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≪Vol.121≫比較対象を持っている留学生はちょうどよいのか?

僕の仕事は日本に住む外国人留学生を組織して、
日本の対外国人向けの事業のサポートをしています。

仕事としては調査が多く、比較的シンプルなものも多いのですが、
その対象となる国籍は多岐に渡るため、僕の仕事としたら、
いわゆる「人事/採用」が仕事の中心となります。

ちなみにチェコ人を探しています。となると、
日本には500人くらいしかいなかったりします。
なかなか至難の業なのですが、なんだかんだとご縁があって一緒に仕事できるわけですが。(いつもありがとうございます)

良し悪しが比較できるかどうか

日本国内の話にするのですが、
例えば、僕は愛媛県人なのですが、

愛媛県人に「東京の渋谷をどう思いますか?」と質問するとして、
①東京に住んでいる愛媛県人に聞いてみる
②愛媛県に行ってみて、愛媛に住んでいる人に聞いてみる
③webでアンケートする/オンライン

など、手法は様々です。
今回はリアルな意見を聞くということで、一旦③は外して①②の場合を想定すると、

①は東京の中でに愛媛県人を探すのはなかなか難しかったりします。
探せばいるのですが、②の愛媛県に行けば全員OKとは違って、なかなか苦戦することもあります。
これは「人材/リクルート」の話なのですが、

次は「回答」の話をしたいのですが、
①と②とでは結構違ってくるのではないかと思います。
①は良くも悪くも、愛媛と東京を比較できる感覚を持って感想を述べられます。逆に言うとやや愛媛県人の意識が下がっていて、東京人になっている可能性があります。(僕もそうだと思います)

では②がいいか?というと、
②の場合は愛媛しか知らない。またはテレビで見た印象しかない。という場合が多くあります。日本人の話なので「渋谷を知らない」というケースは少ないのですが、質問によっては「知らない」「興味がない」というケースも多く、Yes か Noのデータしか取れない場合があります。

これが海外の話となると、結構そういうことがあって、

例えば僕が「チェコのプラハについてどう思いますか?」
と質問されたとしたら、

「。。。何もわからない」「地図のどこにあるのかもわからない」「クラシック音楽とか有名かな・・・」とか、
イイも悪いもそういうレベルに僕はない。ということになってしまいます。

そういう意味では、
日本に住んでいるチェコ人、または日本に住んだことがあるチェコ人という人の意見は参考になる可能性は高いのかなと思っています。


とはいえ、
僕がこの仕事をして8年くらい経ちますが、
世界の距離は近づいていて、もっともっと気軽に海外の声が届いたり、届けられたりするようになるのは間違いないと思っていますので、
僕の仕事としても、それを近づける仕事をしていきたいと思っているのですが、僕のその次の仕事としては「届けばいい、というわけではない」ということも念頭に置いておかないといけないと感じました。

本日も最後までありがとうございました!


いただいたサポートは、TOKYO GLOBAL LABという弊社の外国人留学生が日本のインバウンドの課題を解決するための活動に活用させていただき、皆様の役に立つ情報を提供いたします。よろしくお願いします。 https://tokyo-global-lab.com/