≪Vol.252≫世界の国々を日本の47都道府県に当てはめると~外国人と働く~
外国人集客をしていてよく感じるのは、
戦略を考えるときに、行ったことも・住んだこともない「外国」をイメージをするので、いまいちピントが合っていない戦略を立ててしまったりします。テレビとかのイメージで話したりするのですが、突拍子もないようなことを考えて、本当は現実離れしたことなのに的を得たような気になってしまうこともあります。
そんな時に参考としてよく話すのが、
「地方の日本人が渋谷にくる」のと
「海外の人が渋谷に来る」のは、
そんなにかけ離れているわけではないですよ。
と言います。
僕は、愛媛県出身ですが、
愛媛県人が東京へ観光に行くのと、
台湾人が東京へ観光に行くのは、
そんなに感覚的には違いはないと思っています。
アメリカは「東京」、では日本はどこの県?
そんなことはない!って思う人もいると思うのですが、
ココで考えたら面白いなぁと思ったのが、
「もし、世界50カ国くらい(OECD加盟38カ国+近隣国)を、日本の都道府県に置き換えたらどうなるか?」というイメージが持てたら、いろいろ自分がやっている事の現実味が持てるのではないかと思いました。
世界で考えると、どうしても遠い国の話になって、イメージが付かないし、あまりにもわからな過ぎて適当に想像するのですが、もし日本国内の話だったらかなりリアルに考えられます。
おそらく「東京=アメリカ」でしょう。
となると「大阪=中国」でしょうか。
では、日本はどのあたりなんでしょうか?
僕の感覚的には「東京、名古屋、大阪、京都、広島、福岡、仙台」(都道府県じゃないけど)といったゴールデンルート的な場所ではないように思います。
沖縄は「ハワイ、インドネシア、タイ」といったようなことでしょうし、
北海道は「オーストラリア」あたりではないでしょうか。
神奈川は「カナダ」くらいでしょうか。
では日本は「鹿児島、長崎」あたりでしょうか?
といったように一旦、観光目線が中心ですが、適当に当てはめてみるとします。
東京の人は何目的で地方へ行くのか?
この仮説があったとして、
では、「東京」の人は何をしに「鹿児島」へいくのでしょうか?
という問いが、「アメリカー日本」の関係という事になります。
「大阪」の人は何をしに「鹿児島」へ行くでしょうか?
が、「中国ー日本」の関係という事になります。
(※観光目線だと、ちょっと違うなぁという感じがしますが経済目線だとわかる感じはします)
といったように、
世界のことを日本に当てはめると、グンと身近に感じてきます。
日本の観光でも仕事でも、それに当てはめると、
「鹿児島→東京」へ就職へ行くことは多くありますが、
「東京→鹿児島」へ就職へ行く確率は下がります。
何か理由や目的あって、東京の人は「鹿児島の会社」へ行くのでしょう。
と想像できます。
上とか下とかの議論を入れ込んでしまうとややこしいので、それは違うベクトルとしてごちゃ混ぜに入れないで欲しいのですが、
実際に日本に来る外国人(観光客/働く人)について考えるときに、前述したようなことを想像すれば、日本へ来る理由をイメージしやすいと考えます。
また、日本の地方でもよくある話で、
「東京は遠いし、物価が高いから、福岡にしておきなさい!」っていう事が日本でもあると思います。
(※僕の出身の愛媛でも、東京は遠いから大阪までにしておきなさい、なんてことが実際にあります)
そう言ったことも実際は世界の国々でもあるということです。
日本へ留学しているアジア出身の子でも、本当は欧米がよかったけど、距離的にも経済的にも難しいから、日本に行く。
というケースもそれなりにあります。
誰か、世界の国々を日本の47都道府県に当てはめてみた。
というのを作って欲しいなと思いました。
結構勉強になると思います。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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