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【マーケット動向】為替(ドル円について)

《動向》

・円安が止まりません。現在時刻(0320 23:00)では1ドル151.7円で推移しています。元々ドル資産を持っていた方は、資産価値を防衛出来ていますが、ドルを持ってない方は資産が大幅に目減りしています。
 日銀がマイナス金利を解除したことで、材料でつくしとなりました。なお、今後利上げが見込めないと判断されたことから円が売られています。
 また、今朝方FOMCの結果が年3回の利下げ方針であったことから円高となり、一時1ドル150.3円となりました。その後150.9円まで円安へ戻っています。

為替は日米の金利差要因が主で変動します。日銀が利上げ政策を行うことや、米国経済が悪化し利下げに転じることで日米間の金利差が縮まり円高となり得ますが、今のところどちらもすぐに起こるイベントではなさそうです。もしかしたら為替は160円を超えてくるかもしれません。

《円安のメリットデメリットについて》

◯メリット

輸出企業の収益向上: 円安は、日本製品の海外での価格競争力を高め、輸出企業の収益向上に繋がります。現在日本株が上昇してる要因ですね。

海外からの投資促進: 日本の企業や不動産が外国人投資家にとって魅力的になり、海外からの投資が増えることが期待されます。これは日本経済に追加的な資金をもたらすことができます。

観光業の活性化: 円安は、海外からの観光客にとって日本旅行が安くなるため、観光業が活性化します。これは地方経済にも良い影響を及ぼします。

 外貨や日本株を持っていない人にとってはメリットないですよね。

◯デメリット

輸入品の価格上昇: 日本はエネルギー資源や食品など多くの輸入に依存しているため、円安によりこれらの価格が上昇します。これは日本人個人の生活コストを上昇させることになります。スーパーでも著しく値上がりしてますよね。これが円の価値が目減りしてると実感出来るポイントになります。

海外旅行の高コスト化: 海外旅行が高くつくようになります。外貨に対する円の価値が下がるため、海外での消費が割高に感じられるようになります。当面海外旅行は割高そうです。

輸入される資材のコスト増: 製造業者が輸入する資材や部品のコストが上がり、最終的な製品価格への影響も懸念されます。これは国内消費者にとってはネガティブな影響を及ぼす可能性があります。

・円安が日本人個人に与える影響は、その人が輸出関連企業に勤めているか、輸入品を多く消費するか、海外旅行を頻繁にするかなど、ライフスタイルによって大きく異なります。

《対策》

◯米ドル資産を少しずつ買うことが、円資産目減り対策に有効です。

◯海外の投資信託を買うことで実質的に海外資産を保有することが出来ます。つみたてNISAでs&p500や全世界株式を購入することも同様です。

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