもいっぱいいたし話せることは少なかった。

けど、それでもよかった。8年間の空白はなかったんじゃないかっていうぐらい、智也くんの性格は変わってなかった。
本当にいい人で、僕を安心させてくれる。

智也くんはどんなに売れても変わることはないだろう。売れて変わってしまう人、いっぱい見てきたけど、智也くんは変わらない。
だから安心するし、こんなに魅力的なんだと思う。

自分がどうありたいか、それは周りの人で決まる

人の魅力って改めてさまざまだよね。
カリスマ性にある人が魅力的だったり、頼りがいがある人、いつも周囲を笑わせてくれる人だったり。

智也くんは安心感を与えてくれるのが大きな魅力だと僕は思う。そしてそういう人と一緒にいると自分が素直になれるのだ。
カッコつけなくていいし、自然体でいられるから自分も人に優しくなれる。

いろんな魅力はあるけれども、僕は智也くんのような安心感を与えられるような魅力的な人を周りに増やしていきたいと思った。

そうすることで、自分は毎日が楽しく生きられる、そんな気がしている。


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