≪Vol.107≫自分の国がどう呼ばれるのか?

オリンピックが開幕しました。
いろいろありましたが、開幕しましたね。

開会式は注目されたと思いますが、
僕はいろんな国の外国人と仕事をしているので、
いろんな国の留学生が、いろんな思いをSNSでツイートしていました。

「台湾です」

政治的なことなので、気軽に書くようなことではないのですが、
オリンピックの開会式の入場行進では、
「台湾」「香港」はどの順番で、どう呼ばれるのか?
ということが、僕が思っている以上にその国の人たちは注目していました。

ニュースでも出ていましたが、
アナウンサーが「台湾です」と言った瞬間に、
台湾人のSNSは「台湾です!」と言われました!
という、投稿がかなり多く出ていました。

これはイイか悪いかは、それぞれ個人で判断するものなので、
僕が記述するようなことではないのですが、
「中国」と「台湾」・「香港」の位置づけが関係しています。
昨日今日の話ではないので、ニュースでもよく取り上げられることです。

日本に住んでいると、世界における日本という国について考えることはあまりないことですが、母国の在り方について常に意識している国々の人もたくさんいるのは確かです。

今、ここまで書いた内容だと、
「台湾」「香港」を国として表現しているわけですが、
「中国」の人にとっては、その表現は誤っている。
といわれる方もたくさんいます。
それは、僕がどちらが正しいとか、正しくないとか、言うようなことではないし、もし今のような仕事をしていなかったとしたら、気にすることもなかったように思います。

このオリンピックにおいて、そういう部分を僕は垣間見るわけですが、
多くの人はそうではないと思います。
メディアも有識者も、正解があるような話でもないし、非常にコメントしづらいので、ニュースとして取り扱うこともありません。
ニュースとして取り扱っても、「よくわからない」と思います。

この話は、
今回、日本と関係が深い、また隣国の話なのでピックアップしているのですが、世界中を見るとそういうことって結構あったりします。

これからいろんな国の人が日本に来たり、
日本の人が海外に行くことになるので、
「そんなの学校で習ってません」だけでは通用しない時代に向けて、
今までにやったことがない「気遣い」も学ばないといけないなと思いました。

世界を相手に戦う皆さん、一緒に頑張りましょう!

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