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≪Vol.250≫1~10まで受け止められるかどうか~外国人と働く~

自分が親になると、親のありがたみがわかる。
なんてよく言われますが、その立場になってみないとわからないことが多いというのは、年々分かるようになってきました。

ちなみに僕は結婚もしておらず、子供もいないので、親になったことがある人ほど親の気持ちはわからないだろうと思います。

解決ではなく受け止められるか

さて、その差ってなんだろう。
って思ったときに「1~10まで受け止めるかどうか」
という事ではないかと思っています。
「1~10まで受け止める」ということであって、「1~10まで解決できる」ということではありません。

なぜそんなことを思うのか?というと、
多くの場合は「1~10まで受け止めている」という気持ちの人は多いけど、本当に困ったときや面倒なことが起こると、
・投げ出してしまったり
・見てみぬふりをしてしまったり
・誰かがきっと解決してくれるだろう(時間が解決してくれるだろう)

という感情になって、
イヤだなと感じてしまう2~3割ほどに向き合ってないことが実はあります。
そして、自分は気付いていないけど、その2~3割を覚悟を持った人が実は「受け止めて」、次の解決・改善への行動を起こしてくれて、気が付いたら何もなかったようなことになっていることもあります。

親って、なんですごいのか?というと、
多くの親がそれをやっているからなんだろうと思います。
「解決」ではなくて「受け止める」です。
(※解決出来たら100点ですが、解決できないことも世の中にはある)

仕事は出来る人、リーダーは受け止められる人

僕の話で言うと、仕事でしか語れることもないのですが、
自分は会社の創業社長なので、自分の仕事においては偉そうに言うつもりはないのですが、当然、会社の中では一番覚悟を持っています。
そして「1~10まで受け止める」という気持ちを持てていないと、良い方向には向いていかないこともたくさん体験しました。
ちなみに「解決/改善」はみんなで出来ることでもありますし、
みんなですべきこともあります。

仕事は「出来る人」がやった方がイイです。
ただ、リーダーは「受け止めることが出来る人」がやった方がイイです。

外国人とたくさん働いてきましたが、この部分は日本人も外国人も「同じ」です。見ているものは同じです。
「この人、仕事できるな」というのと、
「この人、受け止めてくれるな(逃げないな)」というのは、
全然違うベクトルで見ています。

「私は受け止めることができる」という人はリーダーが向いているし、
「私は仕事が出来るが、些細な面倒事を受け止めるのは苦手だ」という人はリーダーは向いていません。やめておいた方がイイです。
それが悪いわけではなくて、スキルを活かせるポジションに行けばいいことです。


「目を背けてしまうことが2~3割あるなぁ~」
と思う人は、急いで転職とか、起業とかしない方がイイです。
きっと、今は自分が気付いていない誰かにすごく支えられて、自分の成果が出ているはずです。
そして周りの人も必ずそれに気づいています。

今日は自分への戒めと、外国人と向き合うときにどんなことが大切なのか?というのを整理する回でした。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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